爆笑問題のニッポンの教養 ひきこもりでセカイが開く時 精神医学

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  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062826105

感想・レビュー・書評

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  • 内容説明
    ひきこもり研究の第一人者に爆笑が絡む。 精神科医として治療に取り組む一方、時事・サブカルチャーなど幅広い評論も手がける斎藤環氏。ひきこもり、オタク、萌えなど現代の若者の心をめぐり、議論沸騰!

    内容(「BOOK」データベースより)
    ひきこもりは病名ではない。四六時中自分について考えている状態だ。自分を追いつめず、胸を張って脛をかじれ。自分にできることを考えるために。

  • 元祖?ひきこもり芸人の太田さん、精神科医の斉藤環先生、相方の田中さんによる「ひきこもり」について、「爆笑問題のニッポンの教養(NHK)」で対談した内容の本。

    今回のゲスト、齋藤環先生・・・
    オタクで、アニメ詳しく、爆問とかのお笑いも好きで、しかも相当詳しく、色んな内容で太田さんと普通にトークできてたのがスゴかった。また、先生がお勧めしてくれた本がとても魅力的な内容で(文末参照)、すっかりファンになっちゃいました。何かわかんないけど、精神科医の先生てサブカルとかも詳しい人が多く、本の面白い確立高い!?

    話は変わりますが、太田さん曰くNHKの番組ではよく「釣り」を(ネットユーザーに向けて)行ってるって件に驚き。
    いいんですかね~、暴露しちゃってw

    この本からの気に入った言葉は→「時に、愛よりも親切が人を救う」

    余り期待しないで読んでたからか、意外にも楽しくて評価の☆4個になっちゃいました。


    メモ

    「自己イメージが強すぎる人はコミュニケーション下手、逆のコミュニケーション上手な人は、親密な対人関係から離れると自己イメージが不安手になる。現在この二つのモードへの二極化が進行していってしまっている。この二つのイメージへ行き来できるような形の「成熟」をイメージすることが大切」
    「ひきこもりはプライドが高いのに自信がない自縄自縛状態」
    「人間の自発性は、自己を肯定するところからしか生まれない、故に{胸を張って脛をかじれ}というスローガンが発案、しかし胸を張れば脛をかじれないという不可思議な落ちアリ」

    菊と刀 - ルース・ベネディクト
    生き延びるためのラカン- 斎藤 環

  • 自分もひきこもってた時期があったせいか、わかるわかる。と思いながら読んだ。
    太田さんと先生の話の中で、自己愛の話があって、それが印象的。
    英語で自分のことはI(アイ)と言う。
    そんなことも思った。言葉の偶然の一致。

  • 「ひきこもり系」と「じぶん探し系」の二項対立は興味深い洞察だった。
    普段自分がそれとなく感じていたこととマッチしていた。

    だいぶ前に読んだのに更新遅れちゃった…

  • 放送されたものを文章化するというのは、時としてこんなにわかりやすくなるのか。

  • 精神科医の内藤氏と爆笑問題の対談をまとめた本。高校時代に自分の世界に入りがちだった太田氏との会話から、その回想と「ひきこもり」の実態について触れています。本書に出てくるひきこもりにもポジティブな面があるという視点は、私にとって新しい考え方でした。(2008.7.15)

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著者プロフィール

一九六五年埼玉県生まれ。八八年に田中裕二と「爆笑問題」を結成。二〇一〇年初めての小説『マボロシの鳥』を上梓。そのほかの著書に『違和感』『芸人人語』『笑って人類!』などがある。

「2023年 『文明の子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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