- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062770989
感想・レビュー・書評
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おすすめポイントは、様々な妖怪達が時には笑い、また時には怒ったり、異世界に迷い込んだ男の子を温かく見守りつつ生きているところです。By えり
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雀は妖怪界たった一人の人間。妖怪界は人間界よりも人情味たっぷり。読んでいても癒されます。
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面白かった!あっさりサクサク読めました♪
タイトルの付け方が綺麗です
舞台は妖怪や、不思議なもの達が暮らす江戸の町。妖だけの世界にたった独り雀が暮らしてます。
今回はそんな世界に人間の女の子が迷い込んだ話。
元の世界を選ばなかった主人公の思いが気になりました
敢えて、なのかな?
この世界に、雀は一人きり。
と繰り返されるのが印象的です -
舞台は江戸。しかしそこに住んでいるのは妖怪たち。その中に一人だけ人間が住んでいます。
多分この人間、雀は現代の日本に住んでいた子。大江戸に落とされて瓦版を作りながら生活しているようです。
相変わらず設定が面白い。そしてこの小説、香月先生の他の作品に登場した人物も登場してるんです。そういうのが苦手な方もいらっしゃると思いますが、私はかなりテンションが上がった口でして…一気に引き込まれてしまいました(笑)
続きが気になる大好きな作品の一つです。 -
300307675 B913.6-コウ-1
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こんな世界に行ってみたい!!
妖怪好きなら誰もがそう思う、楽しく、美しく、面白い、気楽に読める本。 -
魔都・大江戸にたったひとりだけいる「人間」雀と妖怪達の日常、朝起きてご飯を食べて、釣りや将棋や散歩、蜃気楼を見に行ったりかわら版を読んだり。
そんな中、雀とはまた別の人間の女の子が、この世界に「落ちて」きたという。
冒頭からいろんな妖怪達が出てきて、絵がない分だけ想像を掻き立てる。
江戸らしく火消しや同心や花魁も出てくるが、それらはみな人ではなく妖怪なのだ。
人となんら変わらないやり取りに微笑ましく思い、今いる場所との違いに不思議な魅力を感じた。
個性溢れるキャラクターと起こる事件の非日常的さ加減がとてもいい。
所々に散らばる重さと普段の軽快さが、すらすら読ませてくれたような気がする。