- Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062759359
作品紹介・あらすじ
奥山に紅葉踏み分け鳴く鹿の声聞くときぞ秋は悲しき――百人一首にも登場する伝説の歌人、猿丸大夫が詠んだ歌に秘められた謎。そして“いろは歌”に隠された1000年の暗号とは? 友人の不可解な死に遭遇した、後の民俗学の巨人・折口信夫の若き日の推理が、歴史の深い闇をあぶりだす。江戸川乱歩賞受賞の永遠の傑作! (講談社文庫)
感想・レビュー・書評
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いろは歌の奥深さに驚かされました。一つの歌にいろんな意味・仕掛けを込めていた昔の歌人の頭の中を見てみたい。
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江戸川乱歩賞の中でも特に傑作ときいて。
柿本人麻呂の言い伝えを解く折口信夫。古典と和歌とパズルの切り口は、正面から切り開く正統派ミステリだった。
3分の2は信夫視点だったけど、現代から夢として信夫をトレースする主人公は不要だったのでは。
その構図がしっくりこないので星マイナス1。 -
古文、日本史に興味がある人は始めの百ページをちょっとレクチャーと思って我慢(^^) 読み進むと、おー!凄い世界へ。
最後まで引き込まれてしまいました。 -
納得できる所と??な所が半々くらい?
高校の古典で最初からつまづいた私には、
説明が小難しくて理解しづらいところもあったけど、
百人一首やいろは歌の謎はやはり心踊ります。
後半くらいで事件が起こりますが、最初に事件ありきで
話が展開して行く方が、入りやすい気がしました。 -
占星術殺人事件と比較するために読む。
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タイムトラベル専門書店の店長である藤岡みなみさんにお勧めしていただいた一冊。
分野的に疎いところもあり、読書スピードは上がりませんでしたが、逆になかなか濃密な読書時間になりました。 -
乱歩賞作品。私に合わなかったかなぁ。