刀語 第十二話 炎刀・銃 (エントウ・ジュウ) (講談社BOX)
- 講談社 (2007年12月4日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062836524
作品紹介・あらすじ
西尾維新×竹が放つ、待ってました!の時代活劇絵巻!
拳銃 vs 無刀
「あんたがいなきゃ、おれなんて――すぐに死んでたよ。すぐに折れて曲がって――錆びて、終わってたよ」
虚刀流・鑢七花と奇策士・とがめによる伝説の完成形変体刀蒐集の旅は、否定姫の腹心・左右田右衛門左衛門の所有する最後の1本――炎刀『銃』を前に、最期にして最悪の試練を迎えていた――。容赦なく、迷いのない“弾丸”に貫かれたとがめを、七花は果たして救うことができるのか――!?西尾維新と竹が描く、時代活劇絵巻。とある歴史の物語――これにて終幕!刀語、第12話の対戦相手は、否定姫腹心にして元忍者、左右田右衛門左衛門!
衝撃の12ヵ月連続刊行企画“大河ノベル”第12弾!
西尾維新が挑む時代活劇!こんな物語を待っていた!!
感想・レビュー・書評
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『刀語 炎刀・銃』作:西尾維新
初版発行:071203
発行所 :講談社
登場人物:家鳴匡綱
尾張幕府八代目将軍。
あらすじ:とうとうとがめの素性が否定姫らに知られ、とがめは殺されてしまう。残された七花はーーー
目次 :序章
別離
家鳴匡綱
城攻
家鳴将軍家御側人十一人衆
鑢七花
終章
オススメ:切なすぎます。とがめちゃん死んじゃいました。とがめちゃんと七花君のコンビが大好きだったのに………。いつぞやの台詞のコピペがありますよね?彼女の最期の言葉、『そなたに惚れてもいいか?』が切ない。自分を傷つけて、それでも前に進む以外の道を選べないとがめちゃん。七花が一緒にいてきっと救われたところもたくさんあったと思う。あって欲しい。父を殺した人たちを怨んで、七花も殺そうとしていて、死際の『これで、そなたを殺さずに済んだのだから』も印象深い。その後の終焉も物悲しい。とがめを失った七花はこの後尾張城に潜入して、将軍を暗殺しました。枷の外れた七花は邪魔だてする御側人をバッタバッタと切り倒していきます。所有者きどりの一般人なんて取るにたりません。右衛門左衛門に『死ぬためだよ』と言った七花の言葉が悲しい。暗殺を終えて、とがめと戯れにした約束を守って否定姫と二人旅。あの二人の姿がもうないのが寂しい限りです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
泣かなかったけど泣けてもいい作品だようっわーほーうわああ
とがめも
七花も
右衛門左衛門も
否定姫も
真庭忍群も
みんなみーんな
歴史の一部で
でもそれはあったかも分からない話で
でも、それは彼らの歴史で
なんか凄い -
目的を果たしても旅は続く。目的が変わるだけで。
幸いにして道半ば。
一月から始まったこの冒険譚がもう振り返る類のものになってしまって早い。
決着は物事を恐ろしい早さで過去にする。
でも良い、物語との付き合いは思い出になってからの方が長い。 -
場所は尾張(愛知)で敵は炎刀を持った右衛門左衛門とその他変体刀11本を持った刺客。
これにて刀語は完結。
最後の言葉が雪山での言葉と同じで笑ってっしまった。
アニメで見たから展開は知っていたけども、こう締めくくるかという感じでした。
まあ、きれいに終わったとも言えなくはないですが。
あと銓を渡された刺客はやっぱり可愛そうでしたw。 -
久々に再読。シリーズ全部面白いとまでは言わんのだが最終巻は文句なしだなあと改めて思うのでった。
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再読。いよいよ最終巻。今回の相手は炎刀・銃を使用する左右田右衛門左衛門。ここで七花ととがめの旅は終わったわけだがそれでも七花が最後に「好きに生きてみてもいいかもしれない」と思えた事が彼の成長を感じさせる。それにしても否定姫と右衛門左衛門の物語もここで終わったわけだがこの二人の話ももっと読みたかった。
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ちょっと緩いかもしれないけれど、やっぱり西尾だった。
高評価なんだけれど、内容があまりに残念でしょうがないなぁ。
いや、面白いんだよ。
オチがちょっと残念なだけで。
もしかすると、これでも西尾にしてはやさしい終わり方なのかもしれないけどさ。 -
やっと刀語完走した!!
七花ととがめの別離はさ~~~やっぱり切ないよね…。
右衛門左右衛門のかつての親友ってやっぱりそういうことなのん…??いやでも真庭語読んでないからなんとも言えないな…。
あと否定姫様と七花くんの珍道中もかわいいよな…。