白兎が歌った蜃気楼(薬屋探偵妖綺談) (講談社文庫)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (560ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062757171

感想・レビュー・書評

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  • やおい視点での感想を。

    冒頭のサブレが美味しそう。私、お菓子が美味しそうって感想ばっか持ってるな……。美味しそうなんだもん! リべくんが作った自称(?)「雪だるまサブレ」を独創的な形をした味見用だと勘違いして食べてしまった秋くんにリべくんが怒るんだけど、「美味しかったよ、ごちそうさま」と頭をポンとされて、ご機嫌になっちゃうリべくんがとてもかわいい。純粋ですなあ。良い子です。

    リべくんが狙われた(?)ということで、秋くんが「守ってやる」と言ったところはですね、思わずにやっとしてしまいましたよ……。事情はいろいろあるんだけど、それはともかく。銭湯の湯上りのときに、コーヒー牛乳を買ってあげるとことか、すごく微笑ましい。そのコーヒー牛乳を、嬉しさのあまり強く押しすぎて(パックだから)、頭からかぶっちゃうとことか! リべくんが「殺されるかもしれないって思ったのに」って言った時に、秋くんが「馬鹿者。そんな簡単に約束を反故にはしない」(略してます)って言って、その言葉に対してリべくんがとても嬉しそうにするとこなんかは、私もほっこりしてしまいました~v

  • 秋の一言一言がやけに響いた1冊でした。
    秋の冷涼な雰囲気を感じたような気がしました。読んでいて、ひやりとするというか。
    物語は二つの道筋でつづられていきます。高遠さんの道筋と総和さんたちの道筋。
    秋の昔馴染みのお姉さんたちも出てきて、面白かったです。そしてリベザルはかわいい。

  • 薬屋シリーズ6巻。

    登場人物。秋、座木、リベザル、
    高橋総和、木鈴直也、雪浜虎徹、
    雪浜兼定、雪浜菊丸、雪浜松善、雪浜竹久、雪浜千佳里、鈴代硅、
    伊川小町、斯波梓、神武市部、
    高遠三次、御真鶴、御葉山、

    秋の関わった事件と、高遠さんの事件、共通していたのは座敷童子。

  • 2006.12.4 図書館本

  • 家に取り憑いた何かを祓う依頼を受け、座木をにわか霊媒師に仕立て、現地に向かった薬屋探偵一行。

    セキュリティーに守られた山中の大邸宅は不穏な空気に包まれ・・・。

    枯れ井戸の出火を口火に一族に容赦ない惨劇が巻き起こる!!


    「何故、どうして人間を殺してはいけないの?」


    あなたはこの問いにどう答えますか?

  • シリーズ第六巻
    直哉さんが天然記念物並みの可愛い人だと思う・・・。

  • 薬屋探偵シリーズの文庫版。
    私は文庫版じゃない方でほぼ全部読みましたが、この話は何だか切なくなりました。
    メインのデコボコな三人組が良いです。

  • 4/26 ちょっとだけ追加された秋の台詞、如何ということはないけど好きです。この二人好きなので表紙嬉しかった。

  • 真冬の雪浜家。屋敷内の不穏な空気に、依頼を受けて訪れた、深山木秋、座木、リベザルが見たものは?
    涸井戸の出火が口火となり、雪浜家の人間に次々と襲いかかる殺意。しかし秋には、殺意の目的が見えてこない。村人が信じる“座敷童子伝説”は、フェイクなのか?手がかりか?

    話の展開は暗いんですけど、その端々にある優しさに救われます。
    秋さんが“ひよこ”を励ますシーンや、秋さんの『色』についての話が、ものすごく印象的に残ってます。
    それから、コーヒー牛乳が飲みたくなり、バスケがしたくなりました。
    あっ、それと、家事が得意な座さんの弱点が判明します(笑)
    この巻、私の好きな順位で上位にいます。

著者プロフィール

茨城県出身。芝浦工業大学工学部機械工学科卒業。1999年『銀の檻を溶かして』で第11回メフィスト賞を受賞しデビュー。著作に、デビュー作を始めとする「薬屋探偵」シリーズ、「ドルチェ・ヴィスタ」シリーズ、「フェンネル大陸」シリーズ(以上、講談社)などがある。2019年5月に「うちの執事が言うことには」が映画化された。

「2023年 『雨宮兄弟の骨董事件簿 2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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