- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087207156
作品紹介・あらすじ
世界中で民族紛争や宗教対立が激化、格差は拡大し家族・地域も崩壊寸前。この争乱の時、自分の言葉で世界を捉え直し、思考を鍛えるには読書しかない。言論界の武闘派コンビが贈る、生き残る為の読書術。
感想・レビュー・書評
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佐高氏が生徒で佐藤氏が先生のような役回りで、多様なテーマについての関連本を紹介しつつ語り合う内容で「読書術」について論じているわけではない点に注意。
さすがに読書家で碩学の佐藤氏なだけあり、カバー範囲がものすごく広い。全体的にはやや宗教的なテーマに偏りがある印象。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/685849 -
本書は、外務省のラスプーチンこと佐藤優氏と庄内の三英雄の一人の佐高信氏が対談しつつ本の紹介をしているブックガイドです。
タイトルに「読書術」とありますが、あくまでブックガイドが主で、「読書術」についての記述は記憶に残っていない。
また一応、対談という形式ではありますが、知識量の差がありすぎるのかほとんど佐藤優氏の発言だけで構成されています。
先日読んだ佐藤優氏×立花隆氏の対談ガイドブックに比べると、、というか比べるのが失礼なくらいの佐高信の不甲斐なさでした。
(思想的にはまったく賛同できませんが、山形県を代表する知識人の一人なのでかなりがっかりという感じです)
本当の意味での対談を期待していたのですが、残念。 -
佐高信さんと佐藤優さんが自らの思想を鍛えてきた本や実体験などを語り合った本。思想を鍛えるためのブックリスト付き。
変化の激しい時代を生き抜くには「物事の本質」を理解する必要があります。物事の本質を理解するための一番の近道は読書です。
本書は二人の対談を通して、読書から物事の本質をつかむヒントを得ることができます。 -
佐藤優という人は読書量が半端ないらしい。しかも内容をよく憶えている。獄中でもたくさん読んだのだろうが、あらゆるジャンルに詳しいようだ。
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さらっとなめた感じ。
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●悪の起源について2つの考え方がある。1つ目は悪は善の欠如から生じたと言う考え方。カトリックプロテスタントの考え方。もう一つは善の欠如ではなく、自立していると言う考え方。ロシアなど正教会ではこういう発想が強い。
●現代の日本人は無宗教だと思っている。しかし10,000円札で、10,000円分の商品やサービスを購入することができると疑っていないこと自体が宗教だ。借金苦で自殺する人がいれば、金のために犯罪を犯す人もいる。これはお金が宗教性を持っているから起きる現象だ。しかし利他性がない。また、ナショナリズム、大人にとっての宗教としての性格を持っている。しかも利他性があるから扱いが厄介だ。
●ハーバーマス 大川周明
●五味川純平「戦争と人間」
●孫崎享「戦後史の正体」右にも左にもうける
●「沖縄ヤクザ戦争」と言う映画が良い。
●何よりも安倍政権がやろうとしている「戦後レジームからの脱却」をやられたら困るというのが、外務省の本音なのでしょう。戦後レジームと言うのは、アメリカが日本に移植した戦後民主主義ですから。私たちは皆戦後民主主義の落とし方というのが、外務官僚の平均的認識ですからね。 -
佐藤優の頭はどうなってるんだ。脳男とはこのおっさんのことか
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【由来】
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【期待したもの】
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【要約】
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【ノート】
・ここのところ傾倒している佐藤優の対談本。相手は佐高信。
・幾つかの分野に分けて二人が放談しているという構成。各分野毎に必読本リストを挙げているので、参考に転記しておいてもよいかも、という感じ。
・佐藤さんの博覧強記ぶりが印象的ではあるが、それだけ。読みやすいし、読んでて面白い箇所もあるが、「読書術」についての本では絶対にないので騙されないように。帯だけならともかく、タイトルでここまで煽るってのは少しあざとくないか?
・佐藤さんの読書本ということであれば「読書の技法」がベストだと思う。
・以下、印象的だった箇所の抜き書き。
・(佐藤優は)AKBという宗教に好感を持っている
・石原慎太郎は知らないことを知らないと言えるのが利口。
・エスペラントの宗教的側面
・海軍の良識、縄張り意識が強い。陸軍をいじめてた。
・「菊と刀」はトンデモ本。
・孫崎享は極端な歴史修正主義。※そう言えば田母神のことをたしなめた話は正剛さんだったっけ?
・沖縄の守谷ばなし。
・文春という戦犯出版社。丸山眞男の矜持。
・田辺元の「哲学入門」。なお、勘違いしてたが、田辺元と木田元は違う。
・(佐藤優は)鶴見俊輔はずるっこい感じがする。
・(佐藤優は)江藤淳も加藤典洋も小林秀雄もどこがいいのか分からない。 -
"この人たちの頭の中を観てみたい。
テーマは宗教、国家、戦争など。"