ひとは情熱がなければ生きていけない(勇気凜凜ルリの色) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 33
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062756914

感想・レビュー・書評

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  • 個人的な内容のエッセイ集。
    浅田次郎の前半生やリフレッシュ方法などについて書かれている。

  • 3.2

  • 情熱を持つことの大切さを、著者のウィットな言い回しで伝えてくれます。
    「訓練は誰にも等しく厳しいものであるが、苦痛を苦痛とのみ感ずる人間と、苦痛の中に歓喜や矜持を見出す人間とが明らかにいる」(P26)、「軍隊は、死なない、落ちこぼれない、脱落しないことが重視される底上げの教育。一方、一般社会の教育というのは、突出して優秀な人物をつくろうとする、引っ張り上げる教育」(P179)、印象に残る一節でした。

  • 浅田次郎という作家が好きで読んでみたんやけど、作風とはかけ離れた人物像が逆に新鮮やった。
    自分を理解して、自分を使い分けることができる人間やったら、小説家でなくても、世をうまく渡っていくんやろな。

    ただ、自衛隊の話とか三島由紀夫の話とかは、若干押し付け感があった(笑)

  • 浅田次郎が好きでもっと尊敬したいと思って読んだのに、こんなにひょうきんな人だったのかと驚いた。書くより話すのが得意、自衛隊で活躍、アパレル起業で成功、文学では20年間苦労、ラスベガスで散財…。笑けました。

  • 浅田さんの勇気凛凛ルリの色が好きで、今回も手にとりました。ひとつひとつは短いのに、ハッとさせられる言葉に必ず出会うのがすごいなぁ。と思っています。

  • 出張帰りの飛行機の中で読了。
    作者の小説家としての成功後のエッセイ。
    今度、三島由紀夫を読み返してみよう。

  • Kodama's review
    ただただ題名に目が引かれ、本屋さんで手にした一冊ですが、想像していた趣とは異なっていました(笑)。が、とっても楽しく読めました。浅田次郎さんの人となりがわかる一冊でした。(11.04.08)
    お勧め度
    ★★★☆☆

  • 浅田次郎の小説は面白いのだが......、このエッセイは金払って買った本で自慢話を読まされた感じ。いや、いいことも沢山書いてあるんだけど、ちょっとソリが合わなかったな。

  • 浅田さんのお説教…と言ったら少し御幣があるかもしれませんが、これを読むと背筋がピンと伸びる気がします。

著者プロフィール

1951年東京生まれ。1995年『地下鉄に乗って』で「吉川英治文学新人賞」、97年『鉄道員』で「直木賞」を受賞。2000年『壬生義士伝』で「柴田錬三郎賞」、06年『お腹召しませ』で「中央公論文芸賞」「司馬遼太郎賞」、08年『中原の虹』で「吉川英治文学賞」、10年『終わらざる夏』で「毎日出版文化賞」を受賞する。16年『帰郷』で「大佛次郎賞」、19年「菊池寛賞」を受賞。15年「紫綬褒章」を受章する。その他、「蒼穹の昴」シリーズと人気作を発表する。

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