モダンタイムス(上) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
3.66
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本棚登録 : 16846
感想 : 1026
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062770781

感想・レビュー・書評

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  • 国家とは、国家自体が生きながらえることが唯一の目的なんだ。
    こういう作品が大好物

  • ・2/7 読了.多少オチャラケも含まれて物語は進んでいく.近未来が舞台だったんだ.ハードボイルドなんだかミステリーなんだか緩い感じでインターネットとPCをネタに話が展開して行く.検索だけをキーとして小説書くんだからすごいね.このまま後半も読み切ろうっと.

  • 前半は読み進めるのに時間がかかり積読状態でしたが、後半はどんどん引き込まれました。魔王未読なので下巻と併せて購入しようと思います。

  • 恐妻家のエンジニア、謎の殺し屋、それより怖い妻…キャラが濃いけど話も負けてない。ちょっと近未来感があるのも好きでした。一気に読んだ。

  • 何とも評価が難しい作品。
    下巻読み終わってから評価決めます。

  • 魔王を読み終わって、すぐに読まねばならぬ、という気持ちで意気揚々と読み始めたが前半部分、あまりにも恐ろしすぎる渡辺の妻の存在に、渡辺と同じくらいかそれ以上に震えることとなった。

    魔王のときと同じなのは物語の登場人物のほとんどが信用ならないこと、物語で語られている事象がすべて胡散臭いことに尽きるのではないかと思う。

    現時点で下巻を半ばまで読んで、初めてレビューを書く気になったのだが、というのも上巻だけだと不気味の一言で感想が終わってしまいそうなくらいただひたすらに最初から最後まで不気味であった。
    不気味さの正体はきっと登場人物の意図や素性が一切見えてこないことにあるのだと思う。
    モダンタイムスの世界で渡辺を取り巻く環境犬養の思惑と同様に掴みどころがない。掴ませる気がないのだと思う。
    得体のしれない妻と得体のしれない仕事と得体のしれない敵。それがすこしずつ判明していく面白味を引き出すための事前学習が上巻であるように思える。

    下巻を最後まで読んでどのような結末に至るのか今から楽しみである。

  • 自身をモデルにした人物を小説内に登場させるというのはどういう心境なのだろうか。

  • 上巻ではまだ様々な設定をばらまいたところ。
    話が動き出すのはこれから。
    下巻を楽しみに読みます。
    暴力的で恐ろしい場面も、何者かに狙われドキドキする場面も、どこか淡々と飄々とした感じがする伊坂ワールド。

  • タイトルを見れば、チャップリンのあの有名な映画を思い出します。主人公の渡辺はSEですが、恐妻家、と言っても並みの恐い奥さんという類ではない現実が進行していきます。妻の仕掛けた陰謀なのか分からないまま、無気味な人物が現れたり、仕事上では依頼主との連絡さえ覚束ない怪しげなプロジェクトを任されます。この仕事の関係者が行方不明になるなど益々危機が迫りくる事態になり…
    読み進めていくうちに、タイトルから連想することが少しづつ明らかになっていきますが、この先どう転がるのか…
    作者と同読みの小説家が登場しますが、ちょっと自虐的ですか…

  • 上巻と下巻で雰囲気が異なる。軽い調子だが世の中の成り立ちについてが主題。アリ個々は賢くなくてもコロニーは賢い。

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著者プロフィール

1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で、「新潮ミステリー倶楽部賞」を受賞し、デビューする。04年『アヒルと鴨のコインロッカー』で、「吉川英治文学新人賞」、短編『死神の精度』で、「日本推理作家協会賞」短編部門を受賞。08年『ゴールデンスランバー』で、「本屋大賞」「山本周五郎賞」のW受賞を果たす。その他著書に、『グラスホッパー』『マリアビートル』『AX アックス』『重力ピエロ』『フーガはユーガ』『クジラアタマの王様』『逆ソクラテス』『ペッパーズ・ゴースト』『777 トリプルセブン』等がある。

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