水滸伝 16 馳驟の章 (集英社文庫 き 3-59)

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  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087462517

感想・レビュー・書評

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  • 燕青と洪清の究極の暗闘
    静寂の中の気迫
    気と気のぶつかり合い
    自分に敵う者と巡り合い
    闘えることの喜び
    何故か満足出来た

  • 913.6 キ (16) 登録番号8951

  • 最後がハッピーエンドにならないことは誰でも知ってる話なので、ここまで大詰めになるとどうしても話が詰まって来る感じ

    特にこの段階では戦いも単純な白兵戦でなく暗殺や諜報など影の部分が多くなり、話が暗くなっちゃうんだよなあ・・・

  • 16巻も青蓮寺のターン。大きな戦もないし暗殺ばかりで暗鬱。だけど史文恭と袁明が深みを増すし、阿骨打とか李師師とかファンタジーさを出している。また解説がロックンロール吉川晃司。なんだこの句読点使い…(笑)ロックと宋江が一文に詰め込まれている不思議さ…(笑)

  • 暗殺ですね。
    前回の大戦で、なんとなくひとつの時代みたいな大きな山を越えた感があって、その後の話という気がしつつ読み進めていました。
    それにしてもあっさり散っていくなぁ。

  • 女性108星(とその旦那)受難の巻……。
    孫二娘可哀そうだったな……顧大嫂とのクダ巻きっぷりは面白かったけど。

  • ここから先を読むのがつらい。。

  • 勅命による休戦で壊滅をまぬがれた梁山泊は物資、人員など大規模な立て直しを図る。しかしその間にも密やかに暗殺や裏切りの誘いの手が伸びていた…
    大規模な大軍どうしの戦いだった前巻までと違って謀略や諜報活動を中心にストーリーが進む。
    宋ではいよいよ禁軍の童貫がやる気を出して、小手調べに史進と遭遇戦。最初からお前が全力でやれば国の総力戦にならずにすんだのに、という気もするが、童貫のような特異なキャラクタにも共感できるのは作者の筆力のおかげか。
    今回は、暗殺者史文恭が一番印象的だった。

  • 史文恭が大事な二人をまた殺し、漸く死にました。そして呂牛も早く死ね。(;_q)孫二娘と顧大嫂が二人で大暴れする姿に泣き笑いです。物資と人員を補充しながら戦いは新たな局面へ。戦はどう終結するのか。ずっと読み続けたい小説も、あと3冊。

  • 北京大名府の占領で起死回生を打ったが、戦で失われた戦力の回復を目指す。
    戦で見るなら大きくは動かないものの、暗殺などの裏で大きく動く。候健が頑張ってるのに可哀想な、高球との偽装講和交渉や、遼の女真族の操作など。
    梁山泊側で言えば裴宣、柴進という重要人物が再び史文恭に暗殺され、官軍側は青蓮寺のボス袁明が暗殺される。ついに青蓮寺のトップを崩すが、童貫が出てきてまともな戦になり、致死軍の動く余地は少なくなる。

    史文恭死んだなぁ。

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著者プロフィール

北方謙三

一九四七年、佐賀県唐津市に生まれる。七三年、中央大学法学部を卒業。八一年、ハードボイルド小説『弔鐘はるかなり』で注目を集め、八三年『眠りなき夜』で吉川英治文学新人賞、八五年『渇きの街』で日本推理作家協会賞を受賞。八九年『武王の門』で歴史小説にも進出、九一年に『破軍の星』で柴田錬三郎賞、二〇〇四年に『楊家将』で吉川英治文学賞など数々の受賞を誇る。一三年に紫綬褒章受章、一六年に「大水滸伝」シリーズ(全五十一巻)で菊池寛賞を受賞した。二〇年、旭日小綬章受章。『悪党の裔』『道誉なり』『絶海にあらず』『魂の沃野』など著書多数。

「2022年 『楠木正成(下) 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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