同期 (講談社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062771733

感想・レビュー・書評

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  • 捜査一課の宇田川は捜査中に発砲されるが、たまたま同期の蘇我に助けられる。
    蘇我は公安所属の警察官だ。
    その後、突然に蘇我は懲戒免職となり姿を消した。
    気になった宇田川は蘇我の消息を追うが、上からストップがかかる。
    一体、蘇我の懲戒免職の裏に何があるのか?
    そして、宇田川たちが捜査している殺人事件との関係はあるのか?
    刑事になったばかりだった宇田川が、同期を助けたいという想いからどんどん成長していく過程も面白かった。

    2023.12.2

  • 今回も面白かったですね〜。
    ただちょっと難しかった。

  • 刑事モノ
    面白かった☺️
    軽く読める作品。刑事ドラマを見ているような感じ。

  • 警察小説の重鎮ともいえる今野敏には、沢山の警察シリーズモノがあり、本作は、同期シリーズの一作目。
    警視庁捜査一課配属一年目の宇田川は32歳の巡査部長。刑事としてはまだまだひよっこ。同じく本庁公安の同期の蘇我が突然の懲戒免職となり姿をくらます。そして宇田川の関わる事案に蘇我の姿が見え隠れ。
    主人公の心理描写、解決までのプロセスがスピード感溢れる展開で一気呵成に描かれている。
    今野敏の作品は、作中に適度に挟まれる警察組織の解説が売りだ。読者があたかも警察組織の一員として事案に取り組む体制でページをめくるようになる。捜査本部に参加すると昼夜関係なく捜査に飛び回り、寝不足と疲労が蓄積していく。でもそれが読者にカタルシスを与える。
    昨今の働き方改革なんてどこ吹く風だ。

  • 主人公の宇多川は刑事部捜査一課
    同期の曽我は公安。ある日曽我は懲戒免職となる。
    とある暴力団の刺殺遺体が発見される。組体四課と共に特捜本部が設置されて事件の捜査が始まる。

  • 同期シリーズ。変幻が発刊されたことによる読書。
    中堅警察官の葛藤と同期への想いが同世代の自分と共感できる部分があった。敏さんの小説はビジネス書より気持ちが上がる。面白かったので次作へ。

  • ドキドキしながら読みました。(((^^;)
    懲戒免職の意味…その後の蘇我さん…
    宇田川さんも蘇我さんもすごーくカッコいい!

  • 捜査一課に配属されて一年の若手刑事、宇田川が事件を追いかけながら成長して行く。 ベテラン刑事の事件を追う姿に勉強しながら、若手の勢いで上司に向かって行く宇田川にハラハラしました。同期の蘇我のピンチを助ける宇田川。それに手を知恵を貸す、ベテラン刑事。まだまだ若い宇田川が、どう成長して行くか、、シリーズなので楽しみ。警察内部の事が理解しやすく書いてあるので、読んでて疲れなかった。

  • 安定した面白さ。相変わらず無駄なストーリーがないので展開が早く読みやすい

  • 刑事と公安。同期の彼等はタイプは違えどもライバル心があり…という男同士の競い合いを想像していましたが、純粋に仲間を救いたいと奮闘する若い警察官の姿がありました。
    宇田川の目を見張る成長。彼に都合が良すぎるようにも感じたけど、なかなか楽しめました。

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著者プロフィール

1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を、08年『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞。

「2023年 『脈動』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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