欺きの家(上) (講談社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062931540

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  •  定年退職を控えていたジョナサンは、社史編集のための記録探しを命じられる。

     その会社の創業一族には不審な死者が多い。
     記録探しは、ジョナサンの回想につながり、それは事件の真相へつながっていく。
     とはいえ、派手な推理なんかはありません。
     丁寧に、一族の出会いとつながりと何があったのかが語られるだけ。なのに、この重さ。ジョナサンが、感傷的じゃないからこそ、過去の輝きがまぶしい。そして、過去が輝いているからこそ、今の零落が切ない。
     老いたジョナサンに現状を変える力はない。

     切ない。
     何もかもが切ない話だった。

  • リーダビリティはよし。40年間をうまく埋められるのかだ。

  • レビューは下巻にて。

著者プロフィール

1954年英国ハンプシャー生まれ。ケンブリッジ大学で歴史を学ぶ。公務員生活を経て、’86年のデビュー作『千尋の闇』が絶賛され、以後、作品を次々と世に問うベストセラー作家に。『隠し絵の囚人』(講談社文庫)でMWA賞ペーパーバック部門最優秀賞を受賞。他の著作に、『還らざる日々』『血の裁き』『欺きの家』(すべて講談社文庫)など。

「2017年 『宿命の地(下) 1919年三部作 3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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