- Amazon.co.jp ・本 (470ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062762984
感想・レビュー・書評
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同著者の本の中では短編集のため軽く感じる。が、ひとつひとつは生々しく面白い。
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初めて経済小説を読んだが、知識がそれほどなくても楽しめた。
カラウリ屋が良かった。 -
卒業旅行の帰りにアブダビから、成田間で読んだ。
あまりビジネス小説は読まないタイプなのだが、友達の勧めで読んでみた。
この本は、四つの話から形成されており、中でも、四つ目の和歌山の旅館再生の帰りが面白かった。
登場人物の名前や会社の名前も、現実にある名前を彷彿させるものばかりで、とてもリアリティがあって、読み応えがあった。
これから、ビジネス小説を読むきっかけになる一冊である。 -
正直、勉強になり物語的にも面白かったのは序盤の「カラ売り屋」と「村おこし屋」の2作品だけかな。
以降は読んでいるうちにマンネリ化して飽きてくる印象を持った。 -
※これから読みます
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短編集。
短編ながら一話一話、結構読み応えがあり面白かった。特に個人的には「再生屋(再建屋だっけな?)」が好き。これ、短編でなくそのまま長編としてもいいのかなとは思う。
が、あとがきには「カラ売り屋」とか「エマージング屋」は実体験に基づいてつくられ、「再生屋」「村おこし屋」は取材によってできたんだろうってなことが書かれていた。確かに著者の経歴等から見ればそうなのだろう。先2つはその現場からの雰囲気がかもし出されているとのことだが、そうだとしても(取材ベースだとしても)純粋に「再生屋(再建屋)」は好きな話 -
2010年73冊目
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元金融マンらしく
描写がかなり細かく書かれている作品。
なかなか面白かったかな?
短編ではなくて長編で読みたいと思う作品集でした
なかでも「再生屋」が面白かったな
出版社/著者からの内容紹介
日本経済の闇に蠢く怪しい奴ら
カラ売り専業ファンド、村おこし詐欺師、途上国専門屋、破綻企業サルベージ屋……道を踏み外した男たちが起死回生の大勝負に出た!
ベストセラー『巨大投資銀行』の作者が切り開いた新境地。
社畜野郎が……。
北川はどぶ鼠色のスーツを着た男のがっしりした背中を睨みつけた。
ああいう知性も、志も、道徳観もない奴らが、コーポレート・ガバナンスを破壊するんだ。
インタビュー記事
http://cobs.jp/pb/2007/03/07/13/ -
-西はヒューレット・パッカードのHP12C関数電卓を叩く。電卓の中に、オプション料を計算するブラック・ショールズ・モデル組み込まれている-
中編4編がおさめられているが、うち、「エマージング屋」が群を抜いていい。爽快!「取材もの」ではないリアルビジネスの風が感じられる。引用した一文など、金融マンのプライドや苦労、経験がなければ描写にメーカー名や商品名は入れないでしょ。仕事の相棒となる道具だったからこその愛着が感じられます。金融業界を疑似体験するのに最高!