- Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062836579
作品紹介・あらすじ
赤坂衛、悲憤慷慨!
惨劇が起きる以前の雛見沢で、重大な“予言”がなされる!!
昭和53年、初夏。建設大臣の孫の誘拐事件を追って、雛見沢村にやって来た公安の新米警部・赤坂衛。彼はそこで、1人の不思議な少女・古手梨花に出会う。「雛見沢ダム建設反対運動」の活動拠点でもある古手神社の一人娘で、“オヤシロさま”の生まれ変わりと崇められる彼女は赤坂の目の前で豹変し、“重大な警告”を発する!!
かつてない恐怖、そして来るべき未来の物語(ストーリーテリング)の可能性を斬新に詰め込み、あらゆるメディアを席捲したゼロ年代の記念碑的一大ムーブメント、『ひぐらしのなく頃に』の最終形態は、今ここに「小説」として結晶する――。
これぞ小説。『ひぐらしのなく頃に』の到達点にして新たな原点!
感想・レビュー・書評
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個人的には圭一が主人公のほうが読みやすくて面白いですが、今回は今後の内容に繫がる重要なお話だったと思うので、次がまた楽しみです。
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全然「暇潰し」なんかじゃなかった!次に繋がるとても大事な一冊な気がする。
解が楽しみ。
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「暇潰し編」とのことで日常的で平和な部分だけとりだしたほのぼのオマケストーリーかと思っていたらそんなことは全くありませんでした。結局「大石さん」が優しかったのは傍観者と試しに試して心許せると判断した仲間だけだったというのが印象的でした。梨香ちゃんの憂いはなんだったのか、お魎の存在はどうなっているのか。問題編の読後はもやっとします。あとがきに書かれている「物語を俯瞰する百年の魔女」とは誰なのか、とても気になります。熱い意思を持った赤坂さんがどのような行動に出るのか、先が読めずとても面白かったです。
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解答編への橋渡し的作品と考えれば良いのかな。
楽しめたが読み進めていくうちに混乱してきた。 -
これでとりあえず問題編は終了ですね。解答編も引き続き出るのかな。
なぜこのストーリーが「暇潰し編」なんだろう?という素朴な疑問はあとがきで解消されました。なるほど、そういういきさつがあったのね。それも面白そうだけれど、やはり彼には希望の光になってもらいたいですよね。でないとラストの感動がありえない! -
20150829
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問題、出題編としてはラスト。今回は一連の
事件の5年前に遡っての出来事で雛見沢ダム建設闘争の
最中のエピソード。当然ここまでの主人公だった「圭一」は
まだこちらには越していないため、今作は、事件全体を
客観的な目線を持つ事が出来る、「外」の人間の目線で
語られる。東京からきた公安刑事の「赤坂」が登場。
そしてそれに対応するのはボクっ娘「古手梨花」。
基本的には「祟殺し編」に対応するのが今作で
「祟殺し編」で展開された一連の事件と、余りに
悲劇的な最終カタストロフに至る謎を、「大石」
という刑事と力を合わせ、解明する...という
解決編に繋がる序章的な役割...のような作品。
さぁ...いよいよ全9巻に渡る解決編へ。 -
とくに見所がない。