- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065136812
作品紹介・あらすじ
定廻り同心の小者の情報によると、どうも江戸の掏摸(すり)の数が減っているらしい。犯罪が減って悪いことではないのだが、半分もいないというのだから尋常ではない。掏摸といえば江戸では浅草、両国、そして市谷。月也は男装した沙耶を連れて市谷に向かった。地元の掏摸の話によると、どうやら本当に「掏摸のかどわかし」が起きているらしい。月也が釣り堀で注目を集めている間に、沙耶が捜査を進めることになった……。
感想・レビュー・書評
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うちの旦那が甘ちゃんでシリーズの2作目。
2018.11発行。字の大きさは…小。
前回ほどの感動は無いが面白くていい。特に、沙耶と月也の掛け合いがすごく面白い。
2話からなっていて、1話目の「掏摸と佃煮」は、大名家が人さらいをするのを解決する。2話目は、「流行神長屋」は、占い師と一緒に盗賊を捕まえる。
次回が楽しみだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
甘ちゃんでボンクラな旦那…というか 旦那さんとして最高じゃないか??
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#読了 ご都合主義は気になるけれど、月也と沙耶の夫婦がとても可愛い。今回はあまりにも月也が活躍しなかったから、次巻では月也の人の良さや純粋さが大活躍の話とか読みたい。
それにしても、この作者さんのお話はご飯が美味しそうでお腹がへる。 -
少女漫画の原作なのか?
まったくもって還暦間際のkitanoが読むには
(大好物だあああああ)小声で
ラスボス的な強大な敵を設定しておいて、拍子抜けするところが難点ですが、1巻目から罠を仕掛ける嫁は頼もしい -
沙耶が格好良いのは良いけれど、旦那は相変わらずぼんくらで小学生のよう。
ストーリーは軽く読みやすく、何気に江戸風俗が細かく書かれていて、ご飯も美味しそう。 -
沙耶の推理力と行動力がすごい。
月也さんはどこ行ってたんだ!っと言いたくなる。 -
一作目と比べてキャラクターは確立してきた分面白みはある。もう少しスケールの大きな話になっていくと面白いなと。
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月也のよく言えば純粋で素直、悪く言えば子どもっぽくてぼんくらな人柄がかわいらしい。男らしいと微塵も思えぬあたりがなんとも。この物語は夫婦の相思相愛感が読んでてほっこりするけど、事件や話自体はいまいちかな。帯は煽りすぎだと思います。
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面白すぎ!!続編が待ちきれない。
あらすじ(背表紙より)
江戸の掏摸の数が半分に減っているという情報が入る。犯罪が減っていいことだが、事件ではある。江戸では浅草、両国、そして市谷に掏摸が多い。同心の月也は、妻の沙耶とともに早速市谷へ。「掏摸のかどわかし」が実際に起きていることがわかり、二人は手分けして捜査をすることに。―大好評書下ろし時代小説。 -
最初の1が、面白かったので、2も読んでみた。
何か、武士であるのに、こんなに能天気で、良いのだろうか?
剣豪小説など、読んでいたので、余計に、情け無い同心(武士)に思えるし、妻の沙耶にしても、剣術が達者でもないのに、無鉄砲すぎる行動が、多い。
そうでないと、小説が成立しないのであろうが、、、、
この本は、第一話 「掏摸と佃煮」が、書かれているのだが、、、、掏摸にお咎め無し・・・
この当時の時代背景では、10両盗みをすれば、死罪という位厳しいものだったはずである。
この一話だけでは、本に出来なかったのか?第二話の「流行神長屋」も短篇過ぎて、こじつけの盗賊逮捕である。
玄祭の 信者をくっつけると、儲けるという字になる。
人を信じているという事は、金に繋がる。
だが、人の心を金に換えるようになると堕落する。
この言葉の通りだと、玄祭は、罰せられなければいけないのではないだろうか?
このシリーズ3が出ても、今度は読まないであろうと、思う。