- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062764445
作品紹介・あらすじ
少女の遺体が住宅街で発見された。捜査上に浮かんだ平凡な家族。一体どんな悪夢が彼等を狂わせたのか。「この家には、隠されている真実がある。それはこの家の中で、彼等自身の手によって明かされなければならない」。刑事・加賀恭一郎の謎めいた言葉の意味は?家族のあり方を問う直木賞受賞後第一作。
感想・レビュー・書評
-
ああ、これはまずいッ
涙腺が緩むとは〜(><)
『あなたが誰かを殺した』が面白かったので、同じ加賀恭一郎シリーズのずっと気になっていたこの作品を選んだ
良かった、上手いよなあ。。。
低姿勢でありながら、犯人宅をじわじわと追い詰めていく加賀
そして追い詰められていく犯人宅の切羽詰まった様子が手に取るように同時に描かれていて面白い
家族を守る為警察の目を誤魔化そうとあれこれ必死に考えた作戦が凄い、というか酷い
しかし真犯人が明るみになった後明かされた事実の方がもっと残酷だった!
とても切ない
涙腺が緩んだ
そして加賀自身の事情
それを知った時、さらに緩んだ(><)
二回に分けて来たか
「どういう風に死を迎えるかは、どう生きてきたかによって決まる。全てその人の生き様」
深い言葉だなあ
良い話だった
いつか再読しよう
加賀恭一郎シリーズ、面白い -
東野圭吾さんの18年前の作品。
加賀シリーズの7作品目にあたるとのこと。昨年「あなたが誰かを殺した」が書店に並び、加賀シリーズを読んでみようと思い至り順番を検索した際に、こちらの「赤い指」から読むのをおすすめしているサイトを多く見たのでそこに従いこちらの作品から順を追って読んでみる事に。
読んでいる最中にだいぶ昔にドラマで観た作品だと思い出す。
しかし例の如く殆どを忘れている。
認知症の話等も絡む物語というのも相まって自分の記憶力の薄さも物語と結びつきを持つような感じになってしまった。
テーマは「親子愛」、親と子のその間柄限定の共有している思い出と慈しみと愛情が絡み合う物語。
物語としてはスマートで読み易く、しかしそれ以外で考えさせられる事が多い作品だった。
自分が年を重ねていけば、当然親も年を重ねていく。その中で根本にある愛だけはしっかりと育み続けなければならない。例え仕事やら余裕やら優先的都合やらで自分に出きることや共有する時間や機会が少なくなろうと、その根本にある愛情だけはしっかりと持ち続けようと思う。
そう投げ掛けられる様な作品だった。
次の「新参者」「麒麟の翼」連続して読んでみよう。 -
-
私もこの作品かなり前に読みました。
どんな本だったか???
全然覚えていないです。
東野圭吾先生、加賀シリーズ、一番最初から読...私もこの作品かなり前に読みました。
どんな本だったか???
全然覚えていないです。
東野圭吾先生、加賀シリーズ、一番最初から読んでみても面白いかもしれませんねo(^▽^)o
私も再読したいなぁ。2024/04/17 -
K村さん
コメントありがとうございます♪
さらっとしたミステリーかなと思って読んでたんで不意うちでした!やられましたー!
今まで加賀シリ...K村さん
コメントありがとうございます♪
さらっとしたミステリーかなと思って読んでたんで不意うちでした!やられましたー!
今まで加賀シリーズと意識せずに読んでた作品が多くて、改めて順番に読むと面白いです!2024/04/17 -
bmakiさん
私もすっかり忘れてました
忘れ具合にビックリしてます笑
読みましょ読みましょ♪
最初の作品は加賀氏が若くて
時代を感じま...bmakiさん
私もすっかり忘れてました
忘れ具合にビックリしてます笑
読みましょ読みましょ♪
最初の作品は加賀氏が若くて
時代を感じました(^^)2024/04/17
-
-
東野圭吾
加賀恭一郎シリーズの中でも
特にオススメということで
手に取ってみました。
ヒボさん、ありがとうございました。
ミステリーというよりも、現代において
よくあるような社会の問題や
親子の愛をテーマに重きを置いてるような作品と思いました。
引きこもりの息子を抱えた家族の問題や
認知症などが大変だったりする親の介護についての問題なども、殺人事件と深く関わっているストーリー
「この家に隠されている真実は彼らの手で解かれなければならないー」
諭すように事件を解決していく、優しさある加賀刑事が、ほんとうに素晴らしい…!
隠そうとする歪んだ思惑を持つ家族と、加賀刑事が真相を自白させようとする
駆け引きに、胸が詰まるような思いで読みました。
読み始めからずっと暗くて嫌な気持ちになってそして悲しすぎるような展開になっていっても、でも最後には少しホッとできてよかったですね…
私の実父も将棋が大好きで、一人で暮らしてるんですけれど、高齢になってきてますからかなり心配なんですが、頑張っていて凄いなぁと思ってるんです…
それで加賀刑事と元刑事である父親の間にある、深い悲しみと愛情やその絆の秘密が
わかる最後のシーンには特に、何とも切ない気持ちがして胸に迫ってきたりしました…
ドラマ化もされているようですが、残念ながら観てなかったんです。
でも観てないけれど、阿部寛の加賀恭一郎役が、ちゃんと想像できて彼の姿を重ねて読めてました〜(笑)
ある平凡な一つの家庭に起こった事件と
歪んだ思惑からの悲劇…
嫌な気持ちになったりするような内容でしたが、読みやすくって、ラストもよかったですね…
真の親の愛についてや、その絆…。
しみじみと、考えさせられたりしました。
素晴らしい作品でした
-
このチーニャさんとのやりとりに気がつくaoiさんにさんがすごい!!
aoiさん、娘さんだけじゃないんですね〜
シンケンジャーだと、うちの子...このチーニャさんとのやりとりに気がつくaoiさんにさんがすごい!!
aoiさん、娘さんだけじゃないんですね〜
シンケンジャーだと、うちの子と同世代ですね。
我が子は今高3です。
きっと、aoiさんが、惚れちゃったんですね(^^)
とーりファンが多かったんですよね。
シンケンジャーも名作ですよね。
最初から嘘をついてることがわかるしかけになっていて、それが最後の方にわかるという、サスペンス感がすごいんですよね。
烈火大斬刀っていうわ大きな刀があって、
それを段ボールで作って、よく遊んでました!
懐かしい…
2024/05/20 -
aoiさん、こんばんは~♪
ねぇ〜、ずうっと気になってましたよね〜
赤と黄色のおふたりは…絶対、もっと
気になってるだろうと思ってましたよ...aoiさん、こんばんは~♪
ねぇ〜、ずうっと気になってましたよね〜
赤と黄色のおふたりは…絶対、もっと
気になってるだろうと思ってましたよ〜(笑)
Manideさん、
…それで私から、きいてみました、答え合わせ♪
2024/05/20 -
赤い指という名作のコメント欄で、
ほんと、すみません…
今度、クオリティーを高くして、
aoiさんが好きであろう、、、
シンケンジャーに変...赤い指という名作のコメント欄で、
ほんと、すみません…
今度、クオリティーを高くして、
aoiさんが好きであろう、、、
シンケンジャーに変えます(笑)2024/05/21
-
-
加賀の鋭い観察眼、加害者の家族にぎりぎりまで与える温情に胸を打たれた。隠された真実は、この家の中で彼等自身によって明かされなければいけない、このセリフの意味にぐっとくる。このような刑事さんばかりだったらどんなにいいか。
本当に馬鹿餓鬼、どうしようもなく甘い母親、軸のない父親には驚きであった。この前原家に欠けているものは、真実を見るということではないか。と、言っている自分も人に物申せる人間では決してない。だからかな、平凡な家庭など、この世にひとつもない、帯の言葉がとても身に沁みた。
ちりんちりんと、杖の鈴が鳴り、晴恵は足を踏み出す。
年老いた母の丸い背中は小刻みに震えていた。
ここ、とても心動かされた場面です。心のダム決壊というか。この晴恵の姿が自分の父親と重なった。ある時は家族の確執も、幸せな穏やかな時間もあって、全て背負った老いた背中にどうにもやるせなくなる。あんなに嫌がっていた杖、最近は欠かせなくなって。家族というのは一番身近で、分かり合えれば一番いいのですが、時には、一筋灘ではいかないこともあって。
嫌な感情だけで終わらせず、家族の情に触れるというバランスにほろりとさせられました。加賀親子の隠された繋がりで、更に情に訴えかけられ、とても感動しました。
スピーディな展開、丁度良い長さ。加賀恭一郎シリーズ、少しずつでも読んでいきたいです。-
kazekaoruさん、こんばんは。
赤い指いい作品ですよね〜
私も加賀シリーズの中でも好きな作品です。
人形町駅を6年使っていたことが...kazekaoruさん、こんばんは。
赤い指いい作品ですよね〜
私も加賀シリーズの中でも好きな作品です。
人形町駅を6年使っていたことがあって、
付近を通るたびに加賀が頭をよぎっていました。
かっこいいですよね〜( ^ω^ )
日本橋を渡る時も、いつも加賀を思い出します。2023/06/13 -
Manideさん、おはようございます。
タイトルからとても気になっていた作品でした。
クールで温情ある加賀がカッコよく、胸に響いた感...Manideさん、おはようございます。
タイトルからとても気になっていた作品でした。
クールで温情ある加賀がカッコよく、胸に響いた感動ものでした。
どうしてもずっと阿部さんが目に浮かんでいました。
サスペンスそうろうではなく、事件と人情そのバランスが私にはぴったりでした。
コメントありがとうございました(^―^)2023/06/15
-
-
加賀恭一郎シリーズ第7弾。
今日今現在、私にとってはシリーズの中で1番の作品。
サスペンスでありながらもヒューマンドラマの要素が強かった印象。
家族の在り方、親子の在り方、今となっては父親であり息子でもある私自身が、もしも本作のストーリーのそれぞれの立場だったなら…。そう考えると非常に感慨深いものがあった。-
akodamさん
赤い指、いいですよね。
私も加賀恭一郎シリーズの中で1番好きな作品です。
akodamさんの感想みながら、もう一...akodamさん
赤い指、いいですよね。
私も加賀恭一郎シリーズの中で1番好きな作品です。
akodamさんの感想みながら、もう一度読もう!と思いました。
私が最初に読んだのは2015年でしたが、
既に「加賀恭一郎」=「阿部寛」でした。
ドラマや映画に全く触れずに、この本を読んだ人が、加賀恭一郎がどんな人物イメージとなるかは、とても興味深いところです。2022/07/10 -
Manideさん、こんにちは。
コメントいただき嬉しいです。
加賀恭一郎シリーズの中でも赤い指、良いですよね!
恭一郎の感情が絶妙に描かれて...Manideさん、こんにちは。
コメントいただき嬉しいです。
加賀恭一郎シリーズの中でも赤い指、良いですよね!
恭一郎の感情が絶妙に描かれていて、昭夫の良心に問いかけるシーンなど今でも覚えています。
私は加賀恭一郎シリーズを読破した後映画を観たため、初めて観た時は違和感とショックを受けました。
(とは言えイメージ出来る俳優さんは居ないのですが…)
好きな物語だからこそイメージを壊してほしくはないと言う気持ちを強く持った初めての作品でもありました。
ガリレオシリーズは逆に映像から入ったので「福山雅治」以外考えられず…やはりイメージって大事ですよね。
今後ともよろしくお願いします^ ^2022/07/10 -
そうなんですね〜
聞いてみたいことが聞けて嬉しい反面、
絶対、阿部寛だと思ってましたので、びっくりしてます(笑)
映像の力、恐ろしいですね。...そうなんですね〜
聞いてみたいことが聞けて嬉しい反面、
絶対、阿部寛だと思ってましたので、びっくりしてます(笑)
映像の力、恐ろしいですね。
人の考えを聞けるのは面白いですね。
楽しいお話が聞けてよかったです。
また、勝手にコメントさせてもらいますね ^_^2022/07/10
-
-
とても良かった。
新参者で登場した加賀恭一郎刑事のシリーズのようです。
今回は普通の家庭で起きた悲劇から家族とは何か、親子とは何かということを考えさせられる作品です。
いつもながら伏線回収と結末は見事!
オススメです♪ -
私の母は認知症で現在施設に入っています。父が他界して数ヶ月後に認知症を発症しました。父の死のショックが癒えぬ中、母の症状が出たので、ダブルパンチを食らった感覚です。父の死をどういう形で妻である母は受け入れたのか、もしくは上手く受け入れることが出来なかった結果、精神的ショックから認知症を患ったのかはわかりません。ただ、長年連れ添ったパートナーの死は当人にしかわからない辛く深い傷となるのだと自身の親を見て感じていました。
本作、何か私のその当時の父母への思いを蘇らすような、何か身近な印象を与える作品でした。殺人事件自体に身近な印象はありません。あと、たまたま前原昭夫と私は同い年。
親子の関係性、子育て、認知症、介護といった社会的問題を、加賀親子の関係性も交えて問う作品内容であると感じました。300ページと短い中で、無駄なくそのメッセージ性が凝縮されていると思いました。
加賀恭一郎シリーズがとても好きです。この後も読み漁っていきます。
-
「しっかり、加賀君のやり方を見ておくんだぞ。おまえはこれから、すごい状況に立ち会うことになるからな。」加賀刑事の慧眼ぶりに心が沸き立ってしまいます。これから何が起こるのかと。
東野圭吾さんのミステリーはとても読みやすく、すいすい頭に入ってきます。少しずつ、でも確実に真相へと近づいていく。鮮やかに場面の推移が浮かんでくる。
その間の心理の読み合いは見ごたえがあり、相手の遥か上を行っているのも面白いです。得られる深い人間への洞察はミステリーならでは。
しびれるやりとりに、あっという間に読了してしまいました。 -
加賀恭一郎シリーズ。
表向きは平穏そうな家庭でも、それぞれに悩みや問題がある。
その中のひとつ家庭の物語。
殺人事件に絡み明かされる複雑な家族の肖像。
その結末はやはり…
「彼ら自身の手によって明かされなければならない」
この言葉に尽きると思いました。
この家庭には本当に胸糞感しかなかったけど、最後には…。
ラストは加賀自身の家族の事も。
これには心打たれました。
優しい返信 (変身って変換されそうだった!)
ありがとうございます。
書籍管理人の娘さん、素敵 ☆彡
優しい返信 (変身って変換されそうだった!)
ありがとうございます。
書籍管理人の娘さん、素敵 ☆彡
そう言えば、東野圭吾の小説にも『変身』あり...
そう言えば、東野圭吾の小説にも『変身』ありましたね(^.^)
素晴らしい!♡!♡!
ハッピーさん、センス抜群 ☆彡
素晴らしい!♡!♡!
ハッピーさん、センス抜群 ☆彡