破妖の剣(6) 鬱金の暁闇 10 (コバルト文庫)

著者 :
  • 集英社
3.24
  • (4)
  • (11)
  • (25)
  • (4)
  • (2)
本棚登録 : 174
感想 : 21
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086015752

作品紹介・あらすじ

完全復活を遂げたラスが、生身で本格参戦!人類の未来を左右する聖戦の火蓋が切られた!ターラと紫紺の妖主の闘いにより「破壊の鍵」を手に入れた雛の君の、残酷な宣言が高らかに響きわたる。「急ぎなさい、人間で遊びたいなら。わたしが次築く新しい世界に、人間が生まれることはないのだから!」ラスvs.雛の君!ラスは全魔性の新女王の無慈悲な謀略にどう挑み、どう闘うのか…。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 完結まであと5巻はかかるとみた。刊行が短期になっているのは喜ばしいが、遅筆が過ぎる。
    そして、コバルトって35周年…23年は読んでるわね。ワタシ。

  • キーパーソンでありながら、全く情報が入っていなかったラスにそれとなく情報が入った冒頭。そして、久しぶりの逢瀬?な主人公二人。 ……この二人が主人公であってますよね?(汗)

    行間読むにしても、なんでいきなりそうなったという気がしないでもないいきなりのシーンでは、思わず何度か読み返してしまいました。

    うっかり本音を漏らしたラスを放り出した闇主の凍りついたその後をそのまま追いかけたい衝動に駆られ…… そして番外編。

    ちょいちょい違和感もありつつ、久しぶりに破妖(=闇主とラスの話)を読んだような気になれた。

  • 前巻で紫根の妖主が散ってしまった、主亡き璃厳城。浮城の面々は、雛の君によって追い詰められ、アーゼンターラの中に封じられていた、世界を破滅させるための鍵を手に入れてしまいます。一方ラスは、トーンから、自分が翡翠の妖主を倒したせいで雛の君が誕生し、ターラが世界を破滅させるために利用され、命の危機にさらされ、彼らの故郷が襲撃された事情を明かされます。

    雛の君に命を抜き出され、死に瀕するターラを助けるためラスは雛の君に決戦を宣言するのですが、そこに、弟、リーダイルの身体を纏った王蜜の妖主が割って入り、まさかの父娘対決?!と…まあそれがこの巻の内容です。破滅の鍵を手に入れて、雛の君は女皇にクラスチェンジw

    絶対者となって魔性に君臨し、彼女が再創造する世界には人間は存在しないので、今のうちに人間を使って遊ぶなりなんなりしろ、と配下の眷属に対し、非常に物騒な指示を出してしまいます。全世界の魔性が暴走して人間を狩る状況を阻止し、雛の君の新世界創造を食い止めるために、ラスは父と戦った上で女皇を倒さなければいけないようですね。

    本編の内容はこれで全部。

    そうそう、闇主はラスに与えた自分の紅い瞳に宿る魔力を解放し、それをラスが自由に使えるようにします。時間を操る力と魅了眼の二つを手中にしました。短いけれど、ラブシーン、というか、再会シーンがありますよ。決着がつくまで甘い場面はお預けですかね。お尻に敷かれそうなラスと闇主の関係がおかしいです(笑)。ちゃんとラブシーンなのにね。甘口がお好みなら、同時収録の外伝でどうぞ。前田さんらしい恋物語でした。

    皆さんがお書きの通り、11巻と、これとまとめて、やっと通常のコバルト文庫一冊分なので薄くて悲しいです。体調がお悪いのか、書くのがキツいのか…。かつては面白い作家さんだっただけに、残念で。未完になってしまうと思っていたこのシリーズが完結するだけでも気が済む部分もあります。ここまで付き合ったら、最後まで読もう、とは皆様と同じ。図書館で鬱金10巻から13巻までまとめ借りしました。昔なら発売日、待ちかねていたのに。前田先生、頑張って!

  • 某キャラの選択が嬉しかった。

  • 闇主とラスの場面に色気がほしかった(-.-;)、

  • いつまでもステータス変更してなかったので、2重に買うという失態を犯しましたorz

  • やっとお目覚め。濡れ場あり。

  • 進んでない(汗)しかしようやくの闇主とラスのちゃんとした(?)再会で色気のないディープキスかましてくれた。そして捨て台詞のような告白に闇主さまフリーズ(笑)。ラスがどんどんスキル身につけて強くなっていく。ラスボスがあれだからね、そりゃいくらでも強くなっていかないとだめなんだけど、でもほんと時間かかるな。というかラスボス寸前にお父様か。そうか、この山超えないといけないんだ・・・あとどれだけ続くんだ!また外伝な短編も入ってるし。いいから早く本編終わらせてくれ。

  • やっとヒロインが、己の体で普通に動いて普通に喋ってます。
    そしてヒーローとは言い難い、あの人との再会!!
    かりそめのものでなく、本体で本人との再会!
    もうこの時点で、色々な意味でばんざ~いw です。
    本編、確かにシリアスというか、すごい状態なのに
    もうこれだけで読んでて良かった、とw

    人から魔性は産まれた。
    なるほど、と。
    あんなものが自然に落とされるわけはないですから
    当然というか何と言うか…人が創ったと言われれば納得です。
    自業自得の世界、という感じです。
    最初は1人でした、と言われても、そう思います。
    それを綺麗な世界に戻そうと思うのは、いらないと思うものを排除するのは
    逆の立場でもそうだろうな、と。

    ただ、手に入れた『鍵』の部分から、まったくもって話が進んでいないのは
    いつもの事というか何というか…。
    しかも、後半外伝入ってるし!
    そりゃ切りがいいですけど、続きが欲しいです!
    外伝は外伝でお願いします~。

  • やっと復活して参戦のラス。ここからどう展開していくのか…というところで次巻へ…だものなぁ。

全21件中 1 - 10件を表示

前田珠子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×