- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062882187
感想・レビュー・書評
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最新の著作「データドリブン思考」では、河本先生が、最後にたどりついた「データサイエンティストの役割」と、「業務でデータサイエンスを利用したい人の役割」と、それらの歩み寄りという、あるべき姿に基づいて記載されている気がします。
一方で、この本を書いていらっしゃる頃は、がむしゃらに、役割を超えて様々なことを試行錯誤されている感じがよく示されています。データサイエンティストなら、こちらの本をよんでみて、会社全体のリテラシーが猛烈に低いとき、自分がどうやって身を処していくのかを模索していくといいのかなぁと思いました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
いくら統計検定資格を取ってもビジネスに貢献できなければ意味がない。おっしゃる通りで耳が痛いです。
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2013年刊行。大阪ガスビジネスアナリシスセンター所長の河本薫さん著。
DXの流れの中で、スタート地点にすら立ててない弊社環境を鑑み、入門書として購入。
技術的なハウツーよりも、なぜデータ分析が大事か、その上での心構えは何かを中心に記載されており、今後学ぶ上での根幹になった。
データ分析の目的=ビジネスに役に立つ=意思決定に役立てること。
問題発見力→解く力→使わせる力というフローを意識すること。
小手先の技術や自己満ではなく、現場とのコミュニケーションを通して、如何に最適なものを責任もって作り出すか。
現場知を重視する弊社内にどう浸透させていくか心構えの一助になったように思う。
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企業内でデータ分析に携わる方は必携。
少し古い本ですが、日本企業が直面してる課題って、この時から変わってないですね。 -
意思決定をするためのデータ分析を意識した取り組み方。データ分析することが目的化しないようにしましょうという話。
メモ:
ビッグデータの課題
・データを全て集め切れるわけではなく、どうしても不足分がある
・因果関係がはっきりせず、意思決定の材料となりえない -
ビジネスにデータや分析をどう活かすか、というシンプルな問いに対して、真っ向から回答している本。
著者は恐らく、一般的でデータなどのない世界で、努力されてきたのだと思うが、意外にビジネス目線での本はないので、馬鹿正直に時間のかかる統計の本に手を出すより全然仕事に活きると思う。 -
小手先の技術に傾倒しない、分析のあるべき姿が書かれている。が、やや冗長すぎるか。
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発行は2013年と古いけれど、やたらめったらビッグデータとかDXだとかいう経営者は読んだ方がいいと思う。「データ分析を活用できていない企業に不足しているものは、分析力によりビジネスを変革していこうというマインドを持つ人材なのです。」「単なる分析力では足らず、『見つける力』と『解く力』と『使わせる力』の三つが必要」ファイルの整理法も参考になった。(データと計算式は分ける、パラメータは外だしにする、単位をつける、式に注釈をつける、リンクは一方向に、不要になったものは消す、わかりやすいファイル名をつける)
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著者の講演を聞いて、感化されて購入した。
体験談がメインではあるが、データサイエンスを企業活動に活かすという面で参考になる。 -
どのようにデータ分析組織を作り上げていくべきか、クリアになりました。2013年出版の本とは驚きです。もうこれで回り道しなくて済むような気がしました(それぐらい参考になりました)。