エチュード春一番 第一曲 小犬のプレリュード (講談社タイガ)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 826
感想 : 103
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062940146

作品紹介・あらすじ

「あなたの本当の目的というのは、もう一度人間になること?」
大学生になった春、美綾の家に迷い込んできたパピヨンが「わしは八百万の神だ」と名乗る。はじめての一人暮らし、再会した旧友の過去の謎、事故死した同級生の幽霊騒動、ロッカーでの盗難事件。波乱続きの新生活、美綾は「人間の感覚を勉強中」の超現実主義の神様と噛み合わない会話をしながら自立していく──!

感想・レビュー・書評

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  • 拾った犬は神様だった⁉︎
    少女の自立、人間になりたい神様との認識のズレ、事故死した旧友の幽霊騒動。様々な要素が絡み合うため、結局平板になってしまった印象もある。
    でもそれぞれが補完し合い物語が進む様は面白かった。

  • 再読。荻原さん作品の中では星3つかな?とは思いますが、やっぱり荻原さんの物語はとても魅力的。ファンタジーなのにリアル。

  • 久しぶりの荻原規子さん。神様が出てくるし、ちょいファンタジー風味なので真相はどうなのかこちらも読みながら迷った。結局はやっぱりそうなのか、とちょっと残念。つまらない、という意味ではなく、いい友人だったらよかったのに、と思う。続きが楽しみ

  • S

  • 主人公美綾が意図的に鈍感でなんだかなぁ、と。恵まれてることに気付かない人って、本人に悪気なくても反感買うよなー。智佳の幽霊が見える云々も大学生にしては稚拙なやり口。こういう気の惹き方をする子、小中学生の時ならいたな。モノクロの八百万の神っていう設定は面白い。犬の姿を借りて人間になるための調整中。神様視点の人間というものとか。

  • 大学入学と同時に家族が渡英し、実家での独り暮らしを始めた美綾が出会ったのは、喋るパピヨン…の姿をした神。音楽の絡む話ではない。
    亡くなった小学校の同級生の幽霊にまつわる話が中心だが、比較的早くから不穏な気配が漂っており、美綾の鈍感さはちょっとどうかな、という感じである。モノクロイケメン(笑)との今後が気になるが、当分は無理かな。新しい環境に馴染むまでの、居所のない感じはなんとなくわかるが、歳をとるにつれてあまり気にならなくなってきたかもしれない。

  • まあまあ・・・
    荻原さんの本は勾玉が一番好き。

  • 予想通り? だけど面白い。
    あー、怖かった。
    何々に何々を科学的にアレさせるというのは、たまらない。

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  • 人間の感覚を勉強中のもう一度人間になりたい八百万の神が宿るパピヨンと暮らしはじめた、恋愛もしたいけれどすぐに反応出来ず後で勿体ながるような大学一年生の美綾の、等身大でふつうの女子大生さが興味深かった。幽霊騒動の結末は納得のいくものだったけれどその分も驚きはなく、怪しさからかいまいち乗り切れなかった。

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著者プロフィール

荻原規子・東京生まれ。早稲田大学卒。『空色勾玉』でデビュー。以来、ファンタジー作家として活躍。2006年『風神秘抄』(徳間書店)で小学館児童出版文化賞、産経児童出版文化賞(JR賞)、日本児童文学者協会賞を受賞。著作に「西の良き魔女」シリーズ、「RDGレッドデータガール」シリーズ(KADOKAWA)『あまねく神竜住まう国』(徳間書店)「荻原規子の源氏物語」完訳シリーズ(理論社)、他多数。

「2021年 『エチュード春一番 第三曲 幻想組曲 [狼]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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