ゆきうさぎのお品書き 親子のための鯛茶漬け (集英社オレンジ文庫)

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  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086801416

感想・レビュー・書評

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  • 図書館より。

    さらりと読了。今さら、恋心かよ!(笑)思わず突っ込んでしまったのは、私だけだろうか。

  • 相変わらず出てくる料理が美味しそうでほんわかした雰囲気だけど、周りの状況にちょっとづつ変化が出てきた。重い話はない(だから現実味があるけど読みやすい)けど、ちょっとした人生の岐路に佇む登場人物への別の登場人物へのアドバイスが結構参考になります。

  • タマ三年生の一年。イギリスで店を開く友人に一緒にやらないかと誘われて迷う蓮。タマの友人の玲沙は田舎の母の突然の再婚話に戸惑う。ミケさんは親戚たちから就職や結婚について責められ、将来に惑う。みんなそれぞれの未来にむかって動き出し、ゆきうさぎにもあらたなお客様が……。

    今回は親子の話。蓮の決断とかミケさんの就職とか当て馬らしき新キャラの登場とかいろんなことが動き始めた感。そしてついに自覚。大樹さんほんとスパダリ力強いのにこんなにウブってずるい。ちょっとじれったいけど良い人しかいないので安心して読める。でももうちょい踏み込みが欲しいような、お行儀が良すぎてもったいない気持ちになることもある。まあたまにはこういう本もないとな……。

  • あいかわらず「ゆきうさぎ」は温かい。
    大樹の気付きが、物語を動かすかな。次回が楽しみ。

  • 進路ね…悩むよねえ
    出てくる料理がどれも美味しそうで、ご飯を美味しく食べられるって幸せなことなんだなぁと再認識する。

    それにしても碧の家庭環境はほんとに温かいものなんだね。
    家庭こそが居たくない場所だ、なんて感覚が分からない人の気持ちってこんな感じなんだろうな
    うらやましいな

  • 大切な恩人からの誘いに思い悩む蓮、新しい家族に戸惑う玲沙、親戚に追い詰められて苦悩する菜穂。
    碧と大樹の柔らかな関係にほのぼのとしながらも、新たな人物の登場に少し心がざわめきます。

  • ゆきうさぎのお品書き
    親子のための鯛茶漬け
    小湊悠貴

    ゆきうさぎのお品書きシリーズ④

    ∞----------------------∞

    ☆序章 賑わう朝の店開き

    蓮と慎二が泊まった翌朝のメニューは中華粥。旅館みたいな朝食。平凡な毎日が幸せだと改めて感じる大樹だけど。その一方、なんだかちょっと不穏な空気感じ取ってる?

    ☆第1話 向日葵とアイスクリーム

    蓮は、イギリスでお店を開くという友人から、一緒に働こうと誘われてる。そのイギリス人ウィリアムは観光がてら蓮を説得しに来日。
    父に相談した蓮だけど、彼は自分が独立して店を持ちたかった。賛成してくれる父に感動!でも、持ってきた差し入れ(そもそも差し入れだったかも不明)自分で食べちゃう父(ゆきうさぎとうちの美味いやつだから)。

    今の職場が気に入ってるという理由で断ってたけど、ぜひ自分のお店持って欲しいな。

    デザートの生春巻きはぜひ作ってみたい!

    ☆第2話 親子のための鯛茶漬け

    玲沙のお母さんが再婚という、ちょっとお堅い話かと思いきや、それでもやっぱりゆきうさぎがめちゃ関わっていい感じになるパターン。

    玲沙には双子の弟がいるという。彼らとの食事会はラーメン屋なのに自分はフレンチレストラン。良いのか悪いのか、やっぱりかしこまってろくに喋れず仕切り直しがゆきうさぎでした。しかも前日お母さんの彼氏さんが偵察に来るのも良かった。そうやって先に店の人と仲良くしとくの大事!

    その彼氏さんも玲沙もビール好きという共通点とかなんだかんだ味覚が合う人が1番大事ってことだと思う。

    ゆきうさぎのおせちは羨ましい。

    ☆第3話 肉団子で験担ぎ

    ミケさん宅に伯母から大量のお見合い写真が送られてくる。更には説得しにお店にまでやって来た。
    資格も経験もないのだから結婚しろというのがちょっと気持ち悪いなと思ってしまった。

    ミケさんはもうひとつのバイト先で契約社員にならないかと言われ、それを悩む気持ちは分かるけど、ゆきうさぎを辞めなきゃいけないのも悩む理由の1つなのが面白い。

    伯父(もちろん伯母の夫)から色々と言われてきたことで、伯母も追い詰められてやった出来事みたいな感じだったけど、ちゃんと自分の意思を持たないとダメだよね。

    ☆第4話 謎と追憶の茶碗蒸し

    お買い物しててバッタリ大樹と出会ってしまって、喜んでる碧が可愛い。「いつもの(シュシュ)つけてないんだな」って言葉も、気にかけられてるってことがすごく分かって嬉しいよね。

    亡き母の教え子という真面目で知的な印象の男性を、父の代わりにお墓へ案内した碧は、帰り道に食事に誘われてしまった。10年前にゆきうさぎで食べた卵黄の入っていない茶碗蒸しも再現してもらい、お店も気に入った様子。
    これからの展開が気になる!

    ☆終章 静かな月夜の店仕舞い

    碧のシュシュのことを思い出して買っちゃう大樹。今までは、碧側が好意があるのはありありと分かって、大樹はほんのりだったけど。とうとう気付いてしまった、好きだって!

    次巻楽しみすぎるわ!!!

    2022/12/28 読了(図書館)

  • 親子の、ということで親子がテーマになった話が多かったように思います。
    いろいろな親子の形や問題があってどれも自分の家族と重ねたりと考えさせられもしました。
    料理の描写は変わらず美味しそうです!
    読んでいると本当にお腹がすいてしまいます。

  • とうとう大樹さんが、碧への気持ちを自覚します。都築さんも今後関与してきそうだしどうなってしまうのか気になります。都築さんの不敵な笑みどんななのかちょっと見てみたいです。

  • 締めに入ってきているかんじがする…。美味しそうで優しい雰囲気が大好きなので、終わるのはさみしいなぁ

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