- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062879699
感想・レビュー・書評
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20161110
政治の世界には常に対立や競争が存在する。その対立軸を見定めることで、現状が見えるようになるだろうと思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
S310.4-ゲン-1969 300026499
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若者のための政治マニュアル
(講談社現代新書)2008/11/19
著:山口 二郎
著者は、東京大学法学部卒、同学部助手を経て、北海道大学教授。論壇の第一線で政治評論を多く執筆している。
生きづらい社会を変える最強の武器は、民主主義である。日本では、一応市民的自由が保障され、一人に一票が平等に与えられている。この権利を使えば、世の中を変えることができるはずである。
しかし、普通の市民、特に若者にとって、学校で習った政治の知識と、市民としての実践の間にはとても大きな落差がある。
そんな落差を埋めるため、特に社会の荒廃で様々な被害を受けている若人々に対して、政治のスキルを提示することを目指して本書は執筆されている。
本書の厚生は以下の10のルールからなる。
①生命を粗末にするな
②自分が一番
③人は同じようなことで苦しんでいるものだ、だから助け合える
④無責任でいいじゃないか
⑤頭のよい政治家を信用するな
⑥あやふやな言葉を使うな、あやふやな言葉を使うやつを信用するな
⑦権利を使わない人は政治家からも無視される
⑧本当の敵を見つけよう、仲間内のいがみ合いをすれば喜ぶやつが必ずいる
⑨今を受け容れつつ否定する
⑩当たり前のことを疑え
7月の初旬に参議院選挙が行われた。その前に少しでも知識を得よう。興味を持とうと本書を手に取った。本書を読んで改めて思ったことは政治の世界は奥が深い。政治を知ること=世の中を知ることとはよく言ったものでその通りだと思う。
何かつかみどころのない分野。
ふわふわしているけれど、自分たちの暮らしには直結してるとも言える。
しかし、直接的に変えることはできず、何か大きな波の中で漂っているような感じとして受け取ってしまう。
全容はわからないもののもう少し俯瞰出来るところまで知識をつけ、自分なりの考えで政治というものを捉えてみたい。
まだまだ道のりは遠い。 -
あくまで本を読んだ感想なので、著者の主張とはずれるとは思いますが、印象に残った点が2つあります。
1つは、守るべきルール(行使できる権利や良心的な義務)と、守らなくても良いルール(ステレオタイプなど)を見極めることが大切だということ。
2つ目は、メディアリテラシーを身につけ、マスメディアに対してより積極的に声を上げていくことが視聴者として重要であるということ。
筆者は、特に政治家とマスメディア、そして受け手の視聴者としての私たちのあるべき姿を強調しているように感じました。 -
配置場所:摂枚普通図書
請求記号:310.4||Y
資料ID:95090065 -
彼のようなまともな左派論者が少ないから、右派の盛り上がりがあるのではないだろうか。昔は左翼と言えばインテリのイメージがあったが、最近では、左翼は論理の破綻した夢追い人。または、中韓の手先といった風情だ。
憲法9条の重要性、靖国参拝の危険性。こういったテーマは、一方向からの情報で考えるのは危険である。世に存在する対立軸を、きちんと理解する。何故、あいつらは騒ぎ立てるのか。そんなことを考えるために、必要な一冊だと思う。 -
政治を知らな過ぎるなぁと思って手に取った本。
自分たちの利益を主張、示せるのが民主主義。
発信すること、政治参加、裁判の意味や背景を考えることができた。
少し前(2008?)に出されたものであるが、何度か読んで、理解を深めたい本である。 -
10のルールが示してあります。
政治への関わり方を学べました。
なお、著者の主張は、左寄りです。
【10のルール】
1 生命を粗末にするな
2 自分が一番――もっとわがままになろう
3 人は同じようなことで苦しんでいるものだ、だから助け合える
4 無責任でいいじゃないか
5 頭のよい政治家を信用するな
6 あやふやな言葉を使うな、あやふやな言葉を使うやつを信用するな
7 権利を使わない人は政治家からも無視される
8 本当の敵を見つけよう、仲間内のいがみ合いをすれば喜ぶやつが必ずいる
9 今を受け容れつつ否定する
10 当たり前のことを疑え -
著者の主観が色濃く散りばめられている。
歴史的な事実も混ぜながら、現代を読み解いているところは参考になった。