死美人辻馬車 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 49
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062766616

感想・レビュー・書評

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  • 霧が渦巻く近代ロンドンの怪奇譚。
    当時が舞台のSFやら史実やらをモチーフに、ロンドンが描かれています。
    最後に自己解説として、各モチーフの説明がされていますが、とても面白く興味深い。

    ただ、官能シーンも多いので、流石に出先では読めなかった…

  • なんだか読み終わるのがもったいない気にさせてくれる

  • 最初の密月旅行が、本を手に取った時に想像していたイメージとかなり離れていたので読みながら驚きました。
    正直、密月旅行はあまり好きな感じではなかったのでちょっとしょげかえりながら読み進めていたのですが、続きの他のお話はどれも面白くって、満足でした。
    特に鏡迷宮と表題作の死美人辻馬車が好きです。
    解説もとても面白かったです。

  • 子どもの頃に図書館でわくわく読んだ感じを思い出した。ヴィクトリア朝を舞台にした作品。

  • ヴィクトリア朝が舞台のオカルト短編集。
    読みやすく簡易なミステリー見えて、最後に驚かされるオチがあるのが面白かったです。

  • 「首吊少女亭」を気に入った人にお薦めの怪奇幻想短編集。ほどよく古めかしい時代背景が雰囲気を盛り上げてくれます。それこそ現実の境界が曖昧になるような、美しく恐ろしい物語ばかり。ぞくりとさせられると同時にうっとりもさせられます。
    お気に入りは「死美人辻馬車」と「屍衣館怪異譚」。どちらもホラーだけれど、ミステリ的な仕掛けや筋立てがあってかなり好みでした。

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著者プロフィール

1962年、東京都生まれ。青山学院大学理工学部物理学科卒。作家、評論家、翻訳家。日本推理作家協会員、日本古典SF研究会会長。〈本の雑誌〉ほかで古書関係の研究記事を長年にわたり執筆。主要著書に『首吊少女亭』(出版芸術社)、『シャーロック・ホームズ万華鏡』(本の雑誌社)、『奇天烈! 古本漂流記』(筑摩書房)など。主な訳書に〈ドイル傑作集〉全5巻(共編・共訳、創元推理文庫)、A・A・ミルン他『シャーロック・ホームズの栄冠』(論創社)ほか。

「2023年 『名探偵ホームズとワトソン少年』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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