- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087480771
感想・レビュー・書評
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騙されて無償で働かされることに。
信頼した人にこれをやられると堪えますが
相手はこれを狙っていたのか、突発的なのか。
仕事を頑張っていると、バンドメンバーの
人間関係やら性格やら問題やらが
浮き出てきたり沈んでみたり。
連れて行くしかなかった子供についても
子供らしいといえばそれまで、です。
やっていた事については、あれですが。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
内容紹介
興奮と熱気にみちたライブ!19歳のロックシンガー・朝子が遭遇する若々しい愛と冒険の日々を描いて感動をよぶ、著者の鮮烈なデビュー作。第2回小説すばる新人賞受賞作。 -
にゃんく作『果てしなく暗い闇と黄金にかがやく満月の物語』、『プロトタイプ』の電子出版を記念しまして、どちらかの作品をご購入いただくと(どちらも150円)、最大で図書カード5000円分などがあたるかもしれないという、キャンペーンを現在実施しております!
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にゃんく作『プロトタイプ』より
2113年、早川那津子が老衰で亡くなった。その日から、未來雄はコアラ型のミニロボットのラウとともに、当局の追跡を逃れながら暮らしはじめる。
未來雄は自身の正体を周囲のにんげんに悟られてはならない。それは彼の破滅を意味する。
そしてはじめての恋。未來雄は愛する女性を捨て身でまもろうとする。しかし彼にはその体に、逃れようのない詛いのような刻印がきざまれているのだった……。
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『ゴッド・ブレイス物語』花村萬月
実力はあるけれど、いまだ陽の目をみないバンドの物語。ゴッド・ブレイスというのは、朝子がボーカルをつとめるバンド名で、ゴッド・ブレス(神の祝福)が訛ったもの。
恋人のイシガミのことを引きずる朝子。ある日、割りのいい条件を提示され、京都へメンバーを引き連れ向かうことになるが・・・。
ドラムのカワサキ、ギターのヨシタケ、ベースのタツミなど、一癖も二癖もあるメンバーの物語を絡めながら、舞台は京都のライブへと雪崩れ込む・・・。
89年、第二回小説すばる新人賞を本作で受賞、萬月のデビュー作だ。
途中、なんで社長と朝子がセックスしはじめるのか、よくわからんです物足りなさもありますが、バンドとか好きな人なら、いいかもしれないです。
89年、第二回小説すばる新人賞を本作で受賞、萬月のデビュー作だ。
途中、なんで社長と朝子がセックスしはじめるのか、よくわからんです。正直物足りない作品だと思いますが(花村萬月さん、すみません)、バンドとか好きな人なら、いいかもしれないです。 -
マンガやな。
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刹那的ながらも、しっかり成長していく登場人物たちの姿が格好いいです。
今を必死に生きてる感じがキラキラしていて応援したい気分になります。 -
【第二回小説すばる新人賞受賞作】
短くサクッと読める分量で、ストーリーも明快でとても読みやすかった。
プロットを意識して読んでみたが、それ以上に、登場人物のキャラに引き込まれた。
「解説」にもあったが、筆者の後の作品にも多く描写されてる「性と暴力」がうまく機能して、発言以上のキャラクターを想像させているのかもしれない。
もう二十年以上も前の作品だが、古くさくは感じなかった。 -
『ベッシー・スミス。自動車事故だ。血がどんどん流れてるけど、医者は誰も彼女を診ようとしなかった ー 色が黒いからさ。ベッシーは、出血多量で死んだんだ。格好いいことを言わせてもらえば、ベッシーの血の色は、何色だったんだろうな?』
『感じるってさ、いいことか、わるいことかわからないね』
『体は立ち直ってるんだ。いいかげん、心もな』
『そォ。おまえ、最近、香水つけすぎじゃない?』
『欲求不満なのよ』
『やらせもしねえくせして、そんなセリフを吐くなよ』
『文句を言いたいなら、ヨシタケくんに直接言いなよ。あたしからヨシタケくんに伝わることを期待してるんじゃ迷惑だよ』
『どォ? 京都は』
『ひかりもこだまも停まるから、えらい』
『気持ちいいだけ、なんて嘘。いつだって痛みがいっしょで、だからあたしたちは一緒にいるんだ。』 -
第2回小説すばる新人賞。
主人公はハードジャズバンド「ゴッドブレイス」のボーカル・朝子。京都のクラブへ演奏の仕事へ出かけるが…。
やさぐれつつも母性あふれる朝子を中心とした、さまざまなタイプの男たちと、朝子の恋愛感を背景に、さくさく話が進む。ヤクザ者はちらほら出てくるが、花村萬月お得意の暴力とセックスはそれほど色濃くない。
クライマックスの円山公園野外音楽堂での演奏の描写がすごい迫力。 -
花村萬月の処女作。当時は衝撃受けました。
暴力描写や性描写が多いので万人向きではありませんが、読了後の印象は結構爽やかです。
読者を限定するので、★3つ。 -
『小説すばる新人賞』第2回(1989年)