怪談のテープ起こし (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 665
感想 : 68
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087458305

感想・レビュー・書評

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  • 面白かった!それほど怖いとは思わなかったけど、短編集で読みやすいし、後書きまで読んだ時には夢中になってました。

  • 出版社の編集経験のある作者が聞いたり体験したりしたことを元に怪談を書く。
    という設定(だと思いたい)だが、短編の合間にこの本を制作する上で起きた異変も差し込まれており、虚構と現実の曖昧さがより不気味さを増していて良い。
    「留守番の夜」は少し雰囲気が違う作品だが、どれも何の因果も理由もなく怪異に巻き込まれていく様がぞっとして楽しかった。
    また解説が作品や作者についてわかりやすく紹介されており、もう一度読み返したくなった。

  • ひとつひとつはそれほど怖い話ではないのに、一冊通して読むと立派に怖い。作家すごい。

  • ホラー短編集。
    作者の作品はとても好きなのだけれど、
    私の中で「蛇棺葬」を超える作品とはまだ巡り合えず。

    自死した人が最期に残したテープなんて私は絶対聞きたくないな。

  • ■ 1905.
    <読破期間>
    2019/2/7

  • 怖かった!
    面白かった!

  • 自分との相性はすごい良かったからどんどん入り込めるしどんどん読み進められた。
    理解力がないせいだと思われるが終章のクライマックスが少し弱いように感じた。多分あえて、、、うん、、、あえて、、、

  • 怖がりのくせして出先でこんな本を購入。昼間限定で読むようにしていたから時間がかかってしまいました。

    帯が煽る煽る(笑)。ようやく最終章までたどり着いて、どうせフィクション、怖い言うてもフェイクだしと思ったのに、解説がまた煽るのよ。フェイクだと思うのは自由ですけど、みたいな感じで(泣)。

    怖がりでも大丈夫、大丈夫です。でも、ひとりでお風呂に入ったり、公衆トイレに入ったり、エレベーターに乗ったりするときに思い出すこと必至。事故現場に供えられている花を見てもドキッとすること間違いなし。雨の日は黄色い人を探してしまうことでしょう。こえぇ。

  • 単行本は図書館で借りたので、文庫化してようやく手元に。……すいません、次はちゃんと単行本を買います。
    ラストのテープの意味は、少し考えましたが全く分からず。ネットで調べても、誰もまだ解けていないみたいです。止めようと思って別のことを考えても、どうしても頭から離れてくれません。作者の忠告に従って止めたほうが良さそうです。でも、頭から離れない。
    何の気なしにめくった帯の下に、黄色い長靴が見えてどきりとしました。

  • 久しぶりに本格的なジャパニーズホラーに出会った気がする。
    twitterのフォローさんが、「怖い」って言ってたのとタイトルに惹かれて読んでみたら、怖いの怖くないのって、どんどん先が知りたくなる短編集。
    夜中に読むのがおススメです。

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著者プロフィール

三津田信三
奈良県出身。編集者をへて、二〇〇一年『ホラー作家の棲む家』でデビュー。ホラーとミステリを融合させた独特の作風で人気を得る。『水魑の如き沈むもの』で第十回本格ミステリ大賞を受賞。主な作品に『厭魅の如き憑くもの』にはじまる「刀城言耶」シリーズ、『十三の呪』にはじまる「死相学探偵」シリーズ、映画化された『のぞきめ』、戦後まもない北九州の炭鉱を舞台にした『黒面の狐』、これまでにない幽霊屋敷怪談を描く『どこの家にも怖いものはいる』『わざと忌み家を建てて棲む』がある。

「2023年 『そこに無い家に呼ばれる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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