悪魔と詐欺師〈薬屋探偵妖綺談〉 (講談社文庫)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062754262

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ3作目。 今回もリベザル頑張ってます。 ミステリー+ファンタジー+成長物語、って感じでしょうか。 登場人物の会話が好き。 「過失を過失と認めていないならそれは経験として無価値だ。」P.88 言うね、秋。たまに秋の言葉に、ドキッとする。 「明日は明日の風が吹く」アタシも好きな言葉です。

  • 借り物。
    総和さんはもっと女性っぽい(中性?)顔やと思てました。

  • 薬屋探偵シリーズ第3巻。
    一見無関係な6つの事件。すべて解決したはずのこれらの事件の共通点とは何か。

    連作短編のような長編でした。無関係な事件に共通点が浮かび上がり、真相が明らかになるとすっきりします。でも結末は解りにくいかも……
    最終章は高遠&葉山が薬屋に協力を求める形でスタート。刑事さん達、今回は頑張ってます(笑)主に動くのは座木ですが、人見知りリベザルも頑張って捜査に参加。リベザルは今回も可愛いです。文字の練習をしたり秋の口車に乗せられてたり。リベザルと葉山が絡むとものすごく和みます。秋は今回表立っては動かず、意味深な別行動をしています。その意味も最後でしっかり明らかになります。ゼロイチは今日も大変そう(笑)ゼロイチは出番は少ないですが、表紙に出てくるだけの役割は果たしていました。あと、秋は黒髪より茶髪の方が似合うと思います。

  • やおい視点での感想を。

    この巻は事件についてよくわからないにも関わらず、シリーズ中で1番好きかもしれない。よくわかんないんだけど。ゼロイチと秋くんとのやり取りは、完全に萌えですよネ。

    リべくん成長の巻だったと思います。悩んで、アドバイスをもらって、勇気を出して一歩踏み出す。そういう前向きなひたむきさが、リべくんの良いところ。ぐりぐりしたーいv

    リベくんが秋くんに治療してもらってるとこで、リベザルが悩んでいるのを見抜いて、リベザルがちゃんとわかるようにアドバイスをする秋くん。リベザルが尊敬するわけがよくわかります。

    あと、もう師匠を信用しないと言ったリベくんに対し、反対言葉を放ち始める秋くんの言葉には、私もゾッとしました(笑)。

  • 薬屋シリーズ3巻。短編連作というらしい。そしてミステリーと言うには異色らしい。。。

    登場人物。秋、座木、リベザル、桜庭零一、
    高遠三次、御葉山、衒崎弥、車谷エリカ、道長円、双海由高、塙李和、
    新条正、根岸、五十嵐、高橋総和、三木有助、キング、中村浩、中村恒樹、ニジカワ、ヘラ、木村絵未、館端孝則、日下部、西本芳憲、岩川涼子、山野実、
    登場人物多過ぎ。全員が事細かに表されてるわけじゃなく説明だけの人もいるし、今回限りの人も、前回から出てる人もこれからも出てくる人も。

  • 前回よりも読みやすかったです。
    続きの巻が気になりました。
    最後、切なかったです。

  • しっかりと推理小説。

  • 総和さんのビジュアルが解る表紙。やっぱりイケメン。

    一瞬、短編集かと思ったら、最後のストーリーで一つの話になるのでした。
    そういや、オビに「共通性は」って書いてあったなと。

    私は最初の高遠さんの話が好きでした。
    むしろ高遠さんが好きと言うか。

    シャドウの意味も解ったし、でも秋の事は未だによく分からない。
    文庫から読み始めたので、まだまだだけど、結構面白いので先を読みたいです。
    伏線とかも色々あるみたいだしね。

    そしてごめん、またリザベルって読んでた(笑)
    正解はリベザル。

  • 京都にいる高遠刑事の目の前で毒死した外科医。総和さんの先輩である三木の飛び降り自殺。ヘラという名の生気と引き換えに夢を見せる妖怪が持ち込んできた、病院の患者が夢を見ないという相談。15年前の事件の犯人だった女子大生が殴殺された事件。そしてその他の事件も合わせて6件の事件が何らかで共通点を持っているという情報が高遠の元に入る。捜査を始めた高遠と葉山だったが行き詰まってしまい、座木に捜査を手伝ってくれるよう依頼することに。少しでも力になりたいリベザルは苦手な人付き合いを乗り越えて捜査に参加しようとする。

    苦手な人付き合いを頑張って克服しようとしているリベザルの姿には、とても好感が持てました。座木が心配してても、頑張って一人で耐え抜こうとするのがけなげなんだよ~。ホントにかわいいです、この子v秋は座木とリベザルの捜査もそっちのけで、一人で「ゆた」と呼ばれる男のところへ行っていますが、なぜこの人のところにいるかは後で明らかになります。バラバラの6つの事件が最後は1つにつながっていくのは読んでいてびっくりでした。共通点を暴いた高遠刑事は、秋のヒントがあったとしてもすごいですね。彼の過去もしだいにわかってきておもしろかったです。

  • 薬屋探偵妖綺談シリーズの第3弾。
    このシリーズは一冊目より二冊目、二冊目より三冊目とおもしろくなってる気がします。つまり、今までで一番おもしろかった。
    キャラ読みしてますが何か?!っていうシリーズでもあります。リベザルが超絶かわいい。
    あと、高遠と葉山が勝手に笹塚と石垣((c)脳噛ネウロ)に勝手に変換されるんですが…何故。すみません、他の作品ですがなんかね。

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著者プロフィール

茨城県出身。芝浦工業大学工学部機械工学科卒業。1999年『銀の檻を溶かして』で第11回メフィスト賞を受賞しデビュー。著作に、デビュー作を始めとする「薬屋探偵」シリーズ、「ドルチェ・ヴィスタ」シリーズ、「フェンネル大陸」シリーズ(以上、講談社)などがある。2019年5月に「うちの執事が言うことには」が映画化された。

「2023年 『雨宮兄弟の骨董事件簿 2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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