うちの旦那が甘ちゃんで2 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
3.31
  • (4)
  • (24)
  • (32)
  • (10)
  • (0)
本棚登録 : 209
感想 : 19
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065136812

作品紹介・あらすじ

定廻り同心の小者の情報によると、どうも江戸の掏摸(すり)の数が減っているらしい。犯罪が減って悪いことではないのだが、半分もいないというのだから尋常ではない。掏摸といえば江戸では浅草、両国、そして市谷。月也は男装した沙耶を連れて市谷に向かった。地元の掏摸の話によると、どうやら本当に「掏摸のかどわかし」が起きているらしい。月也が釣り堀で注目を集めている間に、沙耶が捜査を進めることになった……。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • うちの旦那が甘ちゃんでシリーズの2作目。
    2018.11発行。字の大きさは…小。

    前回ほどの感動は無いが面白くていい。特に、沙耶と月也の掛け合いがすごく面白い。
    2話からなっていて、1話目の「掏摸と佃煮」は、大名家が人さらいをするのを解決する。2話目は、「流行神長屋」は、占い師と一緒に盗賊を捕まえる。
    次回が楽しみだ。

  • 甘ちゃんでボンクラな旦那…というか 旦那さんとして最高じゃないか??

  • #読了 ご都合主義は気になるけれど、月也と沙耶の夫婦がとても可愛い。今回はあまりにも月也が活躍しなかったから、次巻では月也の人の良さや純粋さが大活躍の話とか読みたい。
    それにしても、この作者さんのお話はご飯が美味しそうでお腹がへる。

  • 少女漫画の原作なのか?
    まったくもって還暦間際のkitanoが読むには
    (大好物だあああああ)小声で
    ラスボス的な強大な敵を設定しておいて、拍子抜けするところが難点ですが、1巻目から罠を仕掛ける嫁は頼もしい

  • 沙耶が格好良いのは良いけれど、旦那は相変わらずぼんくらで小学生のよう。
    ストーリーは軽く読みやすく、何気に江戸風俗が細かく書かれていて、ご飯も美味しそう。

  • 沙耶の推理力と行動力がすごい。
    月也さんはどこ行ってたんだ!っと言いたくなる。

  • 一作目と比べてキャラクターは確立してきた分面白みはある。もう少しスケールの大きな話になっていくと面白いなと。

  • 月也のよく言えば純粋で素直、悪く言えば子どもっぽくてぼんくらな人柄がかわいらしい。男らしいと微塵も思えぬあたりがなんとも。この物語は夫婦の相思相愛感が読んでてほっこりするけど、事件や話自体はいまいちかな。帯は煽りすぎだと思います。

  • 面白すぎ!!続編が待ちきれない。
    あらすじ(背表紙より)
    江戸の掏摸の数が半分に減っているという情報が入る。犯罪が減っていいことだが、事件ではある。江戸では浅草、両国、そして市谷に掏摸が多い。同心の月也は、妻の沙耶とともに早速市谷へ。「掏摸のかどわかし」が実際に起きていることがわかり、二人は手分けして捜査をすることに。―大好評書下ろし時代小説。

  • 最初の1が、面白かったので、2も読んでみた。

    何か、武士であるのに、こんなに能天気で、良いのだろうか?
    剣豪小説など、読んでいたので、余計に、情け無い同心(武士)に思えるし、妻の沙耶にしても、剣術が達者でもないのに、無鉄砲すぎる行動が、多い。
    そうでないと、小説が成立しないのであろうが、、、、

    この本は、第一話 「掏摸と佃煮」が、書かれているのだが、、、、掏摸にお咎め無し・・・
    この当時の時代背景では、10両盗みをすれば、死罪という位厳しいものだったはずである。

    この一話だけでは、本に出来なかったのか?第二話の「流行神長屋」も短篇過ぎて、こじつけの盗賊逮捕である。

    玄祭の 信者をくっつけると、儲けるという字になる。
    人を信じているという事は、金に繋がる。
    だが、人の心を金に換えるようになると堕落する。
    この言葉の通りだと、玄祭は、罰せられなければいけないのではないだろうか?

    このシリーズ3が出ても、今度は読まないであろうと、思う。

全19件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1966年広島県生まれ。作家であり漫画原作者。多くの文献に当たって時代考証を重ね、豊富な情報を盛り込んだ作風を持ち味にしている。小説には『大正野球娘。』『三国志』『金四郎の妻ですが』『捕り物に姉が口を出してきます』『うちの宿六が十手持ちですみません』『帰蝶さまがヤバい』『ありんす国の料理人』『あやかし長屋 嫁は猫又』『恋文屋さんのごほうび酒』『七代目銭形平次の嫁なんです』などがある。

「2023年 『うちの旦那が甘ちゃんで 飴どろぼう編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

神楽坂淳の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×