カブのイサキ(6)<完> (アフタヌーンKC)

  • 講談社
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感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (168ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063878639

感想・レビュー・書評

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  • なんとなく知ってはいたが、予想以上のあっけないラスト。ポカーン……。
    後日2ちゃんスレを読んで、なんとなくわかったような気もしないではないが。

  • 打ち切りとか色々言われているが、個人的には45秒の謎掛けを含めて、かなり深くて重いものを想像させてくれたので良いんじゃないかなと思った。

  • 6巻完結。
    謎は謎のままか…死後の世界ということなのかな…
    芦奈野節の抒情感はやはり捨てがたい。
    次作を楽しみにします。

  • そういう風に完結するのかぁ。

  • 唐突な終わり方…。

    45秒後が読みたかった。

  •  最後、幻想風味で逃げたな…(うちきり?)。

  • いくら解釈を読者に委ねるといっても投げっ放し過ぎ。
    打ち切りなのであればそれはお気の毒としか言えないが。

  • 読み終わった!
    10倍の世界の秘密、広げっぱなしの風呂敷。
    ヨコハマのてろてろの世界じゃないけど、
    そのまま黄昏の世界で話が終わるんだと思っていた。

    けど。

    最終巻、最後に近づくにつれ加速度的に話しを収束させてきました。
    ヨコハマの最終巻を読んでない自分なのでそちらがどうなのかは分かりませんが、
    ちょっと、いやかなり予想外の展開に驚きました。。。
    「道端から」を読み終えたあと、次のページを開くのが勿体無くて。勿体無くて。
    そこまでの話を読み返したり、色々想像したりして、残り2話を満足のいくものにしようと。

    そして残りの2話。
    読んでみて凄く納得した。
    自分なりの解釈だけど、恐らく死後の世界だったんだね。。
    イサキが世界を知れば知るほど、ぼやけた雲はなくなる。
    周りのひとは興味はない。もう死んでいて行くことはないから。

    多分だけど、イサキの人生の残り全部を過ごすと、
    シロさんの世界の45秒、なのかな。
    途中で死んだり自殺しちゃうと、その世界には行けない、のかな。
    5巻で富士山の「ほんの一瞬」の話がこう繋がるとは思いもしなかった。
    カジカとイサキが似ている、っていう伏線も、なんかこう、今なら何となく分かる気がする。

    そんな感じ。まだ感想を書ききるには読み足りない。

  • なんか唐突に終わってしまった。
    多分作者の構想は出来上がっていて、カジカの話も今後の伏線として張っていたものと思う。
    本来「#45 海じいさん」ってもっと後の話だったのだろう。

    きっと多くの読者がシロさんの台詞に惑わされたと思う。
    「え。じゃあイサキって何者?」てな感じで。

    一番ストレス抱えているのは作者でしょうね。

  • ふたたびあの世界に行くために

    【内容】
    最終巻。
    イサキは違和感を覚える。
    シロさんは答える。
    物語は唐突に終る。
    【感想】
    えー、いきなり最終回?
    もっとこの世界を感じていたかったけど。
    世界を広げよう。イサキがもう一度45秒後に行けるように、作者がもう一度書けるように。
    しばらくの、バイバイ。(2013年02月10日読了)

    -10倍に広がった地形
    -世界全部が田舎
    -飛行機
    -空
    -飛ぶ
    -どこかのんびり
    -そこはかとなく三角関係ふ
    -シロさん

    簡単なリストを下に置きます
    【あっちゃん】カジカの同級生?陸上部。
    【イサキ】主人公。カブの操縦に慣れてきたところ。長井で食品工場に勤めている。
    【伊佐そば】16号線沿いにあるそば屋。深夜でも開いているので目印となる。ここで夜を明かす客が多い。そばにお菓子でもなんでも入れる。名物は「そばぜんざい」?。
    【海じいさん】シロさんたちの知り合い。「ヨコハマ」のガソリンスタンドのじいさんみたいな感じ。いきなり現れて景色の話だけする。
    【海蛍】海上飛行場。
    【海岸道路】内陸部を南北に貫く。
    【カジカ】シロさんの妹。イサキの4歳下のガールフレンド?6巻によると小学6年生のようだ。運動神経抜群。
    【カブ】セスナのような小型の飛行機。
    【業者ノート】富士山に行くイサキにシロさんが渡した包み。中を読み取る装置があるらしい。
    【コロコロ】ハナグロの本体。
    【御殿場】茶屋ではお焼きが食べられる。
    【サヨリ】木更津で連絡機のパイロットをしている若い女性。ピッツに乗る。イサキと運命的な?出会いをする。シロさんに憧れている。いつもトイレを我慢している。
    【しょうが屋】海岸道路にある店。爺さんがひとりいる。辛いジンジャエールしかない。荒野の目印となっている。
    【シロさん】カジカの姉。イサキにカブを貸してくれる女性。妹のカジカにとってすら謎が多い。伝説的な女性パイロットらしいが普段は眠っている。「うちのカブに乗るときさは 目的地とか… 二の次だからね」
    【須走】過酷な環境。観測所みたいな場所。だだっ広い施設。
    【世界】さまざまなものが10倍のサイズにになった。世界すべてが田舎となった。
    【頂上駅】富士山頂上にある。ネコさんと出会う。妙に謎で幻想的な場所。
    【東京塔】高さ3333メートルの塔。かつての東京タワー。
    【ネコさん】富士山頂上駅で出会ったキツネ眼の女性。再登場ありそう?
    【パイパー・スーパーカブ】カブの名機。シロさんのカブ。
    【ハコちゃん】カジカの友人。
    【ハナグロ】輸送機。御殿場近辺では「カラス」と呼んでる。自動操縦で飛ぶのでパイロットはいない。人工知能はけっこう気さく。
    【富士山】標高37760メートル。飛行機では上を越すこともできない。
    【部品町】レンズ谷の奥にある。カブ職人が大勢いる。
    【ピッツ】複葉機。カブよりは速く、250キロ出る。サヨリの愛機。
    【ピラタス・ポーター】町内会バス。
    【メイコンII】空に浮かぶ巨大な飛行船。地表観測機構の船。一度飛び立つと何年もそのまま飛び続ける。
    【指話】パイロットどうしは指の動きで会話できる。
    【レンズ谷】蜃気楼が見えることがある。

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著者プロフィール

アフタヌーン四季賞1994年春のコンテストにて投稿作『ヨコハマ買い出し紀行』が大賞を受賞、同作を連載化してデビュー。アニメ化もされた同作は2006年の連載終了まで幅広い層の支持を集め、2007年には第38回星雲賞コミック部門を受賞した。

『カブのイサキ』(2007年~2012年)を経て、待望の最新作『コトノバドライブ』を発表。

「2017年 『コトノバドライブ(4)<完>』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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