水滸伝 16 馳驟の章 (集英社文庫 き 3-59)

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  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087462517

感想・レビュー・書評

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  • ●1回目 2007.9.16

    王英の恐ろしい経験(笑)
    顧大嫂と孫二娘。危機を察知して難を逃れる李俊。かわいそうな阮小七と李立。

    浪子燕青vs洪青。

    あっというまに残り3巻になってしまった。
    大事に読まなくては。


    ●2回目 2015.1.17

    大戦の合間の小休止。
    その間に進む裏側での熾烈な闘い。
    浪子燕青の活躍が目覚ましい。

  • 前作までのレビューでもちょこっと書いてきたが、やっぱり作中の女性陣の扱い?については大いに不満である。本作に登場する女性たちにはあまりリアリティが感じられないからだ、少なくとも私には。ひたすら惰弱な女、棒のような女、男にとってだけ都合のいい女、妙に完璧すぎる女…最も好感が持てそうな顧大嫂にしても、肝っ玉母さん的なステレオタイプとも見える。孫二娘辺りが身近と言えばそうだが、魅力的には描かれていない。

    追記。みんなして呉用さんのこと嫌い過ぎてて可哀想すぎる(そこまで嫌われる理由がピンと来ない)。その内バチが当たるからなーー!

  • 両陣営とも先の大戦で負った傷を癒す為休戦状態。
    その間も暗闘は繰り返される。
    史文恭がまた暗殺を行う。
    こいつにより、梁山泊の有能な人材が減らされていく。。。
    燕青vs洪青の達人同士の決闘は思わず力が入った!

  • 両陣営とも再軍備で休戦状態。その裏で熾烈な暗闘を続ける青蓮寺と致死軍・飛竜軍。
    暗殺者・史文恭のプロフェッショナルぶり。
    青蓮寺本部を襲撃する致死軍。総帥・袁明に迫る公孫勝。
    燕青と袁明の従者・洪青、達人同士の息を呑む攻防。
    静かで緊迫感のあるシーンが今巻のメイン。
    また夫を失った孫二娘と顧大嫂のやけ酒シーンも見所。
    切ないが逞しい女たちのカッコよさ!
    そして童貫がついに始動!遭遇した史進の遊撃隊を子供扱いするほどの軍神ぶり!
    ここからはノンストップで読破!

  • 今回良かったのは、武松と李逵が活躍したとこですかね、やっぱ。このコンビ超好き!特に李逵!純粋で単純でカワイイやつめ!なのに鬼のような強さ!
    そして王英のバカめ、巵三娘に殺されかけるとは、自業自得だっての!ざまーみやがれ。
    あと孫二娘と顧大嫂は共にダンナを亡くして、酒飲んで、男どもをつぶして…ステキな友情ですなあ(笑)

  • わかっているやりとりなんだけど萌えてしまう公林…「次に会うまで、生きていろよ、公孫勝」ぐう
    そして王英がダメ男だった。
    逆に貞夫である裴宣が死んじゃったの寂しい。
    とりあえず燕青がいつ出てきてもかっこよくて嬉しい。袁明様と洪清を一緒に殺してやる優しさ感じた。
    孫二娘と顧大嫂の酒宴は最高

  • 暗殺と暗殺の巻。拳と拳。浮気と浮気。未亡人と未亡人。

  • 大きな戦が終わり梁山泊、宋国共に地固めをします。

    しかし物語は進んで行くわけで、今回は水面下の戦いが注目されます。

    見所は

    ・史文恭の再始動
    ・達人VS達人
    ・童貫軍に挑む九紋竜
    ・王英の修羅場

    って感じです。

    吉川晃司さんの解説も良かった!

  • 前の戦で両陣ともに小休止といったところ。
    でも、闇の暗闘は続いている。
    闇の大将、公孫勝vs袁明。
    結果が出ましたね~。
    そして、ますます主たる人物が死んでいく梁山泊。
    さらに童貫の出撃間近。
    どうなる??

  • 全ての人物が人間味溢れていて印象的。

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著者プロフィール

北方謙三

一九四七年、佐賀県唐津市に生まれる。七三年、中央大学法学部を卒業。八一年、ハードボイルド小説『弔鐘はるかなり』で注目を集め、八三年『眠りなき夜』で吉川英治文学新人賞、八五年『渇きの街』で日本推理作家協会賞を受賞。八九年『武王の門』で歴史小説にも進出、九一年に『破軍の星』で柴田錬三郎賞、二〇〇四年に『楊家将』で吉川英治文学賞など数々の受賞を誇る。一三年に紫綬褒章受章、一六年に「大水滸伝」シリーズ(全五十一巻)で菊池寛賞を受賞した。二〇年、旭日小綬章受章。『悪党の裔』『道誉なり』『絶海にあらず』『魂の沃野』など著書多数。

「2022年 『楠木正成(下) 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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