第四権力 巨大メディアの罪 (講談社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062931007

感想・レビュー・書評

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  • 「大企業の人事抗争」というような物語である他方、現在の“報道番組”の姿が形成される中で“契機”となった「あの番組」の登場を巡る挿話も引かれ、何か「“マスメディア”が“第四権力”という座を確立していく経過」が“人事抗争”や、渦中で出会った男女のロマンスと対比されるような具合に物語が進行する。

    近所の書店で入手して読み始め、旭川に出た際に往路の車中で読了した一冊であるが…「名状し悪い、“昨今の風潮”が形成された、“近い過去”を振り返る」というような興味深いものが在った…

著者プロフィール

1939年東京生まれ。専門誌記者や編集長を務める傍ら小説を書き、75年『虚構の城』でデビュー。83年、退職し作家に専念。緻密な取材に基づく企業・経済小説の問題作を次々に発表する。代表作は『小説日本興業銀行』『小説ザ・外資』の他『金融腐蝕列島』シリーズ全5部作など。

「2023年 『転職』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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