養生おむすび「&」 初めましての具材は、シャモロックの梅しぐれ煮 (集英社オレンジ文庫)

  • 集英社
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086805131

作品紹介・あらすじ

できたて、ふっくら、ほかほかお客の人生に寄り添う“おまもり”みたいな、おむすびをどうぞ。青森の長閑で美しい景色のなか、キッチンカー「&」は今日もまた店を開ける。無愛想な店主の柴田は、悩める客一人ひとりのために選んだ具材で、できたてのおむすびをそっと差しだす。その味は、お客の背中を後押ししてくれるような不思議な優しさに満ちていて――? 市川茉奈もまた、仕事の行き詰まりが元来の小食に拍車をかけるなか、キッチンカー「&」に出会う。一見ぶっきらぼうな店主に面喰らいながらも、おむすびを握る姿は穏やかそのもの、しかも味はとびきり美味しい。その丁寧な仕事ぶりに感動すら覚える茉奈に突然、店主は「お前、市川だろ――」と言い放ち!? 既に茉奈のことを知っているようで……?再会のシャモロック、惜別の銀杏、決意のワカサギフライ……心を繋ぐキッチンカーを舞台にした、美味しいハートフル・ストーリー!

感想・レビュー・書評

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  • 面白かったです。
    何だか楽しくなれそうな明るい感じの本を探していて、
    装丁の絵と書名の「おむすび」に惹かれて購入しました。
    笑いあり、美味しそうなシーンあり。また、心温まる話もありで良かったです。
    こんな美味しいおむすびを食べてみたいですね。

  • おにぎりのようにほっこりする優しい小説でした。

    第一の感想として、おにぎりがとても美味しそうで自分で作って食べたくなります。
    季節を感じながら読めるのも魅力的でした。

    特に2話目が個人的に好きで、夫婦の在り方がよかったです。
    また、3話目の話は、自分から後悔しない生き方を学んだ気がします。

    少し前向きになりおにぎりが無性に食べたくなります(笑)

  • 全部美味しそう!
    読んでてお腹がなりそうでした…ほっこり系で好きです。

  • セリフ回しとノリが妙に漫画みたいで、他作と続けて読んだため多少驚きました。このレーベルは女性向けラブコメ漫画の延長線なのか。脳をグルメラブコメ漫画鑑賞にスイッチさせて読んだ。シリーズ化の予定なのかそのために色気を出してるのか1冊では多少物足りない感じかな。

  • おむすびは大好きです。
    お話の場所が住んでるところに近いので、より身近に感じました。
    こんなキッチンカーがあったら絶対買います!!

    続編あるかなぁ。

  • 佐和ばぁが素敵。
    主人公の食事情関係なく会社の人間関係面倒だよね。

  • タイトルなんでこんなに長いの?

    続編出たら読みたい

  • とにかくおにぎりが美味しそう。茉奈が務めている会社は駄目上司がいたりしてイラッとしますが、&でいきいきと働く様子にほっこりする。
    お客とのやり取りも癒されるし、佐和ばぁもとても可愛い。なんだか癒される物語。

  • 「ギンナンおむすび」は涙なしには読めなかった。
    その展開は予想してなかった。
    防御できていないところに突然のお知らせで、うわあああとなり、その後一章からいた人もうわあああとなって、もうね。
    大五郎(犬)への台詞がフラグだったので後者はまだ予想はできていたんだけども。
    振り返りの台詞で涙腺は完全に崩壊。
    勘弁してくれ、お弁当食べながら読んでいたのに。
    この章のお二人も、そして柴田くんのばあちゃんも、とにかくこのお話に出てくる人生の先輩方はいいキャラが多い。

    絶望的に接客向きでない性格と表情の男性が営むおにぎり専門のキッチンカーのお話。
    少食で色々悩んできた女性が手伝ってくれるようになってからは、売り上げも伸びただろう。
    この二人、幼なじみみたいなもので、実は彼のあることのきっかけになるのだが、そのエピソードがまたほっこり。
    といいつつも、前述通りお話はほっこりばかりではないので、油断はできないが。

    とりあえず猿賀、きみは一発殴らせてくれ。
    スパイみたいなことしたくせに、最後までへらへらしてからにー!

  • 泣く

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著者プロフィール

青森県出身。地元で勤務しながら創作活動を続ける。2014年『ジャパン・ディグニティ』で第1回暮らしの小説大賞受賞。2023年「バカ塗りの娘」として映画化。主な作品に『おひさまジャム果風堂』『お手がみください』『みさと町立図書館分館』『みとりし』『ペットシッターちいさなあしあと』『羊毛フェルトの比重』(すべて産業編集センター)、『藍色ちくちく 魔女の菱刺し工房』(中央公論新社)など。

「2023年 『[新版]ジャパン・ディグニティ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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