少女は卒業しない (集英社文庫)

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著者 : 朝井リョウ
  • 集英社 (2015年2月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087452808

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少女は卒業しない (集英社文庫)の感想・レビュー・書評

  • 青春だな~。自分が高校生だったのは遥か昔のことだけど、7人の少女たちそれぞれの視点で語られる高校最後の日は、心を揺さぶられるものがある。もし自分がいま小説を書いたとしても、こういう作品は書けないないだろうな。朝井リョウの才能に嫉妬せずにはいられない(笑)

  • 朝井リョウ作品の中では一番好き。
    先生と生徒の最後の日のやり取りが好き。

  • スゥーとカーテンに揺れてる春風チックな登場人物たちだった.
    揺れたり、揺られたり、止まったり、飛び降りたり
    忙しく動く時間の中で、最後の制服姿を楽しんでいるように思えた.

  • 高校生の恋の短編集。
    懐かしい感じ!

    でも、在校生の送辞はやり過ぎかな。読んでいてちょっと気恥ずかしい。
    最終話は悲しくて読んでいられなかった。
    他の話はさらっと読めて、温かくて甘酸っぱくて良かったかな。

  • 高校時代は有限で貴重な時間だという当たり前のことを、その最中にいるとなぜ見過ごしてしまうのでしょう。この本は、その高校時代にしか感じ得なかったいろんな感情を思い出させてくれました。高校時代の日常の中にある普通は見過ごしてしまうような些細な物・事・季節の描写、比喩表現などがそうさせるのでしょう。著作は男性であるにも関わらず、女子高生の繊細で強かな気持ちを表現するのがとてもうまいです。個人的には、「エンドロールは始まる」「在校生代表」「夜明けの中心」が好きでした。毎日通った私の居場所である図書室、笑いを誘った答辞をした彼、そしてもう2度と戻らない高校生活を否応なく思い出しました。

  • ほんとに朝井リョウはすごい。
    心を鷲掴みにされます。涙がこぼれます。
    買ったその日に読み終えました。
    余韻に浸れる一冊。
    寺田くんが好きだった。

  • とにかく懐かしい。淡い。青い。人の数だけ青春があって、悩み、笑い、恋をしている。色々な人間模様。障害や死をも独特な清々しさを含みながら描いている青春ストーリー。
    全てに共感し、一度しかない学生時代をもっと大切にしまっておこうも思った。

  • 取り壊しの決まっている地方の高校。最後の卒業式の一日を切り取った7つの別れ。
    高校を卒業してかなり経っているので話についていけるかな…と読み始めた1話目で心を持っていかれました。私の卒業した同じ、地方の共学校へ。
    先輩への憧れ、同級生との恋と別れ、同性の友達とのやり取り…すべてが一瞬で押し寄せてきて、懐かしくて、切なくて、哀しくて。
    たった一日の卒業式の出来事を、こんなにも新鮮な言葉で描いていく朝井リョウがやっぱり好きだ❗

  • 朝井リョウお得意の高校生の語り手がどんどん変わっていく短編集。
    短編だけど時系列に並んでいて、気持ちの書き方が綺麗だった。
    ロバートキャンベルさんの解説が日本人より日本人くさくて面白い。

  • 廃校が決まり、校舎の取り壊しの前日に執り行われた卒業式を舞台に、7つの女子高生の想いを取り繕った短編集。

    舞台が同じなので、途上人物が微妙にリンクしている点が楽しい。

    個人的には「桐嶋、部活やめるってよ」より好きです。
    特に「在校生代表」は読んでいてすがすがしい気分になれました。

  • 閉鎖的で窮屈で重苦しくて、それなのに確実に光はあって日々はきらめいていたね。そんなことを思い出したような、過去をキレイに塗り替えられたようなそんなかんじ。振り返ればそれはいつも輝いていたのに、そんなかんじ。

  • 学生に戻りたくなった!

  • 朝井リョウ二冊目。

    廃校が決まった高校の、最後の卒業式。
    卒業する者、卒業を見送る者、様々な立場の女子七人による短編集。

    小説のテーマとしては珍しくない、卒業、廃校。
    けれど、朝井リョウさんの感覚がすごく素敵。
    三月上旬の卒業式では国公立大学の発表がまだだから、先輩たちは卒業式どころではなかった、という文とか。
    クレーム間違いなしの送辞とか。

    細かいところがぴったりと寄り添ってくる文章で、だから見えている展開にもグッとくる。
    「そうじゃない結末」を願ったりしてしまう。

    タイトルの『少女は卒業しない』の感じは、きっと読後に一番しっくりくるだろう。
    彼女たちの一人だった自分に戻ることが出来る、キュンと切ない話ばかりだった。でも、わかるわー(笑)

  • なんでこんなの書けるんやろうっていつも思う。忘れてた高校のときのこと、あのときの感覚がある。全然違う体験してるのに。夏休み、クーラーかけずに扇風機で、電気つけずに晴れた太陽の光で、今読んで良かったなと思う

  • 卒業を控えた高校生の少女が主人公(1名は2年生)の群像劇。
    朝井リョウはデビュー作の「桐島部活やめるってよ」でも
    群像劇を描いており流石の描写力だと思いました。

    が、「桐島」に比べてあまり響くものがなかったのは
    自分があまりに高校生とは年が離れ過ぎたからなのか
    少女だけが主人公ということで感情移入がしにくかったからなのかと
    最初は思っていましたが多分違います。
    おそらく男子校出身者である私は青春真っ盛りの少女達及び
    そのまわりの男性陣に嫉妬をしていたのだと思います。
    (いい年こいて情けないですが)
    さすが少女を描くだけあってほとんどが恋愛に関する話が中心にあり
    高校時代にそういったものと全くの無縁だった私は共感するどころか
    年甲斐もなく嫉妬していたんですね。
    それはあまりにリアルに高校生達の姿が描かれているからかもしれません。

    しかし最後の「夜明けの中心」に関しては哀しい結末に
    いたたまれなくなり読後感はあんまりよくありませんでした。

  • 翌日に取り壊しが決まっている高校での卒業式を描いた短編集。それぞれの高校生の思いが丁寧に描かれていて各話ごとに感情移入でき面白かった。

  • 女の子のキラキラした部分だけを掬い取ったような作品で、
    少女漫画を読み漁った後に小説を書くと、こんな感じになるのかなと思いました。

    「四拍子をもう一度」がお気に入りで、コミカルなやりとりが面白かったです。
    「在校生代表」は、他人のプライバシーをどこまで侵害するつもりかと
    読んでいてハラハラしました。
    よく読むと自己中心的に行動する人物が多いのですが、
    それがまた少女のリアリティを出しているのかもしれません。

  • エンドロールが始まる、がとても良かった。ジンときた。
    笑ってたのは四拍子をもう一度。これは二人の少女の同じ想い、でも別々な想い、というところもよかった。世界が消えてなくなる前に…が本当にツボだった。

  • 高校生の卒業式の短編集。1話目の先生に恋する話、好きだなあ。懐かしいきもちになった。

  • うんうん、なかなかやっぱ朝井リョウ的な学校もの、で良い。時系列的には何者よりも前だよな、調べればわかるんだけど、なんとなくこの後何者に移行?っていうのが自然な気がするね。
    ありそうでなかった「卒業しない」というタイトルは秀逸。

  • 文章がキレイ。
    卒業の日に、きちんと終わらせなければいけないこと。
    終わらせるには、キッカケが必要な時もある。
    自分の意思だけじゃ難しくて。
    「卒業の日」に背中を押されたみんなの物語。

  • やっぱ、いい!!
    朝井リョウの中でこの作品が一番好きかも
    卒業を前にした何人もの女の子の話
    みんなそれぞれ切ない何かを抱えて卒業していく

    もう朝井リョウにはこの作品みたいなのは描けないのかな
    高校生のギリギリの心模様
    絶望と同じくらき希望に溢れてる人生で一瞬の時期
    また描いて欲しいな

  • 甘酸っぱくて、とても良いです!あーいいなぁと。

  • 伸ばした小指のつめはきっと、春のさきっぽにもうすぐ届く。

    最初の一文がほんとに好きで、この本はちょっと手ばなせそうにない。ものがなしくて、がんばれがんばれ、まけるなよって応援したくなる。

  • 朝井リョウの言葉選び。きらきら澄んだ校舎の空気。女子校育ちの私が一生経験することのない甘酸っぱいきらめき。笑。
    エンドロールが始まる/屋上は青/在校生代表/寺田の足の甲はキャベツ/四拍子をもう一度/ふたりの背景/夜明けの中心

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少女は卒業しない (集英社文庫)の作品紹介

取り壊しの決まっている地方の高校、最後の卒業式の一日。少女7人が迎える、それぞれの「別れ」を、瑞々しく繊細に描く。切なくも力強いメッセージが光る全7話。(解説/ロバート・キャンベル)


少女は卒業しない (集英社文庫)の単行本

少女は卒業しない (集英社文庫)のKindle版

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