化物語(上) (講談社BOX)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 9608
感想 : 797
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  • Amazon.co.jp ・本 (456ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062836029

感想・レビュー・書評

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  • 西尾維新の作品は好きで、特に化物語シリーズは好きです。
    何度目かの読み直し。


    テンポのいいセリフ回し、耳障りの良い音声的な地の文、丁寧に積まれた伏線、展開の面白さ、民間伝承の知識が豊富なところなんかも個人的にはツボなんですが、

    何よりも、厨二っぽい熱さを、あつくるしくなく、スマートに描いているところが大好きです。
    「とある~」とか「ひぐらしのなく頃に」とかも好きなんですが、難しいことを考えずに、なにか大切なものを追求するという姿勢に惹かれるのかもしれません。
    そういうのはライトノベルの方が得意ですよね。

    化物語は確か、出版順では一作目ですが、西尾維新の緻密な文章って意味では、シリーズの中でこの一作目が最高だと思います。
    どうしても続編になると、グダグダしてしまいますよね。

    これは上巻なんで、ひたぎクラブ、まよいマイマイ、するがモンキーの3部作。

  • ちょっと皆頭の回転早すぎやしないかと突っ込みたくなるくらいの受け答えの応酬。しつこく感じるときもあるけど、やり過ぎなくらいがこのシリーズの味なんでしょうね。しかし阿良々木くんいい奴である。

  • 『傷』まで読了。饒舌を超えたその醇々しき叙述技法に、敬礼!登場人物の織り成す漫才なみの掛け合いと巧すぎる言葉遊びに笑わされること請け合い。
    しかし、人を選ぶこともまた請け合い。
    登場人物のやりとりとしては、

    真宵「ふざけた雰囲気から時折シリアルな雰囲気に切り替わるのも物語シリーズの魅力のひとつですね、阿良々々々木さん」
    阿良々木「々が二つも多いっ!?それはさておき、読者の皆さんにはコーンフレークをいただきながら読むことをお勧めしたい。ちなみに、正しくは“シリアス”だ!!」


    こんなん。まじで。

  • ひさしぶりの西尾維新w
    やっぱり好きだぁあ笑"
    戯言シリーズよりもりすかシリーズっぽい感じだった。
    文中のボケとツッコミがパワーアップしてて読んでて何度か笑いそうに・・・w笑"
    「まよいマイマイ」が切なかった。
    やっぱり登場人物の名前が個性的。戯言ほどではないけど覚えるのが大変だった。

  • 悔しい、今の若い人たちはこんな面白い作品に出会えていたなんて・・・素直に嫉妬してしまいます。
    テレビアニメにて第二弾が始まるのが決定したということで、過去にアニメで見ていた同シリーズを復讐の意味もあり、活字で読んでみましたが、改めてアニメと活字が良い意味で期待を裏切らない成り立ちであることがわかりました!?
    ともすれば面倒くささ、ウザさ、と感じてしまうかもしれない軽妙な言葉遊びのやり取りは、今の年齢だからクスクス笑いで済みましたが、自分が学生だったら大笑いして周囲に白い目で見られていたことでしょう、それほど面白く魅力的です!!
    あえてマイナス点を挙げるとするならば、物語シリーズの中では本作品が飛びぬけている感じがあり、他作品はこの作品への捕捉的な印象が強くなってしまい、どこか本作品にぶら下がっているイメージになってしまっているのが残念ですかね~
    だからこそ物語シリーズが面白いっていう評判から入る人には、この「化物語」から始めて欲しいです!!

  • 活字でこれだけ笑ったのは久しぶり!

    西尾維新作品は2冊目?
    やっぱり感じる展開の奇抜さ、言葉の素晴らしい異端さ
    私もこんな返しの出来る脳が欲しいです

    キャラの個性が激しくたっていてすごいわー
    戦場ヶ原さんに親近感
    暦くんになってみたい

    このシリーズ面白いわぁ 下も楽しみ

  • 読書に嵌ったきっかけとなった本なので思い入れが物凄くある。いや正確に言うとアニメなのだけれど、初めてアニメを見て原作を読もうと思った作品なのだ。それまでは本自体に興味も持てずにいた。だからこれは、紛れも無く、きっかけ。そして今でも続いているこのシリーズを、これからもずっと大切にしていきたい。

  • 西尾維新の中で一番すきです。

    がはらさん、蕩れ。

  • この作品を読むきっかけは大抵の人はアニメからだと思いますが僕は少々特殊です。
    というのもジャンプの作品で『めだかボックス』という漫画が連載されているんですがこの『めだかボックス』で登場するキャラクターの『言葉遊び』や『セリフのセンス』や『予想斜め上展開』がかなり僕好みでこの作者の漫画をもっと読んでみたいと思い
    キーボードに手を伸ばし検索したら原作者は小説だとそこで初めて知りました。

    やはり化物語でもとんでもなく面白い言葉遊びが散乱していてとても読んでいて楽しい作品でした。
    続編も読んでいきたいです。

  • アニメから入ったけど、アニメと原作で違和感なかった。
    西尾維新は戯言シリーズから入ったので毒々しい感じを想像してたけど、こちらは実にさわやか。

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著者プロフィール

1981年生まれ。2002年、『クビキリサイクル』にて第23回メフィスト賞を受賞してデビュー。デビュー作を含む「戯言シリーズ」は若い読者に大人気となる。2006年刊行の『化物語』は〈物語〉シリーズとしてシリーズ化され、アニメ化・ゲーム化され様々なメディアミックスが行われている。矢継ぎ早に刊行するすべての本が常にベストセラーとなり、当代随一の「物語師」として活躍中!

「2014年 『「偽物語」PremiumアイテムBOX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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