ダブル・プロット (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 79
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  • Amazon.co.jp ・本 (488ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062768801

感想・レビュー・書評

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  • なぜか今さら出てきた,既刊+未掲載作品。
    ぶっちゃけボツネタ集なので,出来はそれなり・・・

  • 学生の頃読んだクラインの壷という作品を思い出し、買った作品。まだ初期の作品らしく、荒削りだったり、プロットがむき出しだったりはするけど、やっぱり面白かった。

  • もう読めないと思っていた岡嶋二人の新刊(短編集)
    これと言った興奮もなくあっさり終わっちゃった感じ。
    長編がどれもおもしろかったので、期待しすぎたかな。

  • 帯につられて買ってしまった、今さらの岡嶋二人。短編集なので捻りも少なく、というか深読みしたわりに、あっけなく終了することもしばしばだったり。

  • 先ずは今の時代に岡嶋二人の"新刊"が読めるとは思わなかった!いや~、この人たちの作品はほとんど制覇してるだけに本屋で手にしただけで感慨深いものがあったし、実際に読んで久し振りに味わう岡嶋二人テイストの世界観がとにかく懐かしい!!
    以前刊行されていた「記録された殺人」も既読ではあるものの、それこそ何年も前なので記憶にもあまり残ってなかったから、初見のような感覚で単純にこの軽やかな作風を楽しめました。

    岡嶋二人テイストも然ることながら、まだまだケータイもPCも普及していなかった時代を振り返ることがでる作品だ。。この時代だったからこそのトリックやアリバイ工作など、古臭さは否めないものの、半面では目新しくもあったように思える。
    …ただ、懐かしさを除けば未収録作品である入江伸子シリーズはプロット優先なご都合主義にも見受けられてたように感じられてちょっと残念。。。

    ま、内容の細かい事よりも、色々と懐かしさに浸れる時間を持てた作品だったコトは確かだ!
    時間があったら他の長編も読み返そうかな。。。

  • 普通な感じ。

  • 衝動買い。クラインの壺が好きだったので。…うーん、短編集かぁ。そのうち2話は同じ主人公。クラインの壺のような、衝撃はなかったかな。表題作の【ダブルプロット】は、実話なのだろうか。だとしたら、相談をうけた推理小説家って誰だろう。それが気になる。

  • コンビ解消から既に22年という年月が経つにも関わらず
    今尚、軒並みの作品が増刷され、作品そのものも全く
    色褪せない岡嶋二人作品。長編のイメージが強いですが
    50数篇も書かれてたんですね。今作は既発の「記録
    された殺人」をベースに3篇の未収録作品を加えて
    新装版的な作品として刊行。
    それこそ何年も前に読んでいた作品も多いんですが、正直
    細部は殆ど忘れていたので、ある意味初見に近い新鮮さで
    読めましたが...やはり...面白い!
    個人的にはやhり誘拐ものや長編が好きですが、こういった
    キレのある短編を書かせても圧倒的に設定かして独創的な
    作品がチラチラと顔を見せていますね。

    未発表で表題作の「ダブル・プロット」はちょっと奇妙な
    楽屋オチ作品なのは...まぁ...ご愛嬌かなw。

  • 短編集だからかはわからないけど、
    トリックにしても人物描写にしてもお粗末というか稚拙という印象をうけてしまった。
    岡嶋二人、長編は面白いのかなぁ....

  • 一応ミステリの短編作品集だけれど、作者も言うように昔の作品のようだから、どちらかというと日常話に近い。話が面白くないわけではないけれど、中途半端に二話のシリーズだと返って好奇心が刺激されるのに、続きがないのでちょっとだけがっかりしたり。
    あと、この人たちの他の作品を読んで期待すると、ちょっとだけ期待はずれになるかもしれません。
    最後が、大人の恋、って感じでさばさば終わるお話が多いのが個人的に好きでした。

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著者プロフィール

岡嶋 二人(おかじま・ふたり)
徳山諄一(とくやま・じゅんいち 1943年生まれ)と井上泉(いのうえ・いずみ 1950年生まれ。現在は井上夢人)の共作ペンネーム。
1982年『焦茶色のパステル』で江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。86年『チョコレートゲーム』で日本推理作家協会賞を受賞。89年『99%の誘拐』で吉川英治文学新人賞を受賞。同年『クラインの壺』が刊行された際、共作を解消する。井上夢人氏の著作に『魔法使いの弟子たち(上・下)』『ラバー・ソウル』などがある。

「2021年 『そして扉が閉ざされた  新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

岡嶋二人の作品

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