少女は卒業しない (集英社文庫)

  • 1015人登録
  • 3.82評価
    • (64)
    • (121)
    • (87)
    • (10)
    • (3)
  • 98レビュー
著者 : 朝井リョウ
  • 集英社 (2015年2月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087452808

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
朝井 リョウ
朝井 リョウ
西 加奈子
三浦 しをん
いとう せいこう
宮下 奈都
有効な右矢印 無効な右矢印

少女は卒業しない (集英社文庫)の感想・レビュー・書評

  • スゥーとカーテンに揺れてる春風チックな登場人物たちだった.
    揺れたり、揺られたり、止まったり、飛び降りたり
    忙しく動く時間の中で、最後の制服姿を楽しんでいるように思えた.

  • 翌日に取り壊しが決まっている高校での卒業式を描いた短編集。それぞれの高校生の思いが丁寧に描かれていて各話ごとに感情移入でき面白かった。

  • 女の子のキラキラした部分だけを掬い取ったような作品で、
    少女漫画を読み漁った後に小説を書くと、こんな感じになるのかなと思いました。

    「四拍子をもう一度」がお気に入りで、コミカルなやりとりが面白かったです。
    「在校生代表」は、他人のプライバシーをどこまで侵害するつもりかと
    読んでいてハラハラしました。
    よく読むと自己中心的に行動する人物が多いのですが、
    それがまた少女のリアリティを出しているのかもしれません。

  • エンドロールが始まる、がとても良かった。ジンときた。
    笑ってたのは四拍子をもう一度。これは二人の少女の同じ想い、でも別々な想い、というところもよかった。世界が消えてなくなる前に…が本当にツボだった。

  • 高校生の卒業式の短編集。1話目の先生に恋する話、好きだなあ。懐かしいきもちになった。

  • うんうん、なかなかやっぱ朝井リョウ的な学校もの、で良い。時系列的には何者よりも前だよな、調べればわかるんだけど、なんとなくこの後何者に移行?っていうのが自然な気がするね。
    ありそうでなかった「卒業しない」というタイトルは秀逸。

  • 文章がキレイ。
    卒業の日に、きちんと終わらせなければいけないこと。
    終わらせるには、キッカケが必要な時もある。
    自分の意思だけじゃ難しくて。
    「卒業の日」に背中を押されたみんなの物語。

  • やっぱ、いい!!
    朝井リョウの中でこの作品が一番好きかも
    卒業を前にした何人もの女の子の話
    みんなそれぞれ切ない何かを抱えて卒業していく

    もう朝井リョウにはこの作品みたいなのは描けないのかな
    高校生のギリギリの心模様
    絶望と同じくらき希望に溢れてる人生で一瞬の時期
    また描いて欲しいな

  • 甘酸っぱくて、とても良いです!あーいいなぁと。

  • 伸ばした小指のつめはきっと、春のさきっぽにもうすぐ届く。

    最初の一文がほんとに好きで、この本はちょっと手ばなせそうにない。ものがなしくて、がんばれがんばれ、まけるなよって応援したくなる。

  • 朝井リョウの言葉選び。きらきら澄んだ校舎の空気。女子校育ちの私が一生経験することのない甘酸っぱいきらめき。笑。
    エンドロールが始まる/屋上は青/在校生代表/寺田の足の甲はキャベツ/四拍子をもう一度/ふたりの背景/夜明けの中心

  • 青春を体験したくて選んだ作品。
    期待通りの、いい意味で安っぽいありがちな青春ストーリー。
    学生の頃って、いちいち変なところは考えて、考えなきゃいけないところは笑ってごまかしてたなー、と懐かしい気持ちにさせてもらった。
    高校生バンドの長ったらしいメンバー名へのツッコミは、電車の中で吹き出してしまった!

  • 瑞々しい。朝井リョウさんじゃなきゃ書けない。
    自分も高校最後の卒業生だったから
    重なって感情移入してしまった。
    朝井さんは、本当にカメラのシャッターをきるみたいに一瞬の感情を逃さない作家さんだなあって本当に素敵だなぁって思う。1番心に残っているのは、憧れの先生との最後の瞬間を描いた話。
    やっぱりどこか大人な先生に憧れてしまう時期ってあるよねえ、って思うし、その恋というよりも慕情に近い様な感情がとても繊細に描かれていて、わかるなあって思った。
    卒業、のざわざわ感というか特有の切なさがずっとあってとても好き。素敵。
    高校生のうち読んでほしい。
    さよならは切ないけど始まるために必要なんだ。と、卒業シーズンに背中を押してもらった。

  • 2016年10月21日読了。

  • とても良かった。少年少女たちの卒業という契機に伴う別れがきれいに描かれていた。高校から大学にかけては地方から都会に出て行く人が多いから、夢を追うと大切な人と離れ離れになる。でもそれを受け入れて前を向いて行く少女たちの姿が美しいと思った。

  • 卒業式と、取り壊される校舎。
    各章、同じ舞台なので共通点多数。
    卒業式前日、直前、式、式が終わった後、取り壊される前日。それぞれが非日常の中で感じる、今までの日常と未来への不安。
    比喩表現が多く、想像しながら読めた。

  • この本の前に読んでた本が難しかったからか、とても読みやすいなと感じました。
    「同じ時間を違う目線で書いて進めていく」方式をやはり好むようですね。
    心理的、物理的にも少女はそれぞれ一歩進んでいるのに、なぜこのタイトルなのかが今の私には分からなかったです。

  • 今日、わたしは「さよなら」をする。図書館の優しい先生と、退学してしまった幼馴染と、生徒会の先輩と、部内公認の彼氏と、自分だけが知っていた歌声と、たった一人の友達と、そして、胸に詰まったままの、この想いと──。
    別の高校との合併で、翌日には校舎が取り壊される地方の高校、最後の卒業式の一日を、七人の少女の視点から描く。青春のすべてを詰め込んだ、珠玉の連作短編集。

  • 廃校が決まった高校生たちのお話し。
    在校生として、恋人同士、恋人をなくした人、憧れの先輩、やりきった感のあるクラブとして、どのような選択をしていくのか?短編集ではあるが、ちょっとずつつながっている。

    いつ読んでも氏の作品は瑞々しさを感じずにいられない。そんなに多感でもなかったかんじの高校生活だったからかも。
    今思えば?でも、そのときはそのときなりに一生懸命だったんだよね。

  • 高校の統合で明日には校舎が取り壊される卒業式前後の高校生達を描く連作短編集

    あれっ?!オチは?
    朝井リョウなのに「そうだったのかー!」という仕掛けがないので期待はずれ
    ま、小説のクオリティとしては低くはないんだけどね

    個人的に面白かったのは亜弓さん(笑)
    実際はあんな事ないわ~(褒め言葉)

    そこそこの進学校なんだけど、醸し出る底辺校の雰囲気
    ま、でもどんな集団でも一定数は騒がしい輩は存在するからねぇ

  • 卒業の1日を7人の少女たちの目線で描く短編集。清々しく、切なく、懐かしく。
    それぞれのさよなら。
    かけがえのない時間の終わり、つぎの始まり

  • エンドロールが始まる
    屋上は青
    在校生代表
    寺田の足の甲はキャベツ
    四拍子をもう一度
    ふたりの背景
    夜明けの中心

  • 翌日に取り壊される高校の、その前日の卒業式の1日を7人の少女の視点から描く。

    だいたいが卒業生だけど、人生の節目で、きちんと区切りを付けようとしている話が多く、爽やかで清々しい。

    ちょっと時系列や話が前後し過ぎて何言ってるか分からず、話も見えなくてイライラした話もありましたが、だいたいはスムーズに、綺麗な言葉で語られていて読みやすかったです。

    朝井リョウさんは言葉が綺麗ですね。
    今後も出版された作品は必ず読んでいきたいと思います。

  • ある高校の卒業式にまつわる短編集で、それぞれの少女の視点で語られる7つの話から構成されています。この高校は合併により取り壊されることが決まっていて、卒業式は取り壊される前日に行われます。
    少女たちは思いを寄せていた先生や生徒会の先輩、これから遠距離恋愛になる彼氏と卒業を機に「さよなら」をします。それぞれ独立した短編ですが、話をまたいで出てくる登場人物が別の視点で書かれていて面白いと思いました。
    本館2階学習室 913.6||As
    oku
    5.18チャンプ本

全98件中 1 - 25件を表示

少女は卒業しない (集英社文庫)に関連する談話室の質問

少女は卒業しない (集英社文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

少女は卒業しない (集英社文庫)を本棚に「積読」で登録しているひと

少女は卒業しない (集英社文庫)の作品紹介

取り壊しの決まっている地方の高校、最後の卒業式の一日。少女7人が迎える、それぞれの「別れ」を、瑞々しく繊細に描く。切なくも力強いメッセージが光る全7話。(解説/ロバート・キャンベル)


少女は卒業しない (集英社文庫)の単行本

少女は卒業しない (集英社文庫)のKindle版

ツイートする