世界と闘う「読書術」 思想を鍛える一〇〇〇冊 (集英社新書)

著者 :
  • 集英社
3.42
  • (16)
  • (53)
  • (64)
  • (15)
  • (3)
本棚登録 : 726
感想 : 52
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087207156

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 社会学者 批評家 濱野智史 前田敦子はキリストを超えた「AKBのことは嫌いにならないでください」→利他性を見出し、それをキリストと類似的に捉えた→私も濱野さんの見解に同意する(佐藤)

    2013年2月 ローマ教皇 生前退位→ベネディクト16世 保守中の保守→カトリック教会を中東において巻き返す戦略

    エスペラント語

    1903年 大阪で内国勧業博覧会 人類館 沖縄「われわれを朝鮮人、アイヌ人のような蛮族たちと同じ扱いにするのか」→人権に基づいた抗議ではない、当時の沖縄の異議申し立ての二面性

    ティモシー・ライバック「ヒトラーの秘密図書館」→人は持っている蔵書の10%くらいしか読んでいない。しかし、ヒトラーは本を非常に読んでいる。ヒトラーの人種思想や反ユダヤ主義のかなりの部分が、アメリカ、イギリスから入ってきている。

    今でも医者が諜報活動の一端を担っている。モスクワに駐在する主要国の大使館の医務官→要人の健康状態を判断
    田中角栄が入院した時→創価学会の病院関係者を通じて世間に漏れた。

    数学は非常に大事→十数年前に経済が数学と結婚→国際情勢や経済を理解するとき、数学の力は絶対に必要→にわか勉強でもいいから、数学の力をつけないといけない。

    村上春樹「色彩を持たない…巡礼の年」 赤松 自己啓発セミナーを主催して大成功 反社会的・自分の頭で考えることができる人間以外の85%はセミナーを必要としている。→ネタに金儲け

    グローカル→グローバルなセンス、高度な日本語→医者、弁護士、作家、編集者、記者、高級公務員
    ジャパンプレミアム→住宅の営業、自動車のディーラー→外国人「この人は5年後もいるかな?」
    10年後に食える仕事

    憲法96条の改正 最高裁判所の国民審査のようになんとなく自然に賛成となる。

    ☆本の紹介 ○読みたくなる ×知識の自慢
    知識自慢にならないように注意 本のすばらしさを伝える。

  • 佐藤優なる人物の得体のしれなさについて分かるかなと思ったが、佐高信のベテランレスラー並みの懐の深さによって、なんともここちの良い対談に終始。佐藤氏の村上春樹への警戒、ipsと原発への類似性の指摘以外に読みどころはなかった。

  • 本を読まずにはいられなくなる、刺激が満載の本。

  • 本がいかに人々の思想に影響を与えているかが分かる。個人的に面白かった章は、文学・評伝・文芸批判。外交官の実態についてもっと知りたくなった。今起きていることには、水面下で思想のぶつかり合いが起こっているということなのだろう。思想を知ることで、国内外の情勢への理解が深まるはずだ。著者のお二人の、歴史的な書物の読書量に脱帽だ。

  • [ 内容 ]
    世界は激変している。
    こんな時代に思想のないまま世界に対峙して生きていくことはできない。
    自分の言葉で世界をとらえ直し、みずからの思想を鍛えるのは読書しかない。
    ふたりの知の巨人が実体験をひきながら、読書を武器にする方法を説き明かす。

    [ 目次 ]
    第1章 宗教・民族と国家
    第2章 家族と国家
    第3章 戦争・組織
    第4章 日本とアメリカ
    第5章 沖縄・差別の構造
    第6章 日本・日本人
    第7章 文学・評伝・文芸批評
    第8章 社畜とブラック企業
    第9章 未来を読む

    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • 読め❗️

  • ☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB14035682

  • 「読書(速読)のテクニック」が書いてある訳ではない。
    二人が、どういう本を読んでいるか(どこら辺まで読んでいるか)知ることが出来る。

  • 対談の著者2名が、共通して興味を持っている分野について、「読むべき」本について語っています。共通している認識が多いはずなのですが、ちょっと違うところもあり、それを曖昧にしないではっきり言っているところは面白いと感じました。
    いろんな本の内容の障りを知ることができます。「こんな本があるのだ」と興味を持つことができます。
    ただ、ちょっと特徴が有りすぎる本が多いので、多読できる人向けのものが多いと思います。紹介されている本を少ししか読まなかったら、変な方向に影響される危険があるように感じました。

  • この対談を読んでいると、自分が如何に本を読んでいないかを実感させられました。
    佐藤優氏の一方的な知識からの高度な情報を読んでいるような感じで、私としては少々追いつけない状態でした。
    いろいろと本を今後読むことで、再度この本を読むことができたらなと思いました。

全52件中 21 - 30件を表示

著者プロフィール

1945年山形県酒田市生まれ。慶應義塾大学法学部卒業後、郷里の高校教師、経済誌の編集長を経て、評論家となる。憲法行脚の会呼びかけ人。
近著に『新しい世界観を求めて』[寺島実郎との共著]『小沢一郎の功罪』(以上、毎日新聞社}、『平民宰相原敬伝説』(角川学芸出版)、『佐高信の俳論風発』(七つ森書館)ほか多数。

「2010年 『竹中平蔵こそ証人喚問を』 で使われていた紹介文から引用しています。」

佐高信の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×