ナイン・ドラゴンズ(下) (講談社文庫)

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感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062777896

感想・レビュー・書評

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  • 結局下巻も一気読み。
    それほど面白いけれど、ハリー・ボッシュシリーズってこうだったっけ。

    馴染みのキャラクターを惜しげもなく使ってくれるよな、というのが感想。

  • 二人にここまで傷を負わせるとは、何と薄情な作者でしょう。次が読めるのは、再来年?

  • 娘を救うため香港に渡ったボッシュを待っていたのは…驚愕の展開で始まる下巻。ロスの中国人銃殺事件の決着は…

    二転、三転するストーリー。派手な銃撃戦とともにボッシュの家族を思う気持ちも色濃く描かれ、シリーズの中では異色作ではないだろうか。そのためなのか、シリーズで一貫して描かれていたボッシュの凶悪事件への憎悪が希薄になったように思う。また、後半は端折ったような感じで、綺麗にまとめた感が否めない。

    ボッシュの異母兄弟のミッキー・ハーラーも登場し、ジャック・マカヴォイも少しだけ登場する。

  • 図書館の本 読了

    南LAで酒店を営む中国人が殺された。背後には、みかじめ料をとる中国系犯罪組織・三合会(トライアッド)の存在が。報復を恐れず追うボッシュの前に現れる強力な容疑者。その身柄を拘束した直後、香港に住むボッシュの娘が監禁されている映像が届く。
    誘拐された娘を救うべくボッシュは前妻とその恋人の力を借り香港を駆け回る。しかしボッシュの人生最大にして、最悪の悲劇が起こる。娘は救えるのか? 裏で糸を引いているのは誰だ。コナリー作品、成熟の極み!

    あっという間に読んじゃった!
    ボッシュの熱量はすべて愛がベースになっていた本作。
    そりゃマディが誘拐されたらそうなるよね。
    アマプラのBoschを見てたからエレノアは香港でしんじゃうのかーとここはかなりびっくりだった。
    リンカーン弁護士も出てきてふむふむとほくそ笑む。
    これからハリーとマディの生活が始まるのはとても楽しみ。
    でも中国人というか、アジア人に対する偏見てこうやってまかり通ってるのか、と思うシーンもたくさん。
    外見だけでなく言語の問題も大きいから、英語って大事なんだと違うことを思ったり。
    すぐ次行きましょう。

    Nine dragons by Michaell Connelly

  • 久々の満点だ。奥さんを死なせてしまったのはボッシュのミスだが以降の立ち回りは見事だった。
    登場人物も個性が立っていて久しぶりの傑作だった。

  • すごいの読んだぁ〜。自分に課したルールを頑なに貫き通すのがハードボイルドミステリのキャラクターの魅力だと思うんだけど、今作でコナリーがボッシュに突きつけたものは・・・。心に刺さる物語でした。

  • 上巻に

  • 勢いよく読めて面白い。が、衝撃のラスト。
    主人公が動いたことがすべて思い込みで、勝手に事件を作り出し、元奥さんは死に、って・・・。

  • いつも以上にアクションシーンが多く、手に汗を握る展開で、過去の作品のエピソードや人物を登場させる等ニヤリとする場面もあるが、肝心のストーリーが取って付けたような感じで、残念ながら深みが感じられない。シリーズ上の重要人物に起こる悲劇も呆気なさすぎると言わざるを得ず、まるでテレビドラマの24を多分に意識しているかのような作品。それでも読み手を飽きさせない筆力は、他の多くの凡庸な作家と一線を画してはいるが。

  • ハリウッド映画化狙い?
    主人公のスーパーマン化、シリーズ登場人物の使い捨て感にイマひとつ乗り切れず。

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著者プロフィール

Michael Connelly:1956年生まれ。LAタイムズ元記者。代表作としてはボッシュ・シリーズ、リンカーン弁護士シリーズがあり、当代随一のストーリーテラー。

「2023年 『正義の弧(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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