生徒諸君!教師編(24) (BE LOVE KC)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 62
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (168ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063803129

感想・レビュー・書評

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  • 最終巻は読んでいないが、ここで感想を。難しい。前作を高校時代に読み、よかったと思っていた自分としては複雑。殊に、前作の23巻・24巻を悪い意味で突き崩してしまったのはいかがなものか。飛島氏が描いた女神のようなナッキー、結婚宣言までした祝との関係。本作品はこれとはかなりかけ離れてしまった感あり。完結作品の続編は難しいだろうが…。むしろ、旧作とは離れ、若い教師の奮闘物語、生徒の成長物語とすれば、面白い作品になったように思う。沖田似の保護者、祝、田村夫妻等不要なキャラクターがそぎ落とされ、集中して描けるからだ。
     ところが、本作品はここで終わらない。続編とした意味があるからだ。よきにつけ悪しきにつけ、前作・本作とおして、基本的にナッキーは聖人君子過ぎた。悲嘆を除き、嫉妬・妬み・悪意といったマイナス感情からは程遠いキャラクターだったわけだ。が、本作品では、終局に近づくにつれて、人間くさいナッキーが見れる。遠峰に走った祝に対して嫉妬・怒りを持っていたことを垣間見させるシーンがそれだ(ただし、嫉妬は明確ではない)。もちろん、両親(特に母)に対する拭い去れない恨みは明確にされている。実に人間らしいナッキーなのだ。20代の等身大の女性の姿がそこにある。そのため、ここまで読んできて、評価を難しくしているのだ。読みたくなかったような、読んでよかったような…。

     これとは別に、作者は、ナッキーが祝を追いかける姿をほとんど描いていない(描きたくないのかな?)。
     あの積極果敢なナッキーが祝に対してのみ何らの行動も起こさないのだ。沖田が死んでしまったことだけが原因ではあるまい。善良な家庭で育った祝とナッキーとの埋められない溝なのだろうか?

  • 2016.5.7市立図書館(家人)
    あの校長先生ともわかりあえないのがせつないし、両親ともけっきょく打ち解けられなかったという告白が悲しい。
    いよいよ卒業式へ。最初で最後の生徒たちもいろいろたくらんでいる。トビオもそろそろだまってない。

  • 配送待ち(9/6)、23巻読んだか心配になって来た。www
    追記: 読み終わって23巻を早速手配しました!(爆)

  • まさか教師編が終わりを迎えるなんて、想像していなかった。
    ナッキーにとって、学校は舞台が狭すぎたのか?
    日本は生きづらいのか?
    次の巻が教師編のラスト。ドキドキしながら待つ。

  • 教師編も長かった。
    次巻で終わりらしいが新シリーズがまたはじまるらしい。
    こうなりゃ最後の最後まで読みます。(M)

  • 義母さんが買っているので、ときどきよんでる。
    泣ける。けど迷惑なこどもたち。

  • ようやく昔の生徒諸君みたいになってきた!
    おもしろくなってきたー♪

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著者プロフィール

6月4日生まれ、千葉県出身の双子座。O型。1968年に「海とルコックちゃん」でデビュー。「少女フレンド」より『生徒諸君!』で第2回講談社漫画賞を受賞。代表作は、他に『Let’s豪徳寺!』『聖域―サンクチュアリ―』『セイントアダムズ』『I’s(アイズ)』など。

「2012年 『生徒諸君! 最終章・旅立ち(3)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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