沖縄コンフィデンシャル ブルードラゴン (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (440ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087455496

感想・レビュー・書評

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  • 沖縄県警を描いた「交錯捜査」の続編。
    前作で事件が解決しないままだったので、今作で事件のその後が描かれるのかと思ったら、全く別の内容でびっくり!
    中国マフィアとの対峙はどこへ行ったのやら…
    この作品、とにかく警官なのに、仕事をしないでさぼっているようなシーンが多い。
    今作も仲良し同期3人プラス米軍のMPのケネスの4人で飲んでいる時に、違法ドラッグで突然倒れた米兵を見つけたことから物語が始まる。
    違法ドラッグを売っていた売人は腕にブルードラゴンの刺青が入っており、その売人が新種のドラッグを格安で観光客などに売っていることから、県警の管轄内で異常な事件が多発する。
    この売人、そしてその上にいるボスの狙いは一体何なのか?
    反町たちは捜査を進めていく。
    と言うストーリーなのだが、とにかく、いろいろ突っ込みどころが満載。
    すぐ仕事を抜け出して、お茶するし、女に会いに行くし、捜査以外のシーンがとにかく多い。そして、肝心の捜査は行き詰ったかと思うと、突然反町がひらめき、裏取りもせずに踏み込んでしまう。そして、いつも空振り。沖縄の事情は分からないけど、沖縄県警はいつもこんな間抜けな捜査をしているのかと思うぐらい、酷い。
    今作では、事件は解決したけど、あまりすっきりしないし、1作目の決着はつかないまま、3作目へ持ち越し。
    やっぱり、この作家さんに警察小説は期待してはいけないのかも…

  • 2020/01/13 3 読了

  • 沖縄コンフィデンシャルシリーズ第2作目キャラ立ちがしっかりしてきた沖縄に対する取材が綿密である面白いが、会話のテンポがやはり気になる前作の反町の与那原から県警への自転車通勤がロードバイクである描写があって合点がいった

  •  読んでいて、堂場さんの小説だっけ?と錯覚してしまいます。(食事にも同僚にも、ダメ出しはしませんが。)

     反町が単独で動きすぎ。情報も漏らしすぎでは?なんかしっくりきません。

著者プロフィール

一九四九年、岡山県玉野市生まれ。九四年「メルト・ダウン」で第1回小説現代推理新人賞、九九年「イントゥルーダー」で第16回サントリーミステリー大賞・読者賞を受賞。他に『ダーティー・ユー』『ミッドナイトイーグル』『M8』『TSUNAMI津波』『東京大洪水』『風をつかまえて』『乱神』『衆愚の果て』『首都感染』『首都崩壊』『富士山噴火』『日本核武装』『神童』『ハリケーン』『官邸襲撃』『紅い砂』『決戦は日曜日』など著書多数

「2022年 『落葉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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