新装版 カディスの赤い星(下) (講談社文庫)

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  • 講談社
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感想 : 34
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  • Amazon.co.jp ・本 (544ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062756419

感想・レビュー・書評

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  • 読んでいて少し長さが気になった‥‥夢中になりきれていなかったんだと思う。

  • ただの、PRマンの仕事じゃない。
    外国のテロ組織に乗り込むなんていくらマージンもらえばやるんだよ!って話。普通の経費じゃ済まないよ。
    ブラックすぎて笑えた。
    後半の怒涛のネタバレのオンパレード。
    世間狭すぎ。近場だけでやりすぎ。

  • スペインと日本を舞台にスピードかんあるストリーが展開される 上下2巻の長編ですが長さを感じない

  • そんなに何度も同じようなピンチに見舞われるなんて…と思わずにはいられなかったけど、通信手段が発達していない時代のミステリーはやっぱりおもしろい。

  • スペインと日本をギター一本が結ぶ、壮大なハードボイルド。
    まず細かさに驚く。スペインはヨーロッパの中ではイスラム教の影響が色濃く残る異質な国だというのが、現代に生きるわたしのイメージだった。だが自由の国として歩むようになったのはつい最近だと知ったときのまず、歴史的な面白み。そして日本からスペインへ移動してから無茶苦茶とまで言えるような主人公がぶち当たる壁の冒険性。そこにハードボイルドには欠かせない美女もからんで…。大人な雰囲気もしっかりとあるというか、冒険性の多少のルパン的な子供っぽさとそのほかの大人の雰囲気が絶妙にミックスされているのだ。
    特に後半、スペインへ行ってからの物語の終息までの展開が怒涛。スペイン中を飛び回り読者は本書を読むだけでスペインを多少なりとも知ることが出来る描写も楽しめる。
    ただ、なんていうか大人の小説なのだ。盛り上がり方も冒険性を通して子供っぽさがあるのだが、逢坂さんの文章がダンディ。
    北森鴻は楽しめるけどこれを楽しむにはまだ年齢が足りないのかな、と思ってしまった。

著者プロフィール

逢坂剛
一九四三年、東京生まれ。八〇年「暗殺者グラナダに死す」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。八六年に刊行した『カディスの赤い星』で直木賞、日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞をトリプル受賞。二〇一三年に日本ミステリー文学大賞、一五年には『平蔵狩り』で吉川英治文学賞を受賞。「百舌」シリーズや「長谷川平蔵」シリーズなど著作多数。

「2022年 『最果ての決闘者』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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