暦物語 (講談社BOX)

著者 :
  • 講談社
3.49
  • (72)
  • (192)
  • (233)
  • (46)
  • (9)
本棚登録 : 2430
感想 : 165
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (468ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062838375

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 間延びするなーとダラダラ読んでたのに・・・
    最後で引き込み過ぎ!!!
    続きが気になる・・・

  •  物語同士の間隙を埋めるように、各月に起きた出来事の顛末/サイドストーリーを描いた短編集。これまで同様、これらの話もそれぞれが独立しているため、過去作品をいちいち読み直さなくてもまあ読める体裁にはなっている。
     また、謎解き及び問題解決の体裁にもなっており、今回のオチの件が解決編になっているので、オチを読む前に真相及び解決法を推理してみるのも一興だろう。

     ――しかし。

     最後のオチは予想外だった。

     果たして次作(『終物語』とは限らない)はどこから始まるのか。
     この直後から始まるのか。それともまた時系列が全く異なる所から始まるのか。

     ただ。
     とにかく終局が近づいてきてるのは実感できた。

  • 今回は短編集ですね
    作者曰く、当初予定はなかった一冊とのこと
    今までの作品のミッシングリングといった感じでしょうか
    面白い、というよりはなるほどなー、という感じの一冊でした

  • 短編集。挿絵が多いので値段が高い

    <こよみストーン・4月・羽川と知り合った後>
    羽川が見つけた学校中庭の稚拙な祠(中に石が入ってる)は
    以前阿良々木が授業で工作して学校に放置したものだった

    <こよみフラワー・5月・戦場ケ原との一件後>
    戦場ケ原が見つけた校舎屋上にあるたくさんの献花は
    自殺抑止のための屋上管理の一環だった

    <こよみサンド・6月・八九寺との一件後>
    八九寺が見つけた『鬼の顔』になる公園の砂場は
    土台の老朽化のヒビによって砂が沈下してそう見えるだけだった

    <こよみウォーター・7月・神原との一件後>
    神原家の風呂のお湯の水面を見ると運命の相手が見えるらしいが
    単に水面に移った自分の顔をそう思っただけっぽい

    <こよみウインド・8月・千石との一件後>
    千石の事件の発端となった風の噂を貝木がどうやって流布させたのか
    貝木本人に噂話やおまじないの流行らせ方を聞く

    <こよみツリー・9月・火憐と>
    火憐が通う道場に突如現れた樹木に道場生たちは怖いから切ろうと言い出すが
    火憐はイヤだったので、樹木は道場の守り神だというウソで切断を回避した

    <こよみティー・10月・月火と>
    月火の他の茶道部員たちが「茶道室にお化けが出る」と言っていたのは
    部室のお菓子を持ち出す月火をお化けの仕業にして庇うためだった

    <こよみマウンテン・11月・なでこメドゥーサ後お札をもらった後>
    忍野扇から北白蛇神社はまったく別の場所にあったものを
    引越しさせた神社だってことを聞く

    <こよみトーラス・12月・忍と>
    戦場ケ原の手作りのドーナッツで阿良々木と忍が奪い合いのケンカをする
    結局2人とも仲がいいってこと

    <こよみシード・1月・センター試験の帰り道で余接と>
    余接の探し物を見つけるために余接の人差し指に乗る阿良々木
    でもそれは阿良々木を目立たせて貝木と鉢合わせさせないためだった

    <こよみナッシング・2月・憑物語後、影縫余弦と>
    影縫に余接との関係性を聞こうとするが行方不明になる

    <こよみデッド・3月・前章の1ケ月後、臥煙伊豆湖と>
    臥煙伊豆湖から、影縫は余接を不能にするために敵?に”排除”されたと聞く
    そしてこの物語の鍵となる阿良々木を狙う敵に対しての解決策として
    臥煙伊豆湖は阿良々木を刀(怪異殺し)で木っ端微塵に斬り殺した


    <オチ>
    目が覚めた阿良々木は、そこで八九寺と出会う

  • 内容紹介
    美しき吸血鬼と出逢った春夜から、怪異に曳かれつづけた阿良々木暦。立ち止まれぬまま十二ヵ月はめぐり、<物語>は、ついに運命の朝を迎える!“光の魔術師”VOFANによる本文挿画12枚のカラーバージョンが、ポストカードセットとして発売決定! 青春に、予定調和はおこらない!

    内容(「BOOK」データベースより)
    “ただそれでも、できることは全部やりたくなるじゃない”美しき吸血鬼と出逢った春夜から、怪異に曳かれつづけた阿良々木暦。立ち止まれぬまま十二ヶ月はめぐり“物語”は、ついに運命の朝を迎える。

  • こよこよ。 いやぁー・・・謎が謎を呼びますねww 西尾維新よ。

  • まさかの復活パターンか

  • 五月三十一日読了。確か17冊目だっけ?
    相変わらず伏線の張り方が秀逸。続きが気になります。あ、八九寺再登場は素直に嬉しかった。ララバイさん。

  • 短編集。と言っても収録数が多くて今までの物語シリーズ最厚だった模様。ヒロイン(?)ズと振り返る過去話から最新の時系列まで。それぞれの掛け合いパートはやっぱり面白い。八九寺のエピソードはロリリ木さんと彼女とのやりとりが読めるだけで何となく感慨深いものがありました。後半も忍のエピソードでまたーりしたと思ってたらラスト二つ(人物の繋がり的には三つ?)で一気に動いてきましたね。一応続きはラスト二冊を待つのみだけどどう纏めてくれるやら想像つかないな。

  • 2013/5/31読了。シリーズ一作目のように、バトルを抑え、ミステリ要素、と言ってもミステリと呼べる程のものでもないささやかな要素を強めての短編集。ちょっとこじ付けが過ぎるというか、オチがあまり腑に落ちない。生命線のキャラ萌えも薄く、ストーリーもないので、面白いとはいいがたい。

全165件中 131 - 140件を表示

著者プロフィール

1981年生まれ。2002年、『クビキリサイクル』にて第23回メフィスト賞を受賞してデビュー。デビュー作を含む「戯言シリーズ」は若い読者に大人気となる。2006年刊行の『化物語』は〈物語〉シリーズとしてシリーズ化され、アニメ化・ゲーム化され様々なメディアミックスが行われている。矢継ぎ早に刊行するすべての本が常にベストセラーとなり、当代随一の「物語師」として活躍中!

「2014年 『「偽物語」PremiumアイテムBOX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

西尾維新の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×