- Amazon.co.jp ・マンガ (196ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063880625
作品紹介・あらすじ
戦争も奴隷制度もない国を作るためヴィンランドを目指すことを誓ったトルフィンは、遠征のために必要となる莫大な資金を得るために東方ギリシアの都・ミクラガルドへ向けて旅立った。船乗りになることを願い、夫のもとを飛び出した花嫁・グズリーズがトルフィンの仲間に加わり、さらに、身寄りのない赤ん坊と犬も加わった。その船を花嫁奪還を誓うハーフダンの息子・シグルドが追う!!
感想・レビュー・書評
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戦場で拾った孤児を親類にこそ託せない理由が…。
ノルドの男のルール厳しすぎる。 -
避けては通れぬ険しい旅路。
人と人、狩るものと狩られるもの。
正義と正義の相克。 -
大陸でクマとたたかう。
女性の狩人の父を、主人公が殺していた。 -
「みんなが…当たり前にできることが、できなきゃいけないことが…っできない…」。「いい子になれなくてごめんなさい」。グズリーズの悲痛の叫びが胸に突き刺さった。女とは妻とはこうあるべき、不条理な規範を押し付けられる息苦しさは相当なものだったのだろう。自分の生き方を自分で決められるのが自由だなとしみじみ思った。とにかくグズリーズはトルフィン達と航海に出られて良かった。
また、この巻で新登場のヒルドはかなり訳ありだな。次巻はトルフィンVSヒルドか。二度と戦わないと誓いを立てているトルフィンはどう対処するのだろう。 -
9-16巻(奴隷編~繋がれたアジサシ編)読了!
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読了。おもしろい。
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広い世界を見たい彼女。
当年の女性の在り方に、どうしても寄り添えない彼女。
そんな彼女が駆け出した先。その行方。
一方、暴力の世界にいた己との別離を固く誓ったトルフィン。
覚悟していた展開が待ち受けていた。 -
険より強きもの,そして女性の偉大さ。そこをなんとか頼むよおっぱいはあるんだろう。あるけども!こっ……マジかわかってないなこの人!赤ちゃんを産まないと!お乳は出ない!殺人を犯した者は裁かれなければならない。
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急展開を迎えたところで物語が閉じられている16巻である。現在のところの最新刊がこれであり、ここで待ちに入るのかとやや気が滅入っている。
それぐらいに物語としては、避けることのできない大きな問題にぶつかっており、これが次の巻で解決するとはちょっと思えないくらいの大きさだ。過去を背負いながら立とうとするトルフィンの前に、再び過去が立ちはだかる。その壁の大きさは、もはや絶望的ですらある。
この物語がどんな結末を迎えるのかは楽しみに待ちたいところである。とりあえずここでは、星四つ半相当と評価しておく。 -
戦記ものだと思いきや、こういう展開に持って行くとは、すごいなぁ。
Brave Heartのサントラ等のケルト音楽を聴きながら読んだら、没入感が半端ではない。そのくらい世界観がしっかりと確立している。 -
復讐されてたものは復讐される。そういう因果があるのだろうか…。
やられたら、やりかえす。
その繰り返しは平和を生まない。
人を憎まず、許す心があればいいのに。
きれい事なのかもしれないけどね。 -
どこかゆるい空気があるように見えても、やはりこの時代は殺伐としている。死はけっこうあっさりやってくるんだよな。
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復讐の連鎖は断てるのかーー。
資金調達の旅であると同時にトルフィンの贖罪の旅でもあるようです。しかし、謝っても償えない罪はある。罪には罰をという被害者の感情を収め、犯罪抑止にもなる手段、ノルドの人々には正当な権利として"復讐"が認められているみたいです。恵みの少ない土地で部族抗争をするのは人口抑制の効果もあるのかも。
重いテーマはありますが、逃亡花嫁に乳飲み子が仲間に加わり、旅の雰囲気は賑やかで楽しいです。追手のシグやんも憎めないキャラだし。 -
一族郎党皆殺しが復讐の連鎖を断ち切る手段として機能している“掟”に何か違うと異を唱える彼女。ふわっとした言い方だけど何か違う。手っ取り早い方法だけど正しくない。その感覚充分に伝わる。掟の話に触れた後、過去の自分が犯した罪が今の自分の前に現れる展開が遂に来た。次巻どう決着をつけるのか期待。
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購入済み
ベイビー登場♪ -
因果応報か。憎しみの連鎖から逃れる未来を見たい。
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11世紀ヨーロッパを舞台にしたヴァイキング叙事詩。
戦争も奴隷制度もない国を作るため、北の果てヴィンランドを目指すことを誓ったトルフィン一行。遠征のために必要となる莫大な資金を得るため船で東方ギリシアの都・ミクラガルドへ向かいます。そこに、船乗りになることを願って夫のもとを飛び出した花嫁グズリーズが仲間に加わり、身寄りのない赤ん坊と犬も追加。しかしその後ろからは、グズリーズ奪還の追手が迫る…。
新たな旅が始まるとともに、トルフィンは殺戮に明け暮れた過去とも向き合わなければならない模様。とても辛そうですが、どうなるのかとても楽しみ。冒険の始まりは、いつでもドキドキしますなぁ。 -
シグやん愛されてるよな。父親とは違う形の金貸しになりそう。ナメられるか厚い人望を得るか紙一重感あるけど。
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船に焦がれて、自分の生き方を選ぶことに
あれだけ切なく美しい涙を流すシーンを描いて、
洋上ではこれかい!
とか、これまた悲痛な涙を流すシグルドと
ボンクラな仲間たちのゆかいな?復習追跡とか
緩急あざやかに描かれるけど、
最後にはとてつもなくシリアス。
どうする、どうなる?
次巻がでるまで、また最初から読み直しだな。 -
この巻を読んで、だいぶ忘れてるとこがあるなぁと最初から読み返してしまった。
1巻が出たのがかれこれもう10年ほど前と考えると、初巻から読み返すのはひどく久しぶり。
読み返していると以前と感じ方が違うことに驚いた。
何よりトールズ、トルフィン親子の人生観が、ようやく重なって見えるようになったのは、あらためてとても感慨深い。
「そうか、読み始めた当初は無限に大きくみえたトールズの背中に、いつの間にかトルフィンは苦悩しながら追いついていたんだ。そして、これからは親を追い越して行く物語が読めるんだなぁ」そう思うと本当に嬉しい。
まだまだ楽しみに付き合いたい物語を、本当にありがとうございます。幸村先生。 -
グズリーズのみんなと同じように出来ないってシーンがとてもグッときました。幸村先生はちょいちょいこういうのを挟んでくれるからやめられない。
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過去の記憶...