- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087472042
感想・レビュー・書評
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可愛い表紙につられて甘い恋愛ものを想像して見事に裏切られました。山本文緒だもんね、しかもシュガーレスだよってあの頃の私を笑ってあげたい。
共感できるものできないものはあったけれどなんだか入ってくる話ばかりで好きです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
現代女性の悲しきリアル
秀逸 -
現代の女性に多い病の短編集が詰まってます。
不安・不満・孤独・アンハッピーなんだけど少し前向きなラストが多いのは好感が持てた。
エロ具合も毒具合も山本先生の描写はけっこう好きです。 -
日常なんて、狡くていい加減でこんなものっていうw。中にはいやバカちゃう?っていうのもあったのに、いい話がない。
まあそういう売りの作家さんらしいけど。これ読んで誰か慰められたり元気になったりするのかな。 -
よかった。
なんか、ほっこりした気持ちになった。
アトピーの話がとっても好き。
この本に書いてあった言葉ではないけれど、病気ではなく、コンプレックスなんだと思う。
それを乗り越えて生きていくんだから、普通の人と同じように見えても、深いし優しいし、厚みがあるだな、と思った。 -
これも何回読み返したのか。傷を負うことと再生のお話、でもあくまで日常の。いるか療法の話と味覚異常の話が好き。あと声を探す話も。同僚の男の子が言うセリフが好き。
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ストレス社会に生きる女性たちの、様々な病気をメインテーマとした短編集。読みやすいし、面白い。恋愛短編集というより仕事とココロのビョウキをテーマにしたお話。2013/288
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群像
秤の上の小さな子供がどうしても気になる。無償に注げるのは自分が空っぽだからというはなし加藤諦三あたりが言いそうな -
初めてちゃんと小説を読んだ、わたしがいろいろな小説を読むきっかけになった一冊。報われたり救われたりそうでなかったり、いろいろな話が詰まっていて本当に感動したのは今でも覚えてる。