銀河不動産の超越 Transcendence of Ginga Estate Agency (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 158
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062771030

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ外小説。 これは楽しい。登場人物も、出てくる建物も、なんだか不思議な居心地の良さを感じる。 アクの強いキャラがたくさん出てくるが、それらに流されているようで、流されていない主人公(どちらかが真)一人で生きていけるタイプが、周りにどんどん人が増えるとどうなるのか。 本当に素敵なお話。なんか、ふとしたときに読み返したくなりそう。しかし、この娘さんは卑怯だ…。 「もっと、どうしようもなく、すこぶる困ったことに、彼女が可愛いのだ」

  • あんまり森博嗣っぽくないけど面白かった。かわいかった。すき。

  • とても読みやすい森作品。ひょんなことからいろんな人との関わりが生まれる主人公。こんな家、想像してしいます。

  • 森作品にしてはほのぼの系作品です。
    個人的にはかなり好きです。
    おもしろいというより好きです。こういうの。

  • ぼんやりした男とその周りの
    エネルギッシュな人々の話。

    やる気のないぼんやりした
    主人公にかなり共感を抱く。
    最初の文章から引き込まれた。
    ストーリーもトントンと
    テンポよく進み、個性の強い客と
    主張の弱い男のバランスもよい。
    さくさく読み進めることができ、
    文章も読みやすく、
    きれいにまとまっている。
    終わり方もスッキリさっぱり。
    くどくない。面白かった。

    不動産、広いアトリエ、コンクリートの作品、ジェットコースター、嫁、ミュージシャン。

  • さすがは森さんというか、でも森さんにしては読みやすいというか。
    初めて読んだのはなぜか「ナ・バ・テア」で(ナ・バ・テアはスカイ・クロラシリーズの第二巻)、なんとなくむずかしいなぁと思っていた。

    でも、銀河不動産の超越を読んで、少し意識が変わったかも。
    私は、いい意味で、この本の主人公に感情移入することはなかった。
    だけど確実にこの物語のなかの誰かに、私はなることができたと思う。
    そしてのんびり傍観する。
    主人公やその周りの変わった人々の日常(?)を傍観しながら、クスリと笑ったり、いぶかしんだり。

    まあそれがこの小説の正しい楽しみ方かは分からないけど。
    心地よいテンポで進む小説でした。

  • 約1年前の読書会でオススメされてた本。偶然本棚で再会。
    びっくりするぐらい読みやすくて、すぐに読み終わってしまった。登場人物が個性たっぷりで、みんなあたたかくて良いお話でした。プロローグのネガティブっぷりが嘘のようです。
    2013/5/18読了

  • 全く分からなかった。最後までもやもや…これが森博嗣ワールドなら自分には合わないなー。

  • 森博嗣って、こんな小説書くんだ!
    すごくすごく気持ちが温かくなった。

  • バードカバーの方を読んで、感動!
    文庫が出たら買おうと思ってました!!
    大人の方にこそ読んで致だきたいと実は思ってます(笑)

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著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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