気がつけばチェーン店ばかりでメシを食べている (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 33
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062933971

感想・レビュー・書評

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  • 読みやすく、知ってる店多く、やや古いが良い気晴らしになった。

  • 「4522敗の記憶 ホエールズ&ベイスターズ涙の球団史」が良かったので、同じ著者の本を手に取る。まったく毛色は違うけれど、チェーン店の飲食店への思いがつづられていて、自分が行ったことがあったりで、馴染みがある分についてはおもしろかった。/伊豆で仙台人が3人集まってうまい地魚でも食べようといってたのに気がついたらびっくりドンキーでチーズバーグディッシュほうばっていたとか。シェーキーズの食べ放題における暗黙の掟のシュールさ。モンローとディマジオが3日通ったというロイホのオニグラスープ。やよい軒で丼ものを頼んだばかりにご飯をおかわりできなくて悲しい顔をした柔道部員を2回見たとか。2012年、ハニトーを愛するおっさんたちのために?できた秋葉原の「ハニトーカフェ」。1997年群馬のとあるスーパーで産声をあげた「築地銀だこ」(東京発祥だと思ってた...)。箕面市の60分1290円のケンタッキー食べ放題の「カーネルパフェ」。てんや高円寺店で結成されたてんや好きによって結成された「エビメタバンド」がてんや社長の絶賛後押しを受け、メジャーデビュー(…その後どうしたんだろう)。ツイッターでてんやなう、とつぶやけばクーポンをくれるキャラがいたり(…いまもやってるのかしら)。Sizzlerというお高いけど、充実すぎるドリンクとサラダバーをそなえたお店があったり。初めて飲んだルートビアは、ドクターペッパーを煮詰めて養命酒でわり、浅田飴クールを入れてエアーサロンパスを掛けた味にしか思えなかったり。/といったエピソードや情報が興味深く。

  • 単なるコラムじゃなくて、なんかあったかい感じがした。鳥良行ってみたい!

  • 安くてそこそこ美味い外食チェーン店の数々35店の魅力を紹介する。その店ならではの特長や変遷が面白くまとめられている。日常生活に欠かせないものになったからこそそれぞれの思い入れがある。‬

  • 「70年代生まれの我々が、子どもの頃から慣れ親しんできた味は、チェーン店のものではなかったか」。安くて便利、そこそこ美味くて気軽だから、今日も自然と足が向く。誰もが知る35店の「あるある」と「なるほど」が満載。気鋭のコラムニストが綴った、雑誌「散歩の達人」の人気エッセイを、大幅に加筆して文庫化!(表紙裏)

    結構知らないところが多かった(12店)。
    チェーン店の雑学を増やすというよりは感情優先のエッセイで、だからこその面白さがありました。
    ところどころクドく感じた個所もありましたが、概ね好印象なので、他のエッセイも読んでみたいと思います。

  • 箸休めで手に取った本なのに色々考えさせられた。文章は終始おちゃらけに徹しているが、最後の章は何ともしんみりさせられる。文中で語られる外食チェーンの栄枯盛衰ぶりや"飲食業界の国内需要は限界"という言葉に時間の残酷さを感じずにはいられない。読み進める内に家族で行った外食の思い出が蘇ってきた。父はよく外食に連れて行ってくれた。思春期を迎えいつしか煩わしくなったが、今ではとても恋しく思える。大切なのは"何処で"食べるかではなく"誰と"食べるか―。祖父母が連れて行ってくれた「ハングリータイガー」は今でも思い出せる。

  • 気がつけばチェーン店ばかりでメシを食べている (講談社文庫)2016/6/15
    村瀬 秀信

  • チェーン店に行く前に読みたい。

  • 文章もうまいです。

  • チェーン店を褒めるのでもなく、けなすのでもなく、ただただフラットにルポをしたもの。

    だから、「まあ、そうだよね。」というのが感想。
    新たな価値とか付加情報はない。

    でもチェーン店ってそういうものかもしれない。
    特別に光っているわけではないけど、コスパ良いし、なんだかんだいって慣れてて安心。というもの。
    だからこのスタンスの書き方はあっているのかな。

    吉野家の七味が絶妙のおいしさというのは、今まで気が付かなかった。確かにほかの牛丼屋とは違う香りがする気がする。さすがの、眼のつけどころ。

    あとはイトーヨーカドーのフードコートのような店における、筆者の過去の思い出がなんだか、郷愁があって、しみじみした。

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著者プロフィール

1975年生まれ。神奈川県茅ケ崎市出身。ライター、コラムニスト。著書に『気がつけばチェーン店ばかりでメシを食べている』『それでも気がつけばチェーン店ばかりでメシを食べている』『プロ野球最期の言葉』『4522敗の記憶 ホエールズ&ベイスターズ涙の球団史』『止めたバットでツーベース』『ドラフト最下位』など。

「2023年 『地方に行っても気がつけばチェーン店ばかりでメシを食べている』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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