めまい (集英社文庫)

著者 : 唯川恵

• 集英社 (2002年6月20日発売)

感想・レビュー・書評

[wandar4193さんの感想 · 2014年12月5日]

本当にこういう作品を書かせると上手いと思う

[usanya3さんの感想 · 2014年9月24日]

青の使者
きれい
耳鳴りにも似て
眼窩の蜜
誰にも渡さない
闇に挿す花
翠の呼び声
嗤う手
降りやまぬ
月光の果て

以上の短編集


この『めまい』と、『刹那に似てせつなく』が唯川恵作品の中でちょっと異種だと聞いた。
確かに後者はちょっとハードボイルドなサスペンスだなぁ～。恋愛小説ではないなとはおもったけれど、このめまいは恋愛小説からの狂気を表したものだと思った。
好きだ惚れたの小説の次のステージでした。

[みまつやさんの感想 · 2014年2月23日]

もはやホラー！全てが。

[booklog-01さんの感想 · 2013年12月20日]

図書館で借りました。こっちはすでに絶版だったのでorz
個人的には「き・れ・い・？」が好き。しかし、あの感じがな…orz
他も良いので読んでみてね。

[maapooiさんの感想 · 2013年11月12日]

これおもしろい!!!!

こういうの大好き。


唯川さんは只の恋愛小説家じゃなかったんだね。


同じ女性だからリアルに書ける女性同士の狂気。

10の短編集なんだけど、どれもハッピーエンドではない。
後味の悪さがすごい。だけど面白い!!!

グロテスクなものからゾッとくる話まで様々。

だけど全く非日常的でない。リアル。


愛する人のために狂えるのは女性だけな気がする。

女性が狂気を併せもつ方が、恐怖が増す気がする。


おもしろかったー。

[yukiyukinoさんの感想 · 2013年10月15日]

ホラーじゃなくてこういう人間の狂気って面白い

[shoco*さんの感想 · 2013年8月4日]

愛と背中合わせの狂気。
おもしろかった。
今の私も危ないかも。

[katatumuruさんの感想 · 2013年7月29日]

全て女性が主人公の短編集。
青い鯉を飼う女。
美容外科医の女。
弱みを握られる女。

さまざまな女が出てきて、恋をからめた恐い話になってる。
作者のあとがきによると、『恋愛小説を書いたつもりです』とあるけど、恋愛小説というにはちょっと不気味すぎる。

短編だしすぐに読めますが、現実離れした話が多くちょっとついていけない感覚でした。
中では「誰にも渡さない」が良かった。

[chiachiineさんの感想 · 2013年7月28日]

あー怖かった！

でもこうゆうの大好き、結局世の中一番怖いものは人間（女）ってことですね。

感想
・青の使者
普通にラスト怖すぎ！金歯！あ、でもあの男ざまみろって思った！

・きれい
ラストの描写も怖いんだけど、どっちかって言うと手術の細かい説明の方が怖かった。

・耳鳴りにも似て
このループ！！あーもうほんと怖いわ！！

・眼窩の蜜
あーもうほんと怖い！うちの姉妹は仲良しでよかったわ～
妹に何もかも奪われるっていうの、うちでは想像できんけど怖いわ。
てかそれより魚の目ん玉食べまくっとる描写のが怖いけどｗ

・翠の呼び声
これはね、正直、あのまま死なせてあげてほしかった・・・
勝手かもしれんけど、何もかも失った状況で、生きる希望を与えてほしくなかった・・・
むしろ生かせるところが唯川恵の残酷さなんか？
なんで猫来ちゃうんだよ！まあ猫来ないとお話にならんげんけどｗ

・降りやまぬ
なんか本心を隠したような書き方ってよくあるけど、
あたしは「あ～主人公はこうゆうこと思ってるんだな」って素直に信じちゃうから、裏が読めなくって、本当はそんな風に思ってたの？！って後で気づけばいいけど、最後までどっちが本心でどっちが強がりかわかんないまま終わることが多い。今回もよくわからなかった。ほんとは「なんか違う・・・」って気づいてたのかなあ

・月光の果て
なんやかんやでこの話だけ純愛だったと思う。
他は愛が狂気に変わってたけど、
これはひねくれたとこからの、まっすぐな愛に変わったという感じ？


とりあえず、私はグロテスクな描写と女のドロドロした心理描写が好きなんだとよくわかったｗ

[sunnyblueさんの感想 · 2012年8月30日]

普段の唯川作品とはちょっと違う！と聞いて読んでみたのだけど唯川さんはやっぱりわたしは楽しめないようだ。もう一歩、もう一歩！と思うのにあっけなく物語が終わってしまう。