羊をめぐる冒険(上) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062749121

感想・レビュー・書評

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  • 羊はいつ探し始めるんだろーって思ってたら最後の最後にぎりぎりで出発した。
    僕には僕と同じようなタイプの人が集まる感じがするね。

    耳に惹かれるってなんか良い。

  • 久しぶりの村上春樹さん。10年以上前にノルウェイの森を読んで、衝撃的におもしろい!、というわけではなかったけど、余韻が長引いたのを覚えている。10年ぶりで手にとったこの本も同じ印象

  • 下巻まで読んだがめちゃくちゃ面白かった。
    青春三部作ということで前作の二つももちろん読んだが、今作は断トツで面白かった。正直、前作の二つは何が言いたいのかつかみ取りづらかったし、読んでいて退屈な瞬間もあったが、今作は全く退屈する場面がなく、登場人物のキャラの魅力や、「羊」という存在を軸に展開されていくユーモアな冒険話はとても引き込まれた。
    前作を読んで「ネズミ」のその後について気になってはいたが、一応ネズミの行く末の決着はついたのか。まだ実感はないが、何とも言い難い気持ちだ。
    村上春樹の作品は今作で5作品は超えていると思うが、人物の特徴や、独特のテンポ、そしてユーモアの共通点がある程度つかめてきて、自分の琴線によく触れるということを再確認できた作品だった。他にもまだ読んでいない名作はたくさんあるので、どんどん読破していこうと思う。
    ダンスダンスダンスに続くということだが、楽しみだ。

  • 突然得体の知れない大きなものに巻き込まれる所とか世界の終わりとハードボイルドワンダーランドの原点的な要素を感じた

  • 流されるようで主体性を持って飄々と生きている主人公が羨ましく思う。

    妻との別れ、耳が美しい女性との出会い、羊にまつわるミッション。とりとめもないようで引き込まれていく感じが心地よい。

    下巻の展開が楽しみ。

  • 村上春樹すごいなと改めて感じた

  • 38年ぶりの再読。
    自分が好きな村上春樹のダンス・ダンス・ダンスを読むために読み始める。

  • ・無口な男の子が、本がボロボロになるまで何回も繰り返して読んでいた『風の歌を聴け』。副店長をしていた私は、バイトの男の子とコミュニケーションを取りたいと思い、初めての分野に手を出すも失敗。最後まで読めなかった...。

    ・4,5年経った今、『羊をめぐる冒険』と『百年の孤独』を勧められて再挑戦!

    ・思いの外楽しく読めたような気がしました。たまに、昔の古い洋画を観てる気分になるけど...。地名が出てくる度、あ!日本人なんだ!って、脳が驚く。

    ・なんせ男の子は、若い頃からお酒と煙草を呑み、行きつけのバーがあって、車を持っていて、親友と呼べそうなのは1人いて、たくさんの女の子と寝たって言いたい生き物なんだと思いました。

    ・何故羊なのか気になる。

  • 羊三部作と言われているけれど、もしかしたら1973年のピンボールを抜かしているかもしれない。まぁいいや。今回これ読んだら遡ってまた読めると思うから。

    このところ、周りでなんとなく村上春樹祭り。
    それに合わせてと言うわけではないけれど、女のいない男たちに続いて読み始めた。
    昔ほど気負わなくなり、それでもちゃんとついていけている。下もすぐ読めそうだ。

  • 物語の流れや動きもあり結末も意味が解ればスッキリ。スイスイ読める。だいぶ陰鬱なものがテーマになっているが読後感は悪くない。情景描写がこの本から格段に上手くなってきていると感じた。

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著者プロフィール

1949年京都府生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。79年『風の歌を聴け』で「群像新人文学賞」を受賞し、デビュー。82年『羊をめぐる冒険』で、「野間文芸新人賞」受賞する。87年に刊行した『ノルウェイの森』が、累計1000万部超えのベストセラーとなる。海外でも高く評価され、06年「フランツ・カフカ賞」、09年「エルサレム賞」、11年「カタルーニャ国際賞」等を受賞する。その他長編作に、『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』『街とその不確かな壁』、短編小説集に、『神の子どもたちはみな踊る』『東京奇譚集』『一人称単数』、訳書に、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』『フラニーとズーイ』『ティファニーで朝食を』『バット・ビューティフル』等がある。

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