星河万山霊草紙(1) (KCx)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063805314

感想・レビュー・書評

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  • 田舎の風景と綺麗な人と木のお話。良い意味でさっぱりとしていて癒されました

  • これはすごく面白くなりそう、てか面白いですけど。
    シリアスになりがちで落ち着いてみえるほおずきは実は揺らいでいるけれど、そんなのおかまいなしに一直線な一歩がすごくよい。

  • タイトルと表紙の雰囲気が似ていたので、<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4022131500/kisaragikuu-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">星が原あおまんじゅうの森</a>」と同じ作者、もしくは同じ世界感みたいなものかと思ってたんだけど、全然違った。



    樹木の精が人と結婚し、子供をなすという世界で、その樹木の精であるほおずきとそのほおずきの子孫で、ほおずきが好きになってしまった、一歩の物語。



    消息不明になってしまった夫の天馬を待ち続けるほおずきと、ほおずきの周りで気を引こうとする一歩と、その周りの人たちの関係がとてもいいわ。



    予告を見ると2巻ではちょっと痛い話になりそうだけど、雰囲気が易しい物語だし綺麗な終わり方をしてくれると期待している。

  • 穏やかな夢のあるストーリー。
    雰囲気が好ましい

  •  「木霊(こだま)」と呼ばれる木の精霊が人に嫁ぎ、その子孫には植物を「起こす」力がある・・・それが当然の事実として受け入れられている星河町では、町の人間は皆木霊の子孫。だが人に混じった木霊達も寿命を迎えていき、今は樹齢1200年のケヤキの精、 ほおずき をただ一人残すのみ。通常は夫が寿命を迎えれば、嫁いだ木霊もやがて消えるのだが、ほおずきの夫 天馬 は海で消息を断ち、今も帰りを待つ彼女は生き続けている。もう130年も。
     ほおずきの直系の子孫 一歩は 「起こし」の力も持たず 勉強もできない問題児だが、五代前の先祖であるほおずきに幼少時命を救われ、冗談にまぎらせながらも強い思慕の気持ちを持ち続けている。
     だがほおずきは帰らぬ人を待ち続ける事に疲れたのか、次第に力も弱まり、口数も少なくなっていく。そしてある日・・・


    「木霊」の存在が前提のファンタジー。作画がきれいで、凛としたほおずきは美しい。厳密に考えるとタブーな話でもあるが 上品で魅力的な作品に仕上がっている。1巻のラストで急展開があり、期待を持たせつつ2巻に続く。
     
     

  • [漫画] 星河万山霊草紙 1巻
    http://orecen.com/manga/hosikawayorozu01/

  • 人間と樹木(木霊)が共生する星河のまち。ファンタジックな世界観がよかった。3年後、一歩とほおずきの関係がどう変化したのかが楽しみ。

  • 2011/09/09購入・11/05読了

    3年後の世界が気になる。一歩が格好良くなっている予感。

  • ジャケ買いで久々の当たり。

    木霊が人に恋し嫁ぐ村という設定がいい。異種婚姻譚ではあるけれど、物語の世界ではそれは決して異常事態ではなく、珍しいけれどしばしばあることと、として受け入れられている。人と木霊との間の子孫が持つささやかな能力も差別の対象ではなく、ちょっと便利な能力程度の認識でしかない。でも、自然と人間の共存というものともちょっと違う。この微妙な距離の掴み方が非常にいい効果を出している。

    物語は、100年以上夫を待ち続ける木霊の”ほおずき”と、その5代先の子孫とを中心に進んでいく。第1巻はラストで唐突に3年の歳月が流れて終わる。第2巻がどういう展開になるのかかなり楽しみです。

  • いい雰囲気。
    やりようによっては胸をしめつけられるような設定や展開だと思うけど、キャラがイキイキしてるので、そればっかりに感じず読めてよかった。
    それにしても、ましろちゃん、麿眉かわいーなーw

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