- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087452167
感想・レビュー・書評
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マスカレードホテルにつながる前の話。
2人の活躍をそれぞれ別々にしたもので、
ホテルマンの仕事とは!仮面を守ること
刑事の仕事とは!仮面を剥がすこと
それをそれぞれの事件でやっていてぶつかり合いが無かったのが残念。まぁ、それぞれの話なので仕方ないけど。
けど、これで改めてマスカレードホテルを再読したいと思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
マスカレード・ホテルの前日譚が描かれた一冊。
ホテルのほうを本編とするなら、本編での活躍が可能となった過去の事件が描かれていることを期待して読み進めた。特に、オッとなることもなく終わってしまったのが残念。せめて、本編に登場した他の登場人物の深堀があればもっと満足できたと思う。
言い方は悪いが、マスカレード・ホテルが売れたので、前日譚も是非という声が上がり書きあげたのかなという内容に感じた。ただ、「仮面と覆面」という短編は出版社への声もにじみ出ているように感じ面白かった。 -
主人公二人の「優秀だけど性格が悪い」描写が苦手
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可もなく不可もなし。仮面と覆面が良かった。ミステリーとしてはオリジナル性はあまり感じられなかった。
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まさかマスカレードがシリーズ化するとは思いもよらなかった。前作を読み、大枠や設定、仮面を暴く人間と仮面を守る人間という対比はとても良いのだが、いかんせん、登場人物達が、読んでいて後味の嫌な(後味が悪いわけでは無く積極的に嫌悪感がある)連中ばかりだ。
何故、高額ホテルに泊まればお客様は神様、何でもサービスが行き届いていると、いう事を聞いてくれると思っているのか。何故山岸は自身の宿命よろしく、お客様の期待に応えなければならないのか。ここに対して滑稽に見えてしまうし、腹立たしくも見えてしまう。
ホテル従業員を主人公に添える場合の設定というか、どうしても彼女の立ち位置が作風と合わない様な気がしてしまう。彼女の元に若い溌剌とした新人女性がいて、その人物と新田という設定であれば十分わかりやすいのだが。僕自身がコミュニケーションが屁理屈的な人間の為、そういった見方になっているのかも知れないが。
今作は短編集の様な構成だが、ミステリーでは無いし、筆者の短編が苦手な僕としては読了後何の感情も芽生えず次の本を開いてしまった。
タイトルの雰囲気やマスカレードの意味(上記)や、前日譚を「イブ」とつけるあたりは実は好きだったりする。なんだかんだで期待しまくっている分評価が辛辣になっているのだろう。次回作こそ期待、その時は荒んだ心では無く純粋に作品を楽しめるように努力しよう(笑) -
スラスラ読めました。
マスカレードホテルのときと同じ
交換殺人だったのが少し物足りなかったです。
尚美と新田さんの働き出して間もない頃の話で
2人に少し荒削りなところがあり楽しめました。