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- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063545081
感想・レビュー・書評
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息子太郎ちゃんももうすぐ3歳。アスペルガーで専業主夫=プロチチの直は、乗り越えるべき壁を見事クリアし、三人の生活はすっかり落ち着いたようです。
よって、最終四巻はほぼ蛇足。
いじめや躾、そして親の反面教師としての直の母との対決など、重たいテーマを扱ったエピソードが含まれているのに、どれも通り一遍の教科書的な「正解」を示しておしまい。説教臭さ、胡散臭さ満載になっちゃってて、とてもとても残念です。
でも、そんな中、金魚の「養殖」のエピソードがとっても光ってます。
花歩さんと太郎君が軽い気持ちで縁日の金魚すくいで獲ってきた金魚を、生き物係として数えきれないほどの墓を掘ってきた直が、全力で育てる様子を、花歩さんが、もはや「観賞魚」じゃなくただの「養殖」と評するお話です。育児も直にとっては「飼育だった」って続くのですが、でも、それが「誠実ですよね」――損とか得とか計算抜きで――するべきことを全力でする――守るべきものを命がけで守る――そんな男っていそうでなかなかいないんじゃないかなぁ…と続きます。
これって、アスペルガーの目指すべき道ではないかと思うのです。なかなか人間関係に悩まされずに全力を発揮できる場に巡り合うのは難しいのですが、でも、できることをできるやり方で精一杯やって、それが評価される場もある…そんな場に巡り合えるといいなぁ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
抜けページ? じゃないよね?
3巻読み直してみよ。