会社を変える分析の力 (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062882187

感想・レビュー・書評

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  • データ分析をする人の陥りやすい罠についての記述が参考になった。データの分析だけにとらわれていては、分析結果をビジネスに役立てることは到底できない。とのこと、

  • ようやく読めたが、好著。
    データ分析について、心がまえやあり方を説きつつ(”「データ分析」とは、「データから問題を解明するプロセ
    ス」”であり、「意思決定」につながらないと意味がない)、その限界にも言及する。
    個人的には”ざっくり計算(理解)”というワードが実にしっくりきた。これ大事よなあ。
    耳に痛い部分もあり、時間をおいて再読したい。

  • 分析の手法ではなく、分析自体が会社にどのような影響をもたらすか、どれほど重要なものなのかを熱く説いた本。とてもためになった。

  • データ分析の手法よりも、
    データサイエンティストととしての心構えや、
    分析の結果をどうやって活用するのかという話が多い。
    個人的には非常に関心を持って読めた。

    データアナリクティスは今ホットなキーワードだが、
    本書で語られている本質は不変であり非常に大事な事項であろう。
    何のためにその分析をするのか、
    分析した結果は意思決定にどう役立ったのか。

  • 「分析=数値計算」ではない。数字の意味や分析結果がどのように活用されるのか、広く考えることが本当の分析である。データを分析する際は考えることを止めないようにしたい。

  • 分析の手法ではなく、分析担当者としての心構えであったり、社内での在り方について書かれていた。
    実際に分析担当者としての立場ではないが、なんでもデータを分析すれば全てが自動的にわかるという考え方を改めさせられる本であった。
    最後に判断するのは人間であり、何をどう分析して何に役立てるかが大切な部分であることを再確認した。
    それと同時に、システムに多額の金を投資し満足することなく、それを使いこなせる人間になれるよう努力していきたいと思わせるものであった。

  • 『残念ながら、「連続性の世界観」は、とても崩れやすい世界観です。現実を支配しているのは、「不連続生の世界観」です。データ分析で解明できているのは、理想論的な「連続性の世界観」での解明に過ぎません。すなわち、データ分析結果を意思決定に使う際には、理想的な「連続性の世界」における知見が、現実の「不連続性の世界」においてどれだけの意味を持つかをよく吟味しなければなりません。しかし分析者は、しばしば「連続性の世界」が自分の守備範囲と思ってしまいます。でも、意思決定者は、現実の「不連続性の世界」における答えを期待しているのです。』

    データ分析について考える際に、非常に参考になる良著だと思う。

  • データ分析は「意思決定」のためのツール。課題を見つけ、問題解決のための意思決定をするのは人だということを忘れない。

  • 上位マネジメントが分析する素養をもってないと、会話が通じないよね、実際。。。

  • 久しぶりに、熱い本に出会いました。
    分析することは、課題を解決するための意思決定に影響を与えること、と言い切る筆者。数字遊びには意味はなく、現場でこそ使える分析結果こそが、必要。そのために必要なのは、論理性、右脳的思考、感受性と言い切ります。もしかしてこうかな?と思う仮説力や、結果を元に現場を説得する力が、最も大切。
    この3要素を磨くためには、日々、仕事のデータだけでなく、とにかく現場にでて徹底的なヒアリングをすること、興味のあるデータに触れること、を推奨してます。
    しばらくデータ分析してなかったので、小さいものでいいから、こつこつ数字で表現すること、意識しようと思いました。

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著者プロフィール

大阪ガス情報通信部ビジネスアナリシスセンター所長。京都大学工学部数理工学科を卒業し、同大学大学院工学研究科応用システム科学専攻修了後、1991年に大阪ガス入社。2005年、大阪大学にて博士号(工学)を取得。この間、米国ローレンスバークレー国立研究所の客員研究員としてエネルギー消費データ分析に携わるなどの経験がある。2013年、「第1回 データサイエンティスト・オブ・ザ・イヤー」(日経情報ストラテジー)を受賞。著書に『会社を変える分析の力』(講談社現代新書)

「2014年 『真実を見抜く分析力』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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