暦物語 (講談社BOX)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (468ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062838375

感想・レビュー・書評

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  • まさかまさかの短編集で暦の12ヶ月の軌跡を振り返る。それぞれのヒロイン登場で久々の暦との掛け合いが良かったです。
    所々間のびした感がありますが、さすがに終盤の展開は気になってぱないの!
    あんなオチじゃ終われねぇよ……こうなったら付き合いますよ、最後まで。

  • 本筋ではなくって今までの登場人物が勢ぞろいでそれぞれの短篇集ッて感じ。
    ただし、最終章は次巻に続く展開でこのあたりは流石にお上手。

    個別の話はまぁ。。。というところか。

    とりあえずは次巻に期待。。。

  • 阿良々木暦の1年を辿る、まさしく暦物語。
    序盤は単純な日常の謎テイストで本編の合間にあった小噺を羅列していたけれど、終盤は次作への布石でしたね。
    臥煙さんは一体何をしたのか、そして真宵の再登場。

  • 羽川さんは普通に面白かったし、久々のひたぎ毒舌も楽しかった。が、暦の語りがあまり好きでないこともあって、少々苛立ちながら読んだ。影縫さんの一件はとても気になる。忍野も? 貝木も? 臥煙伊豆湖って人間なのか? 真宵ちゃんの世界はどこなのか? 普通に考えれば成仏したはずの真宵ちゃんがいる場所は決まっているのだが。

  • ヒロイン達と暦の話しがギッシリ。
    時系列的に並んでいる。
    ただ、一番最初の章は全て『道』を聞いている。

     こよみストーン
    学校の中庭にある祠のような物を見つけた羽川。
    1年の時にはなかったのに、3年になって見つけたという。
    そして、何故かそこにはお供え物のような駄菓子が・・・
    じつは、その祠 暦が技術の授業で作った駄作 だった。
    結果が分かった瞬間暦はダッシュで自分の駄作を焼却炉へ。

     こよみフラワー
    これはひたぎとの付き合う前の、知り合ってから3日目のお話。
    何故か施錠されている屋上に花束が置いてある。
    逆説で『気持ち悪いから立ち入らない様にしよう』と思わせるのが目的。

     こよみサンド
    真宵とのお話。
    相変わらず 噛みまくりの真宵 が可愛い♪
    こぢんまりとした公園の砂場になぞの『鬼の顔』が現れる。
    その正体は・・・劣化した砂場の底。亀裂が入って現れた顔。

     こよみウォーター
    神原の部屋を訪れ、とりあえず部屋を片づける暦。
    部屋を片付け終わったあと、夕飯を頂く事に。
    だが、汚れたままではいけないという事になり風呂を借りる事に。
    神原によれば その風呂の水面に父が将来結ばれる女性が映し出された と。
    実は、これ、水面の反射や、照明の具合で そんな風に見えた というだけの話し。

     こよみウインド
    撫子のお話。
    阿々木家へとやって来て、暦と二人で詐欺師に付いて論議。
    どうやって噂を広めたのか?
    どうって事はなく、圧倒的な噂が無くなった状態で、噂をバラまく。
    ただそれだけの話しだという。
    噂を欲しがっているヤツに教えるだけ。それで爆発的に広まる。
    ・・・確かにそうだよなー。

     こよみツリー
    火憐のお話。
    皆が邪魔にしている木。火憐は邪魔ではないという。
    しかもこの木、今まで誰も気が付がなかった・・・と。
    暦は羽川に相談して『気配を消して見守る武道の神』としてもらった。
    結果的に火憐はその木を守り抜いた。

     こよみティー
    月日とのお話で、月日の所属する茶道部に幽霊が出ると噂。
    噂を打ち消したが、部員があまり納得せず暦に相談。
    神原に相談し、『月日が部のお菓子屋らを勝手に持って帰るから』と
    もう一人増やした事を説明した。
    部活仲間が月日の事を想ってって事で納得する月日。

     こよみマウンテン
    扇とのお話。
    扇との山登り。北白蛇神社。
    実はこの神社、全く違う場所からご神体のみ持って来た物で、祠は底に生えている木を使ったという。
    撫子が一発で『祠は其所を切り開いた時に出た木を使う』と回答。
    御神木でも何でもない物で作られている。
    全く関係ない所から名前とご神体だけ持って来られた。
    だから『良くない物が集まるのだ』と扇は言う。

     こよみトーラス
    忍の話し。相変わらずドーナツ・・・
    折角ひたぎが手作りしてくれたドーナツを忍が取り上げ、隠す。
    何だかんだして、一個は忍に食べられたが、あとの3つはキチンと見つけ出して食べた。
    が、一つだけ見つからない。
    羽川に国際電話。
    彼女曰く『大きさがまちまちなら、大きいドーナツの中に小さいドーナツを隠した』と。
    翼ねーさん怖ぇよ。

     こみみシード 
    余接とのお話。
    暦と詐欺師の遭遇を避けるための余継なりの優しさのお話。
    見つけ難いもの=見つけやすい。
    羽川に諭され、暦は納得する。
    人間、一人では生きてゆけない。

     こよみナッシング
    影縫世弦の話し。
    北白蛇神社にて世弦とバトル。勿論勝てるわけがない暦。
    そして世接との関係を訪ねると『一発でも入れられたら余継の正体を明かす』という。
    暦は火憐に相談するが『諦めろ』と。そして『問題をすり替えられた』と教えられる。
    最終的に忍に影から銃を出してもらい北白蛇神社へ行く。
    が、そこには既に世弦の姿はなかった。

     こよみデッド
    臥煙伊豆湖のお話。
    伊豆湖に暦は輪切りにされる。本物の怪異殺しの刀で一瞬のうちに。
    受験当日、世弦を探して相かわらず来たしら北蛇神社へ。
    そして、伊豆湖にバラバラにされ、気が付くとそこには真宵がいた。
    生きている というが、本当か?
    伊豆湖はないをしたのだ?余弦は何処へ?
    伏線を残し次回へ。

    この後とりあえず2冊用意されているようなので、lastまで付き合います!

  • 雑談やどうでもいい言葉遊びが無駄に続いてほとんど内容が無いことの多い物語シリーズの中で、今回は驚異的な内容の濃さでした。

  • なんかスピンオフ?というか本編には関係ない話の集まりなのかなぁ?と思いつつ最後は主人公新で終わるし、どうもかんけいあるはなしぽかった。

  • 様々なキャラクターが登場する短編集であり、各キャラの掛け合いを満遍なく楽しめます。加えて、次作が気になる衝撃のラストシーンは見所です。

  • 2022.1.27 読了

    短編集だった!
    過去の女子たちが みんな出てきて
    ちょっと嬉しかった。

    最後のやつが、かなり気になる
    終わり方なんですけど。。。(´・ω・`;)


  • 12人の、12ヶ月分の、エピソード集。
    一つ一つは短いエピソードだけど、オチもあり繋がりもある。
    シリーズものの小説をこんなに長く読んでるのは小学生ぶりだけど、最後まで読み続けたい!

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著者プロフィール

1981年生まれ。2002年、『クビキリサイクル』にて第23回メフィスト賞を受賞してデビュー。デビュー作を含む「戯言シリーズ」は若い読者に大人気となる。2006年刊行の『化物語』は〈物語〉シリーズとしてシリーズ化され、アニメ化・ゲーム化され様々なメディアミックスが行われている。矢継ぎ早に刊行するすべての本が常にベストセラーとなり、当代随一の「物語師」として活躍中!

「2014年 『「偽物語」PremiumアイテムBOX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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