- Amazon.co.jp ・本 (307ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087486766
感想・レビュー・書評
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良い話だったけど、泣けるほどではない。
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随分昔に読んだ記憶があるのですが、再読。
山中でのバス事故で突然愛する者を失ってしまった人々の元に届いた死者からのメッセージ。
深夜のバスターミナルに集った人々と偶然居合わせた人々の人間模様が時折ユーモラスな様子を見せつつも交錯して行く。
束の間の奇跡の時を経てそれぞれが新たに歩き出して行く様子に、シンプルながらも生きることの意味を考えさせられる内容です。
死をテーマに置いてはいますがとてもあっさりしているので読みやすい作品だと思います。
少々薄っぺらく感じる部分もあるので物足りなさは否めませんが。 -
午前0時の「忘れもの」とは、何だったのだろう。
死んでしまった恋人に、「一緒に来てくれ」と言われたら、果たしてすんなり受け入れられるだろうか。
愛するということは、永遠を誓うことかもしれない。自分を犠牲にしてでも相手に尽くすことかもしれない。さまざまなかたちがあり、正解なんてない。
けれど、愛するということは、法子のように命をかけて命を守ることであり、金沢老人のように強く大きな心で他人を思いやることであり、淳のように相手の未来を願うことであるのだろう。
午前0時に現れた、死者を乗せたバス。
彼らが残していったものは、まさに愛の余韻であり、生きる勇気である。
常に「冷静」で混乱を避けてきたルミは、死者と生者の再会に立ち会い、何かを感じた。
──生きているって不思議だ。一度きりの人生、何かに打ち込んで真っすぐ前を見て生きたい。──
「生きることが一番すてきなんだ。」
淳の言葉にはっとしたのは、恵だけではなかったはずだ。 -
赤川 次郎 の 午前0時の忘れもの (集英社文庫) →1997年が初版ですがいつ読んでも面白い、一風変わった恋愛ファンタジー
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いい
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ちょっと物足りない感じ。
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集英社文庫の”泣き本”フェアの一冊.バスの転落事故で湖に沈んだ死者たちが,愛する人たちに別れを告げに戻ってくる物語.赤川次郎さんらしい,哀愁と慈愛に満ちた素敵な作品.もちろん泣いちゃった^^;
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凄く内容があっさりしている。もう少し工夫すればとっても面白くなると思う。でも楽しく読めた!
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話の内容はなかなか面白かったんだけど、何だか軽い…。
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最初の方は、なんだなんだ?というかんじで気になっていたから読み進めていたけど…なんだかつまらなくなってしまった。薄い?かんじがして…脚本のようで私にはつまらなかったのかな?とにかくなんだか読む気がなくなってしまいました(´・_・`)