ひとは情熱がなければ生きていけない(勇気凜凜ルリの色) (講談社文庫)
- 講談社 (2007年4月13日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062756914
感想・レビュー・書評
-
個人的な内容のエッセイ集。
浅田次郎の前半生やリフレッシュ方法などについて書かれている。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
3.2
-
情熱を持つことの大切さを、著者のウィットな言い回しで伝えてくれます。
「訓練は誰にも等しく厳しいものであるが、苦痛を苦痛とのみ感ずる人間と、苦痛の中に歓喜や矜持を見出す人間とが明らかにいる」(P26)、「軍隊は、死なない、落ちこぼれない、脱落しないことが重視される底上げの教育。一方、一般社会の教育というのは、突出して優秀な人物をつくろうとする、引っ張り上げる教育」(P179)、印象に残る一節でした。 -
浅田次郎という作家が好きで読んでみたんやけど、作風とはかけ離れた人物像が逆に新鮮やった。
自分を理解して、自分を使い分けることができる人間やったら、小説家でなくても、世をうまく渡っていくんやろな。
ただ、自衛隊の話とか三島由紀夫の話とかは、若干押し付け感があった(笑) -
浅田さんの勇気凛凛ルリの色が好きで、今回も手にとりました。ひとつひとつは短いのに、ハッとさせられる言葉に必ず出会うのがすごいなぁ。と思っています。
-
出張帰りの飛行機の中で読了。
作者の小説家としての成功後のエッセイ。
今度、三島由紀夫を読み返してみよう。 -
Kodama's review
ただただ題名に目が引かれ、本屋さんで手にした一冊ですが、想像していた趣とは異なっていました(笑)。が、とっても楽しく読めました。浅田次郎さんの人となりがわかる一冊でした。(11.04.08)
お勧め度
★★★☆☆ -
浅田次郎の小説は面白いのだが......、このエッセイは金払って買った本で自慢話を読まされた感じ。いや、いいことも沢山書いてあるんだけど、ちょっとソリが合わなかったな。
-
浅田さんのお説教…と言ったら少し御幣があるかもしれませんが、これを読むと背筋がピンと伸びる気がします。