- Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062932943
感想・レビュー・書評
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シリーズとして安定感している。
猟奇的な事件から始まり、
今回はどうなるのか・・・と思ったものの
そこまで劇的な展開とまではいかず。
ただ、読ませる面白さは健在。
貧困や社会の不条理、家族愛など
いろんな要素が盛り込まれていて
悩みながら事件にあたる難しさというのが
印象に残った。 -
単純な猟奇殺人事件ではないだろうと読み始めたが、予想のはるか上をゆく展開。伏線もあり、ドラマ化も想像される。面白かった。
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今までのシリーズを通して1番最後が読めない展開でした。そして、偽善でもなんでも、、、というところにはたいへんぐっときました。職場が浅草界隈なこともあり、かなり塔子に共感してしまった作品。次回作も楽しみです
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顔と両腕を損壊された遺体が見つかった。手がかりは、遺体の腹に記された謎の数字と、狩りの守護聖人のカードだけ。連続殺人を予測した如月塔子ら警察の捜査もむなしく、第二の事件が発生。またも記された数字は、犯人からの挑発なのか。謎と推理の応酬の果てに彼女らが辿りついた、残酷で哀しい真相とは。
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人が殺人を犯すとき、そこにはそれぞれの事情がある。
まったく身勝手な動機もあれば、やむにやまれぬ動機もある。
欲にかられた動機もあれば、緊急避難的な動機もある。
この物語で起きる事件には、そのどれにも属さない動機が隠されている。
このシリーズにしては珍しく、結末ありきのような展開になっていたことが残念だった。
犯人に迫る緊迫感のようなものも少なく、分析班が活躍する場面もほとんどない。
面白くないわけではない。
それでも、塔子と鷹野のコンビ。
分析班のそれぞれのメンバーの活躍。
このシリーズのファンとしては、萌どころが少なく感じてしまった。